HOLISTIC STYLE BOOK 富裕層向けメディアサイト

日本から世界へ伝える、華麗な紐の芸術品「組紐」

2017.12.06
名称未設定 1

2020年に東京オリンピックが開催されることになり、日本という国やその独特の文化に対する海外の人の注目度が高まってきました。「組紐」は日本らしい細やかな作業で作り出す美しい紐の芸術品で海外でも人気があります。また、2016年8 月に公開された映画「君の名は」の中にも三葉と瀧を結ぶ重要なアイテムとして登場し、印象に残った方も多いと思います。日本人でも意外と組紐のことを知らないかたも多いのではないでしょうか。日本人として誇れる芸術品、組紐のことをご紹介します。

組紐ってなに?

組紐は組台(組紐を作るための道具)に何本もの糸を配置し、それを規則的に移動させて組ことで作ることができます。

糸の数や動かし方によっていろんな組み方のパターンが生まれるので、組紐のバリエーションは300種類以上もあります。

下の写真が組台の中でも一番万能に使える丸台です。
白系、茶系、赤系、緑系の糸が配置してあって全部で16本の糸になります。この糸を規則的にうごかしていくことで組紐ができ、できた組紐は組紐の先につけた重りに引っ張られて、丸台の中心の穴から少しづつでてきます。糸の数は変えることかでき4本や8本などで作ることもできます。

組台には、他にも角台、綾竹台、高台、内記台があります。

 

下の動画は8本の糸で組み上げているところです。作り方は一度覚えてしまえば、各種のパターンに応用できます。単純な繰り返し作業になりますが、集中していないと糸を置く位置を間違うので、神経を使う作業になります。
 

組紐を自分で作りたい方におすすめの「組紐メーカー」

組紐を自分で作りたいけど組台はちょっと大げさかな、という方におすすめなのが「組紐メーカー」です。実はダイソーで100円で売っているものですが、なかなか使いやすいです。

使い方はスリットの下に書いてある番号に決められたように糸を引っ掛けていくだけ、説明書もついているので、簡単に作ることができます。糸もダイソーで売っているので、とりあえず組紐体験をして、どんなものかを知りたい方は、これで作ってみるといいと思います。

東京・京都・伊賀 組紐の名店をご紹介

手作りもいいですが、やはり職人が作った一流品がほしいものです。

組紐の有名な銘柄といえば、東京の江戸組紐、京都の京くみひも、三重県伊賀市の伊賀くみひもなどがあげられます。

江戸組紐の有名店といえば「江戸組紐 中村正」

江戸組紐の有名店の「中村正」は千葉県で明治26年から帯締め・羽織紐を主に製作をしています。落ち着いた色合いと複雑なパターンの組紐が特徴です。

中村正の製作中の組台です。なんと使われている糸は32本あります。糸の色数も多いので複雑で美しい組紐ができると思われます。組台に設置された状態でもアーティスティックな感じがします。

江戸組紐 中村正
http://www.nakamurasho.co.jp/

京都の京くみひもの伝統を伝える「昇苑くみひも」

昇苑くみひもは1948年、京都の宇治にて創業しました。
伝統ある和装用の組紐はもちろん、神社仏閣などの飾りや、ジュエリー、ファッション、インテリアなどバリエーションは豊かです。時代のニーズにあった商品を開発して、新しい組紐文化を自ら作りだしていくことができるのが昇苑くみひもの強みになっています。

靴紐に組紐を使用する大胆なアイデア、京くみひもという名前で発売中です。いつものスニーカーが少しオシャレで高級感ある靴に変わります。

昇苑くみひも
https://www.showen.co.jp/

伊賀くみひもの総本山「組匠の里」

三重県伊賀市には三重県組紐協同組合が昭和53年に作った、伊賀くみひものテーマパークともいえる「組匠の里」があります。平成29年4月25日より観光の中心である旧上野民俗資料館へ移転しました。ここに行けば組紐体験や、組紐購入、伊賀くみひもの歴史などを知ることができます。

組匠の里
http://www.kumihimo.or.jp/index.html

組紐の形状は3種類

組紐は断面の形で3種類にわけることができます。組台によっても作ることができる形が変わってきます。組紐の歴史は古く、奈良時代に大陸から伝わったと言われています。その後、時代の流れや日本の文化に合わせて独自の発達を遂げ、辿りついたのがこの3種類の形です。どの形でも美しい糸のデザインを作り出すことができます。

「丸打ち」は紐の断面が丸い形をしています。ブレスレットなどに良く見かけられる形です。

「平打ち」は紐の断面が平たい形をしています。帯留めなどに使われる形です。

uzuさん(@algatto310)がシェアした投稿 -

「角打ち」は紐の断面が四角い形をしています。ストラップなど小物によく使われます。

組紐の美しさは丁寧な仕事から

少しづつ丁寧に組んでいくのが組紐です。日本に暮らすものとして、組紐のように丁寧に美しく日々を暮らしていきたいものです。その気持ちを忘れないように組紐を自分の生活スタイルに取り入れてみましょう、心にゆとりある暮らしが送れそうですよ。

INTRODUCTION of THE WRITER

nac
name. nac

RELATED

2020年に東京オリンピックが開催されることになり、日本という国やその独特の文化に対する海外の人の注目度が高まってきました。「組紐」は日本らしい細やかな作業で作り出す美しい紐の芸術品で海外でも人気があります。また、2016年8 月に公開された映画「君の名は」の中にも三葉と瀧を結ぶ重要なアイテムとして登場し、印象に残った方も多いと思います。日本人でも意外と組紐のことを知らないかたも多いのではないでしょうか。日本人として誇れる芸術品、組紐のことをご紹介します。