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料亭のマナーとは?お座敷遊びの極意を知る! 

路地や緩やかな坂道が多い神楽坂。お洒落なレストランも多く、パリのモンマルトルのようだとフランス人にも人気。しかし神楽坂は東京の古い花街のひとつです。今でも料亭があり20名少しの芸者さんがいます。神楽坂の料亭で垣間見た粋をご紹介します。

料亭とは

最高級のおもてなしの場所

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「料亭」とは、おもに個室の座敷で高級な日本料理を提供する飲食店と考えれば良いようです。板前さんがいますが「割烹」のように客席から調理場が見えるようなことはありません。お客様が常に主役です。部屋付きの世話をする仲居がいて、芸者(京都では芸妓)などを呼んで芸を楽しむことも出来ます。一般の高級日本料理店で「料亭」と名乗るところもありますが、日本の最高級のおもてなしをする場所、それが「料亭」と言えるでしょう。

一見さんお断りの理由

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料亭へ行くには紹介が必要です。初めての客の予約は受けないのが決まりだそうです。その理由は、料亭は品格が大切。馴染みのないお客様に妙なふるまいをされては、他のお客様に迷惑をかけるし、店の品格にも関わるからです。人と人との繋がりを大切にするのが花柳界。そこで働く人たちもお客様との関係はとことん大切にします。また、料亭の支払はたいてい高額で請求払いであることも多いので信用が必要なのです。初めての行く場合、ホテルのコンシェルジュに紹介してもらうという手もあるそうです。

粋とは

旦那道の心意気

料亭の個室は別の世界。外の世界での上下関係など忘れて、美味しい料理と芸者衆の芸を無心で楽しむのが粋。

心付けの作法

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芸者衆に心付けを渡す場合、花街によって作法が異なります。この写真の芸者さんの胸元にポチ袋が見えますね。こちらは神楽坂のお座敷に呼ばれた赤坂の芸者さん。赤坂では胸元に入れてあげる習慣だそうです。神楽坂では襟足に入れてあげます。色っぽいですね。

芸者衆について

売れる芸者の三原則

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売れる芸者さんの三原則は、一に座持ち、二に芸、三に器量だそうです。
お客様をもてなす場ですから、まず何より大切なのは皆を楽しませる場を作れること。その次に来るのがプロフェッショナルとしての芸。そして三番目が器量。美人だけではなく清潔感があって愚鈍に見えないこと。美人であっても芸者衆に見えることが大切。白塗りで日本髪なら芸者であると分かりますが、普段の着物でたたずんでいるときも神楽坂の雰囲気が出るようになるには、何年もかかるそうです。そうなって初めて一人前となるそうです。

一度は味わいたいお座敷遊び

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敷居が高そうなお座敷遊びですが、もっと多くの人に知ってもらうためのお座敷会も催されています。神楽坂出身の清元の美貴太夫さんが主催するお座敷会は、赤坂、浅草の芸者衆も参加、地域によって異なる芸風や芸者衆の所作の違いが味わえます。ちなみにお座敷遊びのお値段は、芸者衆を呼ぶ数などにもよりますが、一流ホテルのダイニングでお食事するのと同じくらいから。一流の芸を味わいながら一流のお食事を個室で取れることを思うと、決して高いものではないのでは。一度、経験すると接待は他では出来ないと感じる経営者も多いようです。いらしてみてはいかがでしょう。

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世界各地のラグジュアリーな体験、ファッション、そしておもてなしについてご紹介します。

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