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絶対【チェルシーブーツ】主義! 本場”英国製”チェルシーブーツブランド5選

2017-18秋冬のトレンドitemが気になる8月後半。ファッションはいつの時代も足元から。今回は秋口には絶対に欲しくなるブーツについて書かせていただきます。ブーツの中でもオールラウンダーに活躍してくれるチェルシーブーツ。名門シューズブランドからも定番的にリリースされる大定番ブーツ。ハードなロックスタイルからラグジュアリーなドレススタイルまで幅広い着こなしを支えてくれるチェルシーブーツはファッショニスタの定番itemです。ラグジュアリーブランドからもリリースされるリュクスで色気のあるチェルシーブーツ。今回はラグジュアリーで色気のチェルシーブーツをリリースする本場、英国ブランドをレコメンドいたします。

チェルシーブーツとは?

英国生まれのドレスシューズが起源

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チェルシーブーツの歴史は古く、1830年代と言われています。ヴィクトリア女王の為に脱ぎ履きが楽なドレスブーツを開発。レースアップではなく、サイドにゴムを入れたフィット感のあるブーツが生まれます。これがチェルシーブーツの起源です。

当時のチェルシーブーツは女王ご用達のドレスブーツ、そして現在のサイドゴアブーツよりもヒールが高いショートブーツでした。

ヴィクトリア女王の誂えたチェルシーブーツに興味を持ったのは、女王の夫であるアルバート公。稀代の洒落男としてその名を馳せたアルバート公はデザインを紳士靴に落とし込んだ、現在のチェルシーブーツを完成させます。

スーツスタイルに合わせるデイリーなブーツとしてアルバート公は好んでチェルシーブーツを愛用します。

当時貴族の間ではファッションアイコンでもあった、アルバート公が履くスタイリッシュなシューズは一躍話題となります。

チェルシーブーツは英国の貴族の間では”アルバートブーツ”と呼ばれセレブレティーに愛されます。貴族ご用達ブーツであったことやドレスアップスタイルにチェルシーブーツを合わせることが多かったことから、チェルシーブーツはドレスシューズとして用いられていました。

日本でもチェルシーブーツは正装用の靴として明治後半まで用いていました。坂本龍馬もチェルシーブーツを愛用していたことは有名です。

日本で一番最初にチェルシーブーツを履いた人物と言われていますが、実は写真でもお馴染みのブーツは、高杉晋作から譲り受けたモノという説が高く、一番最初にチェルシーブーツを履いた人物は高杉晋作かと思われます。

しかし、幕末の志士にまで愛したチェルシーブーツにはロマンを感じずにはいられません。

チェルシーブーツが大ヒットしたきっかけは?

ビートルズの着用

貴族のファッションitemとして注目を集めたチェルシーブーツ。しかしチェルシーブーツがブレークしたのはアッパークラスの間だけの話です。

シューズはレディメイドが主流だった1800年代。庶民がチェルシーブーツをオーダーすることは不可能に等しい時代です。

チェルシーブーツが一般的に広まるの1960年代。きっかけはビートルズの着用です。世界で最も有名な4人組であり、音楽シーンに絶大な影響を与えたビートルズ。ビートルズは世界中の若者を熱狂の渦へ誘いました。

デビュー当時のビートルズが着用していたのがタイトなスーツにチェルシーブーツ。後のモッズスタイルと呼ばれるこのスタイルは英国の若者を中心に世界的に大ブレークを果たします。

ビートルズの着用やローリングストーンズのミックジャガーの着用により、チェルシーブーツはアーティスティックでスタイリッシュなブーツの代表となります。

チェルシーブーツのチェルシーとはロンドンのチェルシー地区(chelsea)に由来します。現在ではメイフェアと共に高級住宅地と知られるチェルシー地区ですが、1960年代は絵描きや芸術家、音楽家等のアーティストが活動したり、住居を構えた場所でした。

アーティスティックな人たちがこぞって履いていたブーツが”チェルシーブーツ”であり、スタイリッシュな人たちが好んで履くブーツのイメージからそう呼ばれるようになりました。

チェルシーブーツの名称が定着するのは1960年以降です。

チェルシーブーツとサイドゴアブーツの違いは?

