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投資するなら知っておきたいデリバティブの基礎知識

世界の金融市場の大きな割合を占めているデリバティブ。近年は株式や債権などの現物商品のデリバティブのプレゼンスが高まってきています。知っているようで案外知らないデリバティブの基礎知識について紹介していきます。画像元:http://lovefreephoto.jp/blog-entry-2285.html

デリバティブ

デリバティブとは

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デリバティブの正式名称は金融派生商品で、Financial derivative productsと言います。金融商品と一口に言っても、株式や債券、預貯金、外国為替、FX、投資信託などが様々な種類のものがあります。これらの金融商品には、それぞれ強みと弱みであるリスクが存在しています。このような従来の金融商品のリスクを低下させたり、より高い収益性を実現するために考え出されたシステム、概念のことをデリバティブと言います。デリバティブは英語で"Derivative"と表記し、日本語で「派生する」の意味を含んだワードである"Derive"からきています。デリバティブと言っても数々の多種多様な種類のものが存在しています。その中でもデリバティブの取引には、先物取引と、オプション取引、スワップ取引と言うものが存在しています。簡単に説明すると、先物取引とは、その元になる金融商品(これを"Underlyings"アンダーライングスと言います。例えば米や石油など)について、将来売買を行なうことを、事前に約束する取引のことを指しています。スワップ取引とは、「将来の一連のお金の流れ」を交換する取引のことを指しています。オプション取引とは将来売買する権利をあらかじめ売買する取引のことを表しています。オプション取引では、有名なものとしてストックオプションというものがあります。後に先物取引とオプション取引については紹介しますが、ストックオプションとは、ある一定の価格で将来的に株式を取得する権利のことを表しています。例えば、一株あたり100円で買う権利を持っているとします。その権利の取得時は、その会社は上場していないとします。数年してその会社が証券市場に上場し、株価が500円になったとします。本来この会社の株式を取得するには、一株あたり500円支払わなければなりません。しかし、ストックオプションの権利を持っていれば、約束通り一株100円で買うことができ、400円のキャピタルゲインとなります。このような仕組みが先物取引だったり、オプション取引です。

デリバティブの特徴

デリバティブには多くの種類がある

デリバティブは元となる金融商品であるアンダーライングスさえあれば、いくらでも作ることが出来ます。ある意味デリバティブは無限の可能性があるということです。これは、市場の環境に合わせていくらでも作ることができ、市場の状態に合わせて活用することが出来ます。無限に金融派生商品を生み出す事が可能であるということは、諸刃の剣であり、リーマンショックの原因となったものの一つもCDO(債務担保証券)と呼ばれるデリバティブ商品でした。多くの多様な種類を作れるとともに、悪質なものもあるということを心に留めておくことが大切です。

デリバティブは便利である

デリバティブは莫大な資本を要求しないものが多いです。例えば株式を保有しようとしても、リスクを考慮しポートフォリオを作ろうとすると、数十万から数百万円の初期資本が必要です。しかし、デリバティブの場合はレバレッジを使うことができるものも多く、少額の初期資本で、購入する事ができます。

先物取引とは

先物取引とは、金融商品を将来の時点で買う、または売るという予約をする取引のことです。少しわかりにくいので砕いて説明すると、将来の売買について、あらかじめ前々に売買の価格や数量などを約束だけしておいて、将来の約束の日が来たら、実際にあらかじめ約束しておいた金額で売買を行う取引のことです。例えば、一年後の今日に10万円で100キロの米を買うという約束をしたとします。そして、一年が経ち、米の価格が100キロで15万円だったとします。先物取引では、将来の価格がどうであろうと、現時点で約束した価格と数量で売買をするという取引であるため、10万円で米100キロを買うことになります。この時、米価格は約束した価格より高くなっているため、5万円分得であったということです。一方で、100キロの米が9万円になったとしましょう。この時は10万円で買うという約束をしてしまったため、1万円のキャピタルロス、つまり損になってしまったということです。

先物取引は日本で生まれたとも言われており、大阪堂島の米市場が起源だと言われています。江戸時代、大阪の堂島では米商人たちの間で、米の売買価格を収穫前にあらかじめ決める取引が行わていました。米の価格は、天候や天災などの人間のコントロールできない領域にとって、常に変動します。米商人たちは毎年毎年変わる米の価格を安定させたいと考えました。それによって生まれた仕組みが先物取引です。

オプション取引とは

オプション取引の”option”、オプションとは、英語で「選択権」という意味を表す単語です。つまり自分の用途、都合などに合わせてそれを使うか使わないか決められる選択権のことを表しています。オプション取引もずばり選択権のことを表しています。オプション取引におけるオプションとは、ある金融商品をあらかじめ決めておいた価格で売買するかしないかを選べる権利のことです。この記事の冒頭で説明したストックオプションもまさにオプション取引といえます。将来的にその金融商品を買うことができる権利を約束しておいて、その日が来たら、その金融商品を約束した価格で買うか買わないかを選択することができる取引ということです。このオプションもタダで手に入るものではありません。その権利に対してお金を払って取得する必要があります。オプション取引においては、将来の時点で、約束した価格より上がっていれば、権利を行使し、下がっていればオプションを購入した金額は損をしますが、行使しないということが可能です。

スワップ取引とは

スワップ取引の「スワップ」とは、英語の"Swap"に相当し、同じ価値のモノの「交換」という意味があります。デリバティブにおけるスワップ取引において交換する「モノ」は、将来に発生するであろう利息です。例えば、外国為替においては、金利が1%の国の通貨で、金利が10%の国も通貨を購入すれば差である9%が利息として受け取れるということになります。これはFXにおけるスワップと全く同じ原理です。

デリバティブを活用しよう

デリバティブについて紹介してきました。デリバティブはもともとリスクを減らすためと、利益をより高めるために生まれました。そのため資産運用においても、デリバティブを活用するとより良い運用ができるはずです。デリバティブにはメリットもありますが、中には悪質なものも相当数存在しています。始める前にしっかりと調べ、勉強をすることをおすすめします。

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高級車の記事をメインに、資産運用についても紹介していきます。

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