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絶対的存在感! ハイエンドなライダースをリリースするラグジュアリーブランド4選

今最も気になるアウターであるライダース。バイカーズウエアとして誕生したバイク乗りの為のレザージャケットは今ではリュクスなスタイルにも欠かせないアイテムとなっています。ヘビーでタフなレザーを使用したアメリカンテイストなレザージャケットであったライダースは、今ではハイエンドなラグジュアリーブランドが最も力を入れるアイテムに格上げされました。今回はセレブレティーを虜にする、ハイエンドでグラマラスなライダースをリリースするブランドをピックアップしてご紹介させていただきます。

ライダースとは?

バイク乗りの為のレザージャケット

ライダースとはバイク乗りの為のレザージャケットの事を指します。ファッションとしてではなく、防寒性と安全性を考慮して生まれたアイテムです。ライダースジャケットが登場した当時は、バイクに乗る為だけのアイテムであり、安全服としての機能が重視されていました。

転倒したライダーをケガから守るために、ライダースには分厚いレザーを用いる事が常とされました。つまり、バイク乗り以外はライダースを着る事は少なかったようです。

一般的にライダースが市場に出回るのは1931年、バイクメーカーの”ハレーダビッドソン”がシングルライダースを売り出した事がきっかけと言われています。注文服ではない既製品のライダースとしてはハーレダビッドソンがライダースジャケットの元祖と言われています。

しかし、ライダースに関しては実は詳しく分かっていないことも多く、オーダーメイドでは1930年以前にもライダースジャケットの制作は行われていたといわれています。

ちなみに、ダブルライダースはトレンチコートがベースとなっているとも言われています。

ライダースが不良のアイコンとなった1950年代

バイカーズのバイブル”乱暴者”が公開

ライダースジャケットがファッションとして、認知されたのが1950年代。”ダブルライダース=アウトサイダー”のイメージがファッションにつながります。ライダースが不良少年のアイコンとなったきっかけは、バイカーズ映画の金字塔、”乱暴者”の公開が大きく影響しています。今でもバイク乗りのバイブルとして語り継がれる”乱暴者”。主人公であるローマン・ブランドが暴走族のリーダーを演じ、その時のスタイルがダブルライダースにデニムそして足元にはエンジニアブーツ。このタフでワイルドなスタイルはバイカ―のみならず、アメリカ中の若者に大きな影響を与えました。

特にダブルライダースにロールアップしたデニムを合わせるスタイルはアメリカの不良少年の定番スタイルとして根付き、ハードアメカジのベースとなりました。

日本でも80年代から90年代に大ブレークした”渋カジ”もバイカーズスタイルが多く係わっています。
ちなみにイギリスでは社会に与える影響が大きすぎるとの理由から、15年間上映禁止とされていました。

それでも、イギリスの若者はcoolにライダースを着こなす、ローマンブランドのピンナップを入手し、ライダースジャケットの着こなしを研究したといわれています。

ハイエンドなライダースをリリースするラグジュアリーブランド4選

サンローラン(SAINT LAURENT)

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セレブを中心に空前のダブルライダースブームが到来。火付け役はエディ・スリマン率いるサンローランです。イヴ・サンローランからサンローランへブランド名を一新するという大胆な試みも話題となったエディ・サンローラン。

ディオール・オム勇退後4年の沈黙を破り、カムバックした古巣であるサンローランを完全にエディ色に染めた2012年。

エディの得意とするナイーブで繊細なロックテイストなデザインはサンローランのイメージを大きく変え、熱狂的なサンローランファンを生みました。

ファーストコレクションからライダースのリリースは目立ち、特にダブルライダースの人気は圧倒的。50万円オーバーするライダースがあっという間に完売するという信じられない現象が起きました。

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エディ・スリマンのファッション業界復帰を祝うかのように、ディオール・オム時代からのエディファンがこぞってライダースを買い求めたこともあり、セレブ御用達ライダースのイメージがサンローランに定着しました。

ディオール・オム時代より、エディの手がけるタイトでロックテイスト溢れるライダースは定評がありました。サンローランではさらに色っぽく、グラマラスなライダースを展開。

エディはサンローランのクリエイティブ・ディレクターを務める際に、ライダースをサンローランのラインナップとして加える事を条件にしたという説もあります。

エディが作り上げた新生サンローランでライダースがリリースされなかったシーズンは一度もありませんでした。サンローランは4年間ライダースをリリースし続け、”サンローランのスタイルはライダースがベース”と言うイメージを確立させました。

ファッションアイコンとしても、着こなしが注目させれるエディ。彼がライダースを頻繁に着用した事もあり、サンローランのアイテムの中で、ライダースは最も高いセールスを記録するアイテムとなりました。

Tシャツにタイトなスキニーデニム、その上にダブルライダースを羽織る定番スタイルも人気でしたが、ジャケット代わりにダブルライダースを羽織る富裕層も現れ、サンローランのライダースは活躍の幅を大いに広げました。