名称の違いだけ

チェルシーブーツに非常に似ているサイドゴアブーツ。サイドゴアブーツも名前の通り、サイドにゴムを挟み込み、着脱をスムースにしたブーツです。

チェルシーブーツとサイドゴアブーツの違いは名称だけです。つまり同じものです。チェルシーブーツはチェルシー地区に由来する名称であり、サイドゴアブーツは、ブーツの説明や特徴が名称となっています。

それ以外の違いはありません。ブランドによって明記のされ方や呼び名が違うだけです。

チェルシーブーツをリリースするリュクスな英国シューズブランド5選

クロケット&ジョーンズ(crokett&jones)

イギリスの名門シューズブランドのクロケット&ジョーンズ。イギリス生まれのチェルシーブーツは英国の名門シューズブランドのモノがどうしても気になります。

1897年に産声を上げたクロケット&ジョンズは、ジェームズ・クロケット氏とチャールズ・ジョーンズ氏の義兄弟が「10年履き続けることのできるドレスシューズを作ること」をコンセプトに立ち上げたラグジュアリーシューズブランドです。

徹底した管理の元、手作業をふんだんに取り入れた靴作りは、ベーシックなグッドイヤーウェルト製法で仕上げられるものでも約8週間の時間を費やします。

この膨大な時間こそがクロケット&ジョーンズの最高品質を維持してきた証です。使用するレザーにしても徹底した管理がされており、細かな傷も見落とさないよう、人工照明ではなく、自然光の元で裁断が行われるそうです。

200以上もの工程を経て生まれるクロケット&ジョーンズのシューズは英国靴が持つ独特の堅牢さと美しさを兼ね揃えています。

クロケット&ジョーンズは世界で最も豊富な木型を有するシューズブランドとしても知られいます。昔から紳士の間で、「クロケット&ジョンズに行けば必ずフィットする木型が見つかる」とまで言われています。

世界中のエリートが着用するドレスシューズが有名なクロケット&ジョーンズですが、ブーツの評価も著しく高い名門ブランドです。

クロケット&ジョーンズは洒落男、ジョージ6世がブーツをオーダーしたことでも有名です。このときオーダーしたブーツがおそらくジョージブーツではないかと言われています。

そして英国を代表するブーツであるチェルシーブーツも豊富にラインナップされています。ドレスシューズとしても通用する黒革の色気漂うスタンダードなチェルシーブーツから、ヌバック製のタフで堅牢なタイプまで。

ドレスシューズ同様に10年以上履くことのできるグッドイヤーウェルト製法のチェルシーブーツは一生モノとしても最適です。

ドレッシーなスーツからセクシーなレザーパンツまで対応可能なオーセンティックなチェルシーブーツが揃います。

トリッカーズ(Tricker’s)

様々なブランドとのコラボレーションやセレクトショップの別注モデル等にも柔軟な対応で知られている英国を代表するシューズブランド、トリッカーズです。

日本のファッショニスタの間では最も名前の知られた英国シューズブランドでもあるトリッカーズ。トリッカーズの歴史は古く、1829年。創立者はジョセフ・トリッカー氏。トリッカーズが産声を上げたのが英国靴の聖地とも呼ばれる、ノーサンプトン。この地で180年以上トリッカーズのシューズは作り続けられています。

トリッカーズといえばカントリーブーツやウイングチップシューズが有名なブランドです。元々トリッカーズはドレスシューズをメインとしたラグジュアリーシューズではなく、ワークブーツをメインとしていたシューズブランドです。

