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薬膳から見る、春に良い食材

朝晩の気温差や、湿度の変化、部署の移動、転勤など、春は体にも心にも、いろいろな変化が起き体調を崩しやすい時期です。そんな「春」の過ごし方を、薬膳の考え方を通してみてみましょう。

薬膳とは

健康維持や健康増進,病気の予防・治療,不老長寿などを目的とした中国発祥の料理,献立。日々の食事(食養生)は薬の投与と源は同じである,とする中国古来の思想(薬食同源)から生まれた。中国最古の医書『黄帝内経』の『素問』には穀畜菜果(一般の食物)をとることが健康保持の基本であるという記述がみられる。薬膳では,すべての食物は五味(酸味,苦味,甘味,辛味,塩味)と五性(熱性,温性,平性,涼性,寒性)の特性をもつと考えられる。目的の効果を得るためには,五味五性をいかして食材を選ぶこと,さらに摂取する人の体の状態や体質,気候との適合を考慮することが重視される。漢方薬や生薬を用いる場合https://h-stylebook.com/wp-admin/post.php?post=8713&action=edit#も多い。

薬膳とは、簡単に言えば、食事によって不調を改善することです。
そのための考え方として、陰陽五行説があり、自然界や人の身体について、この陰陽五行説を用いて考えることで、食べ物を使用して、体調を整えることが出来ます。

春の体内の様子

暖かくなってくると、血の巡りが良くなり、「肝」の働きが活発になります。ここでいう「肝」とは、主に「肝臓」と思っていただくと良いでしょう。
東洋医学では、相性相克の関係というものがあり、肝臓が活発になると、胃腸の働きが弱くなりやすいと考えます。
また、春に吹く風によって、喉や鼻などの風邪、花粉症、肌荒れがもたらされるほか、暖房などの風にあたることによっても、体調を崩しやすいと考えます。
春は心も動き出します。なんだかソワソワ、ウキウキ、落ち着かない方も多いのではないでしょうか。この心の動きを無理に押さえつけてしまうと、鬱などを発症しやすくなります。天気の良い日は外に出たり、気分転換をするよう心掛け、外の陽気に合わせて動くようにしましょう。

春は解毒の時期

春は、冬の間に溜まった「毒」を解毒する時期になります。
春に採れる、フキノトウやタラの芽は程よい苦みを持っており、解毒作用があります。
上記2つ以外でのお勧めは、春菊やセロリ、菜の花、ミントなどです。
あまりいっぺんにたくさん食べてしまうと、自律神経が乱れるなどの恐れがあるため、摂り過ぎは禁物です。

弱りやすい胃腸の働きを助ける「甘味」と「苦味」

肝が活発になるため、胃腸が弱りやすいのですが、胃腸の働きを助けるのは「甘味」や「苦味」のある食材です。
「甘味」は、砂糖ではなく、自然の甘味を持つもので、カブや大根、キャベツなどが良いでしょう。
その他の食材では、よく煮たゴボウや、人参、やまのいも、はちみつなども胃腸の働きを助けてくれます。
「苦味」は、上記の解毒作用のあるものを基本的に摂るようにすると良いでしょう。

冬のまま、「肝」が活発にならない場合

「肝」の機能を調整する働きを持つのは、「酸味」のあるものです。歓送迎会の時期ですので、飲み過ぎで肝臓が弱ってい締まっている方は、酸味のある食材を摂ると良いでしょう。季節の果物や、酢を使用した料理、梅干しなどがお勧めです。

まとめ

春は色々な変化が始まる時期です。
心も体も無理をせずに、上手に気分転換をしながら、春に旬を迎える食材を摂るようにしましょう。
季節の変化や、環境の変化に身を任せ、自然の流れに乗ることで、私たちは心身ともに健康になれるかもしれません。

INTRODUCTION of THE WRITER

FOOD & HEALTH
name. FOOD & HEALTH
管理栄養士として保健指導業務をこなす傍ら、
日々健康とは何かと模索しています。

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