予てより噂されていたエディ・スリマンのサンローラン勇退。それが現実のものとなった、2016年の4月。2017年春夏コレクションにより、エディ・スリマンからバトンを受け継いだアンソニー・ヴァカレロ。

ヴァカレロが手掛ける新生サンローランからもライダースのリリースは目立ちます。特に2017-18年の秋冬コレクションではショー全体を通じてレザーアイテムがかなりの割合を占めていました。

サンローランらしいタイトなスキニーパンツにタートルネックニット、そしてライダースやレザージャケットを合わせる80年代の雰囲気が漂うスタイリングも新鮮でした。

少年性の持つ独特な脆さや危うさをナイーブなデザインで表現したエディ・サンローランより、グラマラスでよりセクシーさを増したように感じる、ヴァカレロ・サンローラン。

ヴァカレロ・サンローランからリリースされるグラマラスな大人の色気が立ち込めるライダースも富裕層御用達itemになる事は間違いありません。

アンソニー・ヴァカレロが魅せる今季の秋冬ルックでヴィンテージ加工のダブルライダースにプリーツ入りのルーズなスラックスを合わせるこなれたスタイルは富裕層の間でブレーク必至です。

ちなみに売り切れ必至のペイントライダースの金額は約70万円です。

リックオウエンス(Rick Owens)

ハリウッドセレブやロックセレブご用達ブランドとしても名高いリックオウエンス。リックオウエンスはアメリカ人デザイナーリックオウエンス氏が1997年に創立したブランドです。

パターンとカッティングを徹底的に学び、パタンナーとしても活躍していたリックオウエンス。パートナーである、ミシェル・ラミーのパタンナーを8年間務めた経験もあります。注目を集めるのは、2002年の初めてのランウェイ。ニューヨークコレクションに参戦したリックオウエンスは一躍ファッショニスタの目に留まります。

2004年から活動の場をパリに移し更なる飛躍を遂げます。黒を貴重としたダークでミニマムなアイテムが多く、美しいドレープを生かしたアイテムがリックオウエンスの特徴です。所謂、流行から、一線を画した独特のデザインとカラーリングを押し出すブランドで、玄人受けのいいブランドともいえます。

ファッションに精通した富裕層やファッション関係者に熱狂的なファンを多持つブランドで、同業者からもリスペクトを受けるブランドとしても知られています。

セレブレティーに愛用者が非常に多く、ロックセレブとしてもお馴染みのレニークラヴィッツはライブでもリックオウエンスを頻繁に着用しています。

ライブ衣装としてだけではなく、プライベートでも愛用するブランドのようで、パパラッチによるスナップでもリックオウエンスのライダースを着用している姿が確認されています。ハイエンドなレザーアイテムを好むレニー・クラヴィッツが愛用するリックオウエンスのライダースは間違いなくリュクスな一品です。

レザーウエア好きでも知られる、ハリウッドきっての伊達男ブランドピットもリックオウエンスのライダースの愛用者です。

リックオウエンスのライダースは体にフィットするタイトなシルエットが特徴です。分厚い肉厚なレザーよりもしなやかな薄手のレザーを使用することが多く、シャツのような着心地。
タイトにフィットするデザインですが、窮屈さを感じさせないカッティングやパターンもリックオウエンスの特徴です。

永きに渡りパタンナーとして活躍してきたリックオウエンスだからこその成せる、究極の着心地も富裕層を虜にしている理由です。

デザイナーである、リックオウエンス自身もライダースを頻繁に着用しており、日々ライダースのデザインや着心地について追及しているとのことです。

毎シーズンリリースされるライダースはリックオウエンスを代表するアイテムといっても過言ではありません。

ベーシックなライダースの要素にモードなエッセンスを加えたリックオウエンスのライダースはまさに唯一無二のアイテムです。薄手のライダースのため、オールシーズン着用されるファッショニスタも多い。

流行を気にしない、独特の空気感さえ感じるリックオウエンスのライダースは洋服を知り尽くしたセレブレティーを満足させる為のアイテムとも言えます。

カリスマ的人気を誇るデザイナーでもある、リックオウエンス。鍛え上げられたストイックな体にリックオウエンスのライダースは非常に映える。

リック氏のシンプルなライダース着こなしは世界中のセレブやファッショニスタの注目の的です。

クロムハーツ(chrome hearts)

ハイエンドなライダースとして外す事のできないクロムハーツ。ライダースはクロムハーツを象徴するアイテムであり、クロムハーツはライダースか始まったブランドでもあります。クロムハーツのライダースはデザイナーであるリチャード氏が、バイクに乗る為のバイカーズジャケットが欲しくて製作したことが始まりです。