英国貴族のためのレディメイドシューズではなく、裕福な農家や地主を顧客として成長したブランドです。

その為、無骨で堅牢な佇まいは実用品としても美しさを醸し出しています。トリッカーズのシューズは堅牢なグッドイヤーウェルト製法で仕立てられます。200以上もの工程を必要とするトリッカーズのシューズ。しかも、トリッカーズは、一人の職人が一足を仕上げる、”ベンチメイド”と言う手法を取り入れています。

一人の職人が責任をもって一足をシューズを仕上げる。トリッカーズのブーツには職人の魂と情熱が溢れる程込められています。

職人気質の堅牢なシューズを作り続けるトリッカーズは英国王室の目に留まります。トリッカーズも英国皇室ご用達の、ロイヤルワラントを授かる由緒あるシューズブランドです。

カントリーブーツが世界的に有名で、ブランドの顔でもあるトリッカーズ。しかしトリッカーズはワークブーツを中心に様々なブーツをリリースしています。カントリーブーツ同様に人気の高いモンキーブーツやチャッカブーツ、そしてチェルシーブーツもファッショニスタの間では好評です。

シンプルなチェルシーブーツが多い中、トリッカーズのチェルシーブーツは、ブローグ使いが華やかな印象です。クラシカルで無骨な雰囲気が大人の富裕層からもラブコールが絶えません。

チャーチ(CHURCH'S)

チャーチは英国を代表する名門ブランドとして知られています。”007シリーズ”でジェームズ・ボンドが愛用したボンドシューズしてもチャーチはお馴染みです。

歴史ある名門英国ブランドでありながら、メダリオンにスタッズを配したモード感溢れるドレスシューズをリリースし、ヤングセレブレティーやファッショニスタを虜にするチャーチ。

老舗英国シューズブランドでここまで敏感にトレンドを取り入れるブランドも多くはありません。

チャーチは1873年にチャーチ3兄弟によって設立されました。名門英国靴のファクトリーが立ち並ぶイギリス、ノーサンプトンに設立された小さな工房から数年でラグジュアリーシューズブランドへと上り詰めます。

チャーチは伝統的な英国靴の手法であるグッドイヤーウェルト製法によって殆どのモデルが仕上げられています。

熟練した職人の手により、250もの工程を8週間かけて丹念に仕上げれるシューズは美しく堅牢な英国靴そのものです。チャーチの美しくクラシカルなドレスシューズは当然のごとく英国王室の目に留まります。

しかし、英国王室ご用達である”ロイヤルワラント”の申請を敢えてしていない稀有なブランドです。「名誉や称号が欲しくて靴を作っているわけではない」そんな無言ではありますが強いメッセージが聞こえてきそうです。

拘りの強い職人気質なシューズブランドであるチャーチはコストパフォーマンスに優れたシューズとしても有名でした。英国国内ではジョンロブやエドワードグリーンと言った名門ドレスシューズに比べ価格も安く、"英国の良心”ともいわれました。

ずっしりと重く、最初は堅く感じる足入れも、なじむと抜群の安定感と吸い付くような履き心地を実感できます。その為「チャーチを履くとチャーチ以外は履けなくなる」と公言する英国紳士も少なくありません。

ドレスシューズをメインに扱うチャーチですが、チェルシーブーツの人気も高く、チャーチのチェルシーブーツは英国伊達男のアイコンでもあります。

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1999年よりPRADAグループの傘下に入ったチャーチは、クラシカルな英国靴をリリースすると同時にトレンド感のあるモードなシューズをリリース。

レディースメインですが、メダリオンにスタッズを配したチェルシーブーツを発表。大きな話題と共に爆発的なセールスを記録しました。

今季は注目ブランドであるヴェトモンとのコラボレーションでチェルシーブーツをリリース。いま最も注目の老舗英国シューズブランドです。

チャーチのベーシックなチェルシーブーツは普遍的なフットウェアです。

グレンソン(GRENSON)

玄人好みのイギリス靴ブランドであり、古くから紳士の足元を支えてきた、正真正銘の紳士靴でるグレンソン。英国の富裕層の間では知らない人はいないほどの名の通ったドレスシューズブランド。

