昼間の日差しは暖かく気持ちがいいのに、風が冷たくて寒く感じることが多いこの季節。 そんな冷えてしまった体に優しいホットドリンクはいかがですか? 甘いおやつを添えて一息つけば、心も体もポカポカに温まります!
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日本の桜茶を召し上がれ
日本には緑茶やほうじ茶など様々な種類のお茶がありますが、この時期のオススメは桜茶。
お茶と言っても桜の花の塩漬けにお湯を注いで頂く飲み物なので、桜湯とも呼ばれます。
お湯を注いだ瞬間にふわりと桜の香りがたち、湯呑みの中で桜が開く様子はとても美しくて、結納や結婚式などのおめでたい席で喜ばれる飲み物です。
見た目の美しさだけでも嬉しいのですが、桜茶にはポリフェノールよりも高い抗酸化作用や抗菌作用があって、美容効果が期待できるのだとか。綺麗なだけでなくありがたい飲み物ですね。
桜茶のお供に、「さくらの夢見屋」のお団子を
桜茶に桜餅!と桜尽くしのティータイムも良いですが、ここでは鎌倉にある「さくらの夢見屋」のお団子たちをオススメします。ベーシックなみたらしから、いちご大福のお団子バージョンまで楽しめるお団子屋さん。
豊富な種類のポップなお団子たちはどれも食べてみたい!選ぶのに苦労しそうです!
桜茶とお団子、春の日差し。これ以上ない贅沢な時間を過ごせそうです。
花冷えの季節は、紅茶も捨てがたい
イギリスと言えば紅茶、と言うくらい多くの人から親しまれている紅茶。ストレートにミルクティー、最近はフレーバーティーなどもたくさん種類が出ていて、色んな香りが楽しめます。
紅茶の楽しみ方として知られるのがアフターヌーンティー。サンドイッチなどの軽食や、スコーンやケーキなどのお菓子類を紅茶で頂くのが主流です。
フルセットのアフターヌーンティーも良いけれど、手軽に楽しみたい方にはクリームティーがオススメ。
スコーンにクロテッドクリームとジャムを添えて紅茶で頂くのが本場流。
クロテッドクリームとはバターと生クリームの間くらいの、脂肪分が60%の乳製品。濃厚なのにさっぱりとした口当たりでスコーンには欠かせないクリームです。
日本でもデパートや通販で購入することができます。
バノフィーパイをお供に、もっとゆっくりとしたひと時を
もっとまったりスイーツを楽しみたいなら、イギリス中から愛されているバノフィーパイを。
スイーツの美味しいことで有名なイギリスですが、その中でもバノフィーパイは別格です。トフィー(コンデンスミルクをキャラメル状にしたもの)、バナナ、生クリームをタルトに近いパイ生地に流し込んで冷やし固めたイギリスの定番スイーツ。濃厚ですがしつこくない甘さで、紅茶との相性は抜群です。
寒さの厳しい時期はスビテンを
極寒のロシアではウォッカで体を温めるイメージがありますが、子供から大人まで楽しめるホットドリンクといえばこのスビテンです。
スビテンはお湯に蜂蜜とスパイスを加えて煮詰めたドリンクですが、ワインを使ってホットワインとして頂くこともあるそうです。スパイスは好みのもので良いですが、代表的なものとして、ショウガ、シナモン、ナツメグ、カルダモンなどがあります。ラズベリージャムを加えても美味しいです。
たっぷりのスパイスが効いて体がポカポカになりますし、スパイスを組み合わせてオリジナルのスビテンが作れるのも楽しいですね。
甘いスビテンのお供にはあっさり美味しいシルニキをどうぞ。
ロシアだけでなくポーランドやウクライナなどでも愛されるパンケーキです。
スビテンのお供には、あっさり美味しいシルニキを
クワルクというフレッシュチーズで作られるこのパンケーキは、焼くのではなく揚げるのが特徴。お好みでレーズンなどを加えた生地を高温の油で一気にあげ、外はパリパリ、中はもっちりクリーミーに仕上げたら、サワークリームやジャムをかけて頂きます。
ロシアでは朝食としても愛されるシルニキ。
クワルクは通販で購入することができますが、
チーズをカッテージチーズやクリームチーズにアレンジしても美味しいシルニキが作れるようです。
フルーツもたっぷり添えて、スビテンと一緒にどうぞ!
花冷えがおさまれば本格的な春の陽気はすぐそこに。
この季節にこそ美味しいホットドリンクとスイーツで、暖かな春の訪れを待ちましょう。
- name. 佐藤 都
- 映画好き。英語・スペイン語勉強中。