つまり、リアルなライダースジャケットとしてスタートを切っています。既成のライダースジャケットを散々着倒し、オーダーメイドでも納得のいくレザーライダースに辿り着けなかったリチャード氏の理想のカタチこそがクロムハーツのライダースです。

クロムハーツのライダースは最上級のレザーを使用して製作されます。フランスブランドの頂点に君臨するエルメスさえも舌を巻く、ハイクラスのレザーを使用したクロムハーツのライダースまさに至高のライダースと言っても過言ではありません。

クロムハーツのライダースはタフで重厚感のある”ライダース然”とした佇まいが特徴的です。分厚い黒革のダブルライダースにハンドメイドのシルバーパーツが妖艶な光を放ちます。

クロムハーツのシルバーアクセサリーは、ライダースに使われているシルバーパーツから生まれたアイテムです。クロムハーツのライダースにあしらわれているシルバーパーツの緻密さに感動した、顧客から「このパーツを使ってシルバーアクセサリーを製作して欲しい」とのオーダーが入るようになります。こうしてクロムハーツシルバーアクセサリーは誕生しました。

元々黒革のタフなダブルライダースがメインのクロムハーツでしたが、今ではかなりカラーバリエーションも豊富です。デザインもダブルライダース以外にも様々なラインアップも存在します。

ファッショニスタにクロムハーツのライダースの愛用者が多く、コムデギャルソンの川久保玲女史もクロムハーツのライダースを愛用しています。川久保女史とクロムハーツの付き合いは長く、ユナイテッドアローズでクロムハーツを取り扱う前に、コムデギャルソン青山にてクロムハーツのライダースを販売していました。

シャネルのデザイナーであるモードの帝王カールラガーフェルドもクロムハーツのライダースを着用しています。

100万円オーバーがメインのクロムハーツのライダースですが、プライス以上価値のあるアイテムである事は疑う余地もありません。一生モノという言葉がよく似合うライダースです。

ヴァレンティノ(valentino)

ここ数年、最も注目を集める老舗メゾンであるヴァレンティノ。ヴァレンティノはヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏によって設立されたラグジュアリーブランドです。最高級の素材を使ったドレスに定評のあるブランドで、セレブレティーの為のブランドとして知られています。

メンズラインもドレッシーなスーツやタキシードと言ったフォーマルなウエアを得意とするブランドです。レディース、メンズともにクチュールのイメージの強かったヴァレンティノですが、2000年に入り、カジュアルなアイテムのリリースを始めます。

2007年に創立者であるガラヴァーニ氏のデザイナー引退を機に、ヴァレンティノは大きく変わります。今までのクチュールよりのグラマラスなデザインから、若々しいフレッシュなアイテムやスタイリングが目立つようになります。

2010年代に入ると、タイトなスーツやラグジュアリーなTシャツ、そしてレザースニーカーをリリースし、ファッショニスタやヤングセレブレティーから大いに注目を集めます。

若返った老舗ブランドであるヴァレンティノはリュクスなハイカジュアルスタイルを提案。スタッズアイテムのリリースを開始し、ファッショニスタを歓喜させます。

ヴァレンティノのスタッズアイテムはバッグや財布といった小物から、ライダースやコートなどの重衣料まで及びます。

ハイエンドなスタッズアイテムをリリースするブランドとして、ヤングセレブの間ではヴァレンティノは知られています。

現在のデザイナーであるピエールパオロ・ピッチョーリの手がけるヴァレンティノはスポーツミックスを加えたハイカジュアル。

スポーティーなスニーカーや80年代スタイルを彷彿させるレイヤードスタイルも目立ちます。そして最近にヴァレンティノはハードでラギッドなアイテムが目白押しです。

スカジャンやカモフラパターンのミリタリーコートや、スタッズを配したアーミージャケット、そしてタフでワイルドなライダースもデリバリー済みです。

ストリートテイストとロックな空気感が伝わるフリンジ付のダブルライダースやヴァレンティノのお家芸ともいえるスタッズを配したライダース、そしてハンドドローイングのようなアーティスティックなライダースと今回もヤングファッショニスタを熱狂させるアイテム目白押しです。

ピエールパオロ・ピッチョーリの新生ヴァレンティノ。今後も目が放せません。そしてタフでラグジュアリーライダースにも期待が高まります。

圧倒的な存在感を放つリュクスなライダース

タイムレスで主役のライダースジャケット

バイク乗りの為の専門的な衣料から始まり、不良少年のアイコン。そしてミュージシャンのトレードマークといつの時代もライダースジャケットはファッションの王道をひた走っています。

今回はご紹介させていただいた4ブランドは間違いなくラグジュアリーなライダースジャケットをリリースし続けるブランドです。

今ではセレブご用達アイテムとしても知られているライダースジャケット。定番のアメリカブランドもいいのですが、リュクスなライダースジャケットをタキシードジャケットのように羽織るスタイルが今の気分です。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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