グレンソンは1866年にウィリアム・グリーン氏によって設立されました。ウィリアム・グリーン氏は靴職人で、イギリス、ノーサンプトンに靴工房をオープンさせます。これがグレンソンの始まりです。

元々、ウィリアム・グリーン氏が一人で始めた靴工房でしたが、ウィリアム・グリーン氏の優れた靴作りの技術やマインドに惹かれた靴職人が次第に工房に集まります。

ドレスシューズとブーツをメインに生産していたグレンソンは工房をオープンさせ約10年ほどで工場を構えるほどに急成長を遂げます。

確かな職人の手によるハンドメイド製法は150年以上たった今でも変わりません。200の工程を8週間かけて生まれるグレンソンのシューズ。

頑固な職人が作り上げるシューズは妥協知らずの為膨大な時間が必要となります。大量生産は勿論不可能。週に300足前後が限界と言われています。

限られた数のシューズを精魂こめて生産する姿勢は大量生産、大量消費の時代には逆行しているかのようです。頑ななまでに譲らない職人気質によって生まれるグレンソンのシューズは紛れもない一級品です。

グレンソンはドレスシューズと同時にブーツも古くから手がけてきたブランドです。レースアップシューズやジョッパーブーツ、そしてチェルシーブーツも富裕層には人気の高いitemです。

2010年には老舗シューズブランドに新しい風を吹き込むべく、クリエティブディレクターのティムリトル氏がグレンソン買収。クラシカルなグレンソンのベースを残しつつ、モダンに生まれ変わりました。

新生グレンソンはファッショニスタやヤングセレブレティーからも注目を集めています。若返りモダンな雰囲気をまとった老舗英国シューズブランドから目が放せません。

エドワードグリーン(edward green)

最も英国靴らしい老舗ブランドとの誉れ高き名門シューズブランドのエドワードグリーン。1890年にエドワードグリーン氏がノーサンプトンに靴工房を設立した事が始まりです。ハンドメイドにより「可能な限り上質な靴を生産する」というシンプル且つ壮大なコンセプトの元に誕生したエドワードグリーンは、そのコンセプトどうりに上質なシューズを100年以上つくり続けています。

説明不要なほど英国では名の知れたエドワードグリーン。日本でもジョンロブと変わらないほど有名な英国ドレスシューズブランドです。

富裕層は勿論、世界を駆け回るジェットセッターやエリートビジネスマンが好んで着用するドレスシューズとしても有名です。

リュクスな”ドレスシューズ然”としたイメージが定着したエドワードグリーンですが、英国靴でブラウンレザーを使用したり、アンティーク加工のシューズをリリースしたパイオニアでもあります。

モダンでファッショナブルなセンスで”英国靴職人きっての鬼才”と称されていました。

グッドイヤーウェルト製法による少量生産の姿勢は現在も変わっていません。美しくクラシカルな英国靴を得意とするエドワードグリーンはチェルシーブーツの美しさでも他を圧倒しています。

エドワードグリーン創立当初より、オーダーにより様々なブーツを手がけていたエドワードグリーン。ドレスシューズ同様に上質なチェルシーブーツはため息が漏れるほど。

最も英国靴らしいブランドが手がけるチェルシーブーツはクラシカルでありながらモダンです。

クラシカルとモダンが融合する英国製のチェルシーブーツ

セレブご用達の英国靴ブランドがリリースするリュクスなチェルシーブーツ

クラシカルなブーツでありながらモダンさと色気が漂うチェルシーブーツ。芸術家に愛され、ファッショニスタやセレブレティーの足元を支え続けた定番ブーツ。

今回はチェルシーブーツが生まれた英国老舗靴ブランドをピックアップしてご紹介させていただきました。ご紹介させていただいたシューズブランドは、富裕層ご用達の名門シューズブランドばかりです。

そろそろブーツが気になるこの時期に、チェルシーブーツというノスタルジックな響きに思いを馳せ、一生モノの英国製チェルシーブーツを探すのも粋です。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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