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電気自動車で競うF1カー! "フォーミュラーE"とは?

フォーミュラー1は自動車レースの最高峰としての地位と歴史を築いています。そして多くの若きドライバーたちは、フォーミュラー1でのシートを手にするために、数々のレースで腕を磨いています。近年、エコを意識した車、ハイブリッド車や電気自動車などが多く街を走っています。そんな中で、フォーミュラーにもフォーミュラーEという電気自動車で競うカテゴリーが誕生しました。そんなフォーミュラーEについて紹介していきます。

フォーミュラーE

フォーミュラーEとは?

フォーミュラーEとは、フォーミュラーEVカー(電気自動車)によるモータースポーツ世界選手権のことです。2014年9月よりFIA フォーミュラE選手権として開催されており、それぞれのレースはグランプリならぬePrixと呼ばれています。2012年にFIAより新しいシリーズとしての設立が発表されました。地球温暖化を始めとする数々の環境問題の原因となっている排出ガスの問題提起と、電気自動車の普及を目的として設立されました。モータースポーツとして初の全レース公道レースとなっています。オフィシャルカーにはフォーミュラE公式パートナーであるBMWi8を2台、オフィシャルカーにはi3を2台を提供しています。電気自動車はバッテリーに制限があることから、レース中にドライバーがマシンを乗り換えるというルールや、「ファンブースト」と呼ばれる新しいルールなど、従来のレースと異なったルールがいくつか採用されている点も特徴的です。マシンの動力性能はフォーミュラー3並で、0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は225km/hと制限されています。

フォーミュラーEカーの特徴

フォーミュラーEのマシンは、フォーミュラーカーと呼ばれる形態でホイールがむき出し、オープンコックピットとなっています。これはフォーミュラー1とも類似しています。しかし、電気自動車であることから、内燃エンジンを搭載せず、バッテリーとモータを搭載しています。200kgのリチウムイオン電池(携帯電話4000台分)を搭載しています。ドライバーはバッテリー残量を計算しながら勝利を目指す必要があります。出力できるパワーには制限があり、最大出力は予選で200kW、決勝レースでは170kWまでとなっていますが、「ファンブースト」と言われる、レース直前のファン投票によって選ばれた3名のドライバーだけが決勝レースで5秒間200kW(フルパワー)使うことができるというおもしろいルールがあります。

フォーミュラーE参戦チーム一覧

ABTシェフラー アウディスポーツ(ドイツ)
ドイツの競合レースチームABTスポーツラインが参戦

アンドレッティ(アメリカ)
マイケル・アンドレッティが率いるアメリカの名門チーム

ファラデーフューチャー ドラゴン レーシング(アメリカ)
アメリカ・インディカーシリーズのトップチームが参戦

DSヴァージン レーシング(イギリス)
イギリス、ヴァージングループの会長、サー・リチャード・ブランソンが設立したチーム

マヒンドラ レーシング(インド)
インドの自動車メーカー、マヒンドラのチーム

ヴェンチュリー(モナコ)
レオナルド・ディカプリオと、モナコ拠点のフランスの老舗自動車メーカー、ヴェンチュリーが共同で立ち上げたフォーミュラーEチーム

パナソニック ジャガーレーシング(イギリス)
イギリスの名門ジャガーと、日本が世界に誇る電機メーカのパナソニックがダッグを組み参戦

テチーター(中国)
2016/17年、3rdシーズンから参戦する中国の新興チーム

ルノー e.ダムス(フランス)
2連続で優勝している強豪チーム。アイルトン・セナとのライバル関係で知られている元F1王者のアラン・プロストと、フランスのレーシングチームであるDAMSが共同で立ち上げたチーム

フォーミュラーEに対する批判的な見方

フォーミュラーEは従来のレースと大きく異なる点が多いため、数々の批判にさらされてきています。マシンのスペックがF3レベルであることや、レース中にマシンを乗り換える必要がある点、そして、電気自動車で走行音が静かで、エンジン音がゼロなため、レース中にBGMが流されるといった点が非難されることがよくあります。F1のチャンピオンに何度も輝いているセバスチャン・ベッテルからは「くだらない」と、伝説的なF1ドライバーであるニキ・ラウダからは「モータースポーツ」ではないと批判されたりしています。また、ドライバーがF1で勝てなくなった人や、他のシリーズを掛け持ちしている人が多く、F1を超えるシリーズになれるのかは怪しいと言った点もあります。

環境を意識したこれからのレース、フォーミュラーE

フォーミュラーEについて紹介してきました。フォーミュラーEには、多くの点で従来のレースと異なるため、批判的な意見があることは事実です。しかし、フォーミュラーEというカテゴリーが生まれたきっかけを考えると、電気自動車でレースをするということに大きな意味があるのではないでしょうか。そんな考えを持ちつつ、レースを楽しむことができれば、フォーミュラー1にも負けないおもしろいレースになるはずです。

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tenikoh
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高級車の記事をメインに、資産運用についても紹介していきます。

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