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GUCCI(グッチ)の鬼才デザイナー、アレッサンドロ・ミケーレの世界観にセレブが陶酔

イタリアの老舗ブランドグッチに今世界中のセレブレティーが夢中。新生グッチと言われるストリート感をプラスしたエレガントなアメカジ。グッチ流「エレカジ」が2017年のファッションシーンを席捲。グッチを見事若返らせたデザイナー、アレッサンドロ・ミケーレの世界観とは?

世界的にセレブに愛されるブランド、グッチとは

GUCCI(グッチ)という老舗ブランドの改革

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グッチと言えば1921年にイタリア、フィレンツェに創業された90年以上の歴史を誇る老舗ブランド。創立者はグッチオ・グッチ。元々はレザーアイテムを中心に取り扱うブランドとしてのスタートです。グッチのレザーアイテムは上質でエレガント。特にバッグやレザーグローブの評価の高いブランドでした。グッチが本格的にアパレル分野に進出するのは1970年代の事。レディースのエレガントなドレスやクラシカルなスーツを発表していました。90年代までグッチはメンズウエアーのイメージよりもレディースのドレスの方が印象深いブランドでした。

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90年代に入り老舗ブランドであるグッチが革命ともいえる改革に乗り出します。トムフォードをレディースのデザイナーとして迎え入れ、のちにクリエイティブ・ディレクターとしてグッチ全体の若返りを図ります。トムフォードは服のデザイン以外にもショッパーや内装においても完璧なまでの新生グッチを作り上げます。トムフォードが作り上げたグッチは「グラマラスでsexy」なグッチ像。トムフォードグッチと呼ばれた新生グッチはファッショニスタやセレブを魅了していきます。世界的に大ヒットを記録したトムフォードグッチは日本でもムーブメントを起こします。スタイリストの野口強氏はスタイリングでトムフォードグッチを多用。木村拓哉氏もドラマでグッチを着用するなどトムフォードグッチの勢いは正に飛ぶ鳥を落とす勢い。

トムフォードグッチによる革命的なグッチの若返りから約20年さらなる変化をグッチは迎えました。進化し続ける老舗ブランドグッチ。そして変わり続けるラグジュアリーブランド。鬼才、アレッサンドロ・ミケーレによるグッチが始動しました。

新生GUCCI(グッチ)のデザイナー、アレッサンドロ・ミケーレ

アレッサンドロ・ミケーレとは?

アレッサンドロ・ミケーレはローマ出身の42歳。ミケーレはトムフォード時代からグッチを支えてきた一人。元々フェンディーのシニア・アクセサリーデザイナーだったミケーレはフェンディー退職後2002年にグッチに入社。その才能をトムフォードが著しく買っていたのは有名な話。15年間進化し続けるグッチを見続けてきた人物です。2004年にはトムフォードと共に来日も果たしているミケーレ。当時はグッチのアクセサリー全般のデザイナーだったようです。トムフォードとフリーダ・ジャンニーニのデザインするグッチも最も近い場所で観ていたミケーレの新生グッチ。否が応でも期待が高まります。

新生GUCCI(グッチ)の世界観にセレブが歓喜

GUCCI(グッチ)が魅せるラグジュアリーアメカジ

アレッサンドロ・ミケーレによる新生グッチ。見事に裏切ってくれました。正直あまりの斬新なデザインにいい意味でショックを受けた方も多いはずです。エレガントでsexyなトムフォード、モダンでクラシカルなフリーダ・ジャンニーニのデザインとはまるで違うハードなグッチがそこにはありました。過剰な程の刺繍を施されたスカジャンやジージャン、そしてルーズフィットな革ジャンと言う表現がぴったりと来るライダースジャケット。ボトムはジージャン同様に刺繍の施された古着ライクのデニムや80年代のストリートシーンを連想させるブリーチデニム。新生グッチはラグジュアリーアメカジで目の肥えたファッショニスタに勝負を挑んできました。

GUCCI(グッチ)流ジャポニズムも世界的に注目されている要因

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エレガントなラグジュアリーアメカジをベースにファッション界に殴り込みをかけたアレッサンドロ・ミケーレによるグッチ。アメカジベースの他にもう一つ注目されるべきポイントは「ジャポニズム」新生グッチはジャポニズムとアメカジの融合とも言われています。スカジャンやジージャンに施された刺繍はどことなくオリエンタルな雰囲気が漂うものばかり。シルクのガウンはまるで着物を連想させるようなデザインのモノ。ジャポニズムとアメカジを融合させた過剰なデザイン。いわばエクストリーム感は今までのグッチとは異なる雰囲気。ジャポニズムとアメカジの融合が「ジャパニーズバッドボーイスタイル」へとつながり、所謂「グッチ流チンピラstyle」が完成。このチンピラstyleはグッチから派生し今やトレンドとなっています。2017年の春夏にハードアメカジとチンピラstyleがキーワードとして挙げられてるのは間違いなくグッチに影響です。

