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生きざまハンパない…個性的な人生を過ごした有名画家5人

歴史に名を残した有名画家には、奇想天外な人生を送った人も少なくありません。人生をそのままドキュメンタリー映画にできそうな、濃厚すぎるエピソードや性格、出来事。中でも他に例を見ない、異色の人生を過ごした5人の画家を紹介します。

本格デビューは50歳代!独学で我が道を突き進んだルソー

フランス北西部のラベルという町に中世にたてられた塔があり、ルソーは1844年にその塔の中で生まれました。
ルソーの家は貧しく、ルソーは高等教育を受けることができませんでした。ラベルの町で数年間仕事をした後、ルソーは24歳でパリにでます。
ルソーはパリの税関で25年間働き続けます。ルソーは税関を辞めるまで「日曜画家」として絵を描き続けたのです。他の画家と違い、ルソーは独学で絵画を学びました。ルーブル美術館で許可をもらい、休みのたびに模写をくりかえし絵画を学びました。

なんだかどの人物も無表情に正面を向いていて、不思議な印象を受けますよね。この独特な描き方が、当時の批評家から笑いの的になっていたんだとか。
49歳で税関の仕事を辞め本格的に絵を描き始めますが、結局生涯世間に認められることはありませんでした。しかしその一方、ピカソやゴーギャンといった新進気鋭の画家達には注目され、大きな影響を与えることとなりました。
時代の1、2歩先に行く画家だったと言えるでしょう。

死ぬまで画家だったことも知られてなかった孤独の極み、ヘンリー・ダーガー

ある老人が亡くなった。
彼には友人も身寄りもなく、彼を知る者は、彼の名前しか知らないと言った。

彼の部屋を片付けようとしたアパートの管理人はそこで、異様なものを発見する。
300枚を超える巨大な極彩色のイラスト、膨大な1万5000ページに及ぶテキスト。
そのテキストにはタイトルがあった。『非現実の王国で』
これは、誰も知らない、世界で一番長い物語。

少年時代に両親を亡くして以来、天涯孤独だったダーガー。19歳の時から60年以上書き続けた15000ページ以上に渡る作品は、死の直前に発見されました。
その処分を聞かれた際、捨ててくれと答えたそう。ダーガー自身は、自分を画家とも作家とも自覚してなかったのかもしれませんね。
彼のお墓に刻まれた「アーティスト」という文字を、ダーガーは空の上からどのように見ているのでしょうか。

痛みと闘い続けた情熱の女性画家、フリーダ・カーロ

近代メキシコを代表する画家。
6歳の時にポリオのため右足が不自由となった彼女は、さらに17歳でバスの大事故で瀕死の重体に陥ったが九死に一生を得る。入院中に独学で絵を学び、その作品は著名な壁画家で後に夫となるディエゴ・リベラに絶賛を受けた。

事故後は後遺症に苦しみながらもディエゴとの2度の結婚、革命家レオ・トロツキーや彫刻家イサム・ノグチとの恋など、本能のままに生きたフリーダ。
47歳で生涯を終えるまでその痛みや情熱をキャンパスに描き続けた生きざまは、生後100年以上が経過した現代でも輝きを失っていません。

殺人に死刑宣告…天才カラヴァッジョの破天荒過ぎた38年の生涯

「二週間を絵画制作に費やすと、その後1か月か2か月のあいだ召使を引きつれて剣を腰に下げながら町を練り歩いた。舞踏会場や居酒屋を渡り歩いて喧嘩や口論に明け暮れる日々を送っていたため、カラヴァッジョとうまく付き合うことのできる友人はほとんどいなかった」

カラヴァッジョの絵に描かれる光と影の強烈なコントラストは、彼の人生をそのまま表しているかのよう。
天才の名を欲しいままにし、ローマで最も有名な画家となりながら荒い気性から争いが絶えず、ついには殺人を犯してローマから追放されるまでに。
その後もマルタ、ナポリなどイタリア中を逃げ回るようにしつつ絵を描き続け、38歳の時に熱病のためにトスカーナで息を引き取りました。
しかし彼が残した作品は400年以上経った現代でも光輝いています。

一度見たら忘れられない個性的な作品…だが実はもの凄い普通だったマグリット

マグリットの生涯は、波乱や奇行とは無縁の平凡なものであった。ブリュッセルでは客間、寝室、食堂、台所からなる、日本式に言えば3LDKのつましいアパートに暮らし、幼なじみの妻と生涯連れ添い、ポメラニアン犬を飼い、待ち合わせの時間には遅れずに現われ、夜10時には就寝するという、どこまでも典型的な小市民であった。

子供の頃、美術の教科書で見た絵を覚えている人も多いのではないでしょうか。
強烈なインパクトのある絵は個性的な画家を連想させますが、実はごくごく普通の市民だったマグリット。
同じシュールレアリスムの画家であるダリやエルンストが話題に事欠かない人生だったのとは対照的に、生涯のほとんどをベルギーで穏やかに過ごしました。
絵から受ける印象とのギャップが最も大きい画家のひとりと言えるでしょう。

いかがでしたか?

もしこれらの画家に興味を持ったなら、ぜひその作品を鑑賞してみてくださいね。

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オランダ在住のフリーランサー。自由な国で、自由に生きてます。

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