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~クラフトビールの魅力に迫る~

暖かな日差しが気持の良い季節になってきましたね。都内では3月初旬からちらほらと、ビアガーデンがオープンしているのはご存知でしょうか。やはり、暖かくなってくると、ビールが飲みたくなりますよね。今回は、そんなビールの中でも、「クラフトビール」の魅力に迫ります。

【クラフトビールとは?】

・普通のビールとクラフトビールの違いは?

日本国内で現段階では、クラフトビールと、大手ビール会社の出しているような一般的なビールとの間に、ビールと発泡酒に税法上の区別があるような形での区別はありません。
そんな中、世間一般に言われているのが「地ビール=クラフトビール」
「地ビール」とは、年間60kLの醸造で取得できる「ビール醸造免許」を所有している醸造所が作るビールです。
ビール醸造免許は、1995年までは年間2000kLの醸造設備を持たなければ取得できませんでした。それと比べると、かなり小規模での醸造が可能になったわけです。そのため、小規模醸造所が増え、日本国内だけでも、その数は200か所を超えると言われます。こういった小規模の場で作られるビールが、「地ビール」と言われ、日本各地のバラエティー豊かな名水や、酵母の持つコクを味わうことが出来るビールが増えてきたのです。

・ビールの分類方法を知りたい

①酵母による分け方

ビールには様々な分類の仕方があります。まずは酵母の種類による分け方。
低温で発酵させる酵母を使用して醸造した、「下面発酵酵母ビール」と、高温で発酵させる酵母を使用して醸造した、「上面発酵酵母ビール」があります。

②色による分け方

次は色です。通常の淡色ビールと、中濃色ビール、濃色ビールなど。この色の差は、原料である麦芽の種類や品質、砂糖などの添加の有無や、発酵の仕方で変わります。

③熱処理の有無や原料による分け方

酵母等による変質を防ぐために、熱による処理をする場合があります。この処理をしていないビールが、「生ビール」です。熱処理をしない生ビールでも、ろ過処理を行うためのため、身体に良いとされるビール酵母の栄養素はほぼ取り除かれてしまいます。
原料では、麦芽100%ビールと、米・コーン・スターチ等の副原料を使用したビールに分けられます。大量生産のビールの場合、GMO(遺伝子組み換え)のコーンスターチや米などを使用している場合が多いと言われているので、この点でクラフトビールは醸造元に直接確認ができるため、安心かもしれません。

【押さえておきたいビールの種類】

・ピルスナー

ビールといえばこれ、という「ピルスナー」。1842年にチェコにある、ピルゼンの市民醸造所でつくられたピルスナーウルケルがオリジナルです。下面発酵ビールで、ホップの香りが際立ち、強い苦みがありますが、その中に軽い甘みとコクが感じられます。淡色ビールで、このタイプは世界中に最も普及しており、日本の淡色ビールもこのタイプに属します。
日本人の多くは、このピルスナーしか飲まずに一生を終えてしまっているのが現状です。

・エール

イギリスで発展した上面発酵ビールで、淡色でホップの香味を効かせたペールエールが代表的です。日本のバーでよく見られるタイプです。
ビール専門店などで置かれている、IPAもエールの一種で、ローズマリーを使用した料理に良く合います。

・ホワイトビール

ベルギー発祥の上面発酵ビールです。大麦麦芽に生の小麦を50%まで加え、コリアンダーやオレンジピールで香りづけしたもので、たんぱくな味の食材を使用した料理と良く合い、どちらかというと肉より魚との相性が良いです。日本では女性に人気のビールです。

・ヴァイツェン

ヴァイツェンはドイツ語で「小麦」の意味です。50~70%もの小麦麦芽を使用しているため、泡立ちが良いのが特徴です。上面発酵ビールに分類されます。発酵中にクローブやバナナのような香りが発生し、ホップの香りは弱く、苦みは少ないです。炭酸ガス含量が高く、清涼感があります。白ソーセージや、プレッツェルとの相性は抜群です。

・ポーター

カラメル、チョコレート、コーヒーなどの香りが混然と感じられる濃厚な麦芽の風味を持つ上面発酵ビールです。ロンドンのポーター(荷物を運搬する人)が好んで飲んだところから、この名が付いたと言われています。19世紀中頃にスタウトが現れて急激に衰退しました。スモークサーモンと併せれば、香りの相乗効果が楽しめます。コーヒーにミルクがあるのと同じく、濃厚な苦みをもつこのビールにはクリームチーズも良く合います。

・スタウト

1847年イギリスで原料に砂糖の使用が許可され、ポーターの製法時に砂糖を添加して作られたビールです。jギネスを代表とする濃厚でホップの苦味の強い濃色ビールのほかに、スイートスタウトと称される低発酵性の甘いスタウトもつくられています。ポーターと同じく、上面発酵ビールです。

【クラフトビールの魅力とは】

・種類豊富、特徴のある味

クラフトビールは、世界各地で作られており、数え切れないほどの種類があります。大まかな分類はできても、飲んでみなければその味は分かりません。
種類によって、合う食材や料理も異なってきます。

・手作り感と安心感

小規模醸造所が作っていることから、メーカーそれぞれの特徴があります。味だけでなく、瓶のラベルに注目するのも面白いかもしれません。
そして、クラフトビールの特徴の一つとしてあげられるのが、ろ過過程でビール酵母が少量残っている場合があることです。ビール酵母にはたくさんの栄養素が含まれているので、原材料や生産工程が不安な第3のビールや、発泡酒と比べて、安心感があるだけでなく、身体に良い可能性だってあるのです。

【まとめ】

クラフトビールの世界は奥深く、私もまだまだ勉強が足りません。
ただ、安価なビールよりも、味や質の良さは格段に上と言っても過言ではないでしょう。種類豊富なだけ、楽しみ方も無限大です。
今年のビアガーデンは、「クラフトビールが飲める」ということを、選ぶ視点に加えてみてはいかがでしょうか。

INTRODUCTION of THE WRITER

FOOD & HEALTH
name. FOOD & HEALTH
管理栄養士として保健指導業務をこなす傍ら、
日々健康とは何かと模索しています。

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