GUCCI(グッチ)からまさかの鋲ジャンがリリース

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グッチ流チンピラstyleハードアメカジを象徴するアイテムが鋲ジャンです。グッチからまさか鋲ジャンがリリースされるとは想像さえしていなかった方が多いはずです。流石はアレッサンドロ・ミケーレ、またもいい意味で裏切ってくれます。老舗のラグジュアリーブランドからかなりハードな鋲ジャン。基本的に鋲ジャンはパンクスが着るアイテム。グッチを着る所謂セレブレティーには縁のないitemかと思いきやかなりの話題となりました。SNS上でもグッチの鋲ジャンを着用するセレブの姿をよく見かけます。香取慎吾氏グッチの鋲ジャンを着用して話題となっていました。

GUCCI(グッチ)流ハードアメカジがセレブレティーを虜に

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エレガントとアメカジは本来はかけ離れたモノです。ラグジュアリー感を持たせたアメカジを発表したグッチ。両極端のあるものを融合させた、アレッサンドロ・ミケーレに手腕に世界中のセレブレティーは驚嘆し陶酔しました。ハードアメカジベスなのなのですがグッチの本来持っているラグジュアリーさは決して失っていない新生グッチ。ファッション関係者からも高い評価を得ています。ファッションエディターの祐真朋樹氏もトムフォードグッチ以来本当にグッチのitemが着たくなったと公言しています。

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GUCCI(グッチ)が火付け役のブランドロゴTムーブメント

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グッチが提案するエレガントでラグジュアリーなアメカジstyle。コレクション全体の評価もかなり高いのですがitem一点一点がかなり注目されています。ハイブランドはitemが注目される事も勿論多いのですがコレクションの流れやショーが評価される点が非常に多い。つまり全体の流れからitemに目が行くと言った感じです。トムフォードグッチやフリーダ・ジャンニーニのグッチはランウェイ評価が頗る高かった。新生グッチでは全体の流れよりもitemが注目されている点も面白い。中でもセレブレティーが夢中になっているアイテムがロゴTです。80年代90年代のブランドロゴをプリントしたアイテムやTシャツが大ブレークしました。ロゴitemの流れはスタッフブルゾンから来ているという説もあります。

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今回ブランドロゴが堂々と入ったTシャツがグッチからリリース。本来ブランドロゴの入ったアイテムはあまりトレンディーとはされてこなかったアイテムです。しかし勝負師でもあるアレッサンドロ・ミケーレはあえてランウェイでブランドロゴTシャツを展開。彼が選んだロゴTシャツはクラシカルグッチロゴのTシャツ。このブランドロゴTがミケーレの作るエレガントアメカジに非常にマッチ。やりすぎアメカジ&80年代の空気感を表現。80年代90年代にファッションの洗礼を受けたセレブには懐かしく若きファッショニスタには新鮮に映る80年代styleからのロゴTシャツは今バカ売れ。やりすぎ感といい意味での分かりやすさ、そしてカジュアルな雰囲気でブランドロゴTシャツムーブメントを巻き起こしています。

GUCCI(グッチ)のブランドロゴTシャツがここまでブレークしているワケとは?

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グッチのロゴTシャツがブレークしている背景にはハイブランドのストリート化やカジュアル化が大きく影響しています。さらに大きな理由はSNSと言われています。一般のファッショニスタもハリウッドスター並みに世界に情報を瞬時に発信できる時代、そして流行は今やSNAからとも言われています。ブランドロゴの大きく入ったTシャツは分かりやすい。どこのブランドを着ているのは瞬時に分かります。ブランド名を見ればどこで買えるかが分かる。この連鎖もロゴTシャツが世界中でブレークしている理由に思います。

GUCCI(グッチ)のやりすぎ感さえ感じるstyleが評価されるワケとは?

ノームコアやミニマリズムの反動も大きい

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過剰なデザインとも受け取れるグッチのエクストリームデザイン。アメカジベースでありジャパニズムも感じられるジャパニーズバッドボーイstyle。着物のような刺繍入りのガウンのリリースもあるグッチ。日本の不良、つまりチンピラstyleを全面的に押し出したやりすぎ感のあるデザインが今何故ここまで評価されるのか?一昨年流行ったノームコアやミニマリズムが大きく影響しているように思います。余分なモノをそぎ落とした究極にシンプルなスタイルはやはり面白みに欠けてしまいます。シンプルで上質なモノであるミニマリズムがシンプルでデイリーなモノへと解釈され、デザイン性のあるハイブランドが売れなくなってきている現状へのアンチテーゼにも感じるグッチのデザイン。シンプルなモノが流行れば派手なモノが流行るのは道理と言われてしまえばそれでおしまいですが、グッチの過剰なデザインが評価されている点においては、人と違うものが欲しいと純粋に思うファッショニスタからの答えに感じます。

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アレッサンドロ・ミケーレ率いるGUCCI(グッチ)にさらなる期待

全く異なる表情を見せてくれる鬼才が作り上げるグッチ

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老舗ビッグブランドのデザイナー交代劇が続くここ最近。特にグッチはデザイナーによって本当にカラーが代わるブランドです。トムフォード、フリーダ・ジャンニーニに続く3人目のグッチのクリエイティブディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレ。メンズレディスのミクスチャーのランウェイショーでも話題を作った彼。ハードアメカジの中に見せるフェミニンな雰囲気は今までの二人の偉大なデザイナとはまったくもって異質です。さらに加速していくことが間違いないレッサンドロ・ミケーレグッチ。今後もまったくもって目が離せません。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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