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徹底解説!第七の栄養素、ファイトケミカルとは?

快適な毎日は、健康から。健やかな身体づくりは、栄養バランスのとれた食事を抜きに考えることはできません。生命活動のベースになる糖質・脂質・タンパク質と、それらの働きを補完するビタミン・ミネラル。前者を三大栄養素、後者を含めて五大栄養素と呼びます。耳にしたことがあるでしょう。そこに加え、健康維持に有用な働きをするとされる食物繊維を、第六の栄養素と呼ぶ機会も多くなっています。

注目すべき第七の栄養素「ファイトケミカル」

昨今、注目されているのが「ファイトケミカル」です。これは英語で「phytochemical」と綴り、直訳すると「植物由来の化学物質」となります。

広い意味で捉えると、植物が合成する化学物質ですから、前出の栄養素すべてを含む定義となります。また、植物は薬効成分や毒を作り出すこともあります。ヤナギの樹皮からは、サリチル酸という消炎鎮痛効果がある物質が抽出されています。キツネノテブクロの名で知られるジギタリスは、強心剤となる物質を作りますが、これは一般には有毒物質として認識されています。

ここまであげたように、人体でどのような働きをするのか、明確になっている成分ではない、植物が作り出す化学物質が、狭義の「ファイトケミカル」となるでしょう。これまで、「毒にも薬にもならない」という扱いであった成分です。種類も多く、フラボノイドと呼ばれる化合物のグループが代表的なものになります。

そのいっぽうで、これらの物質の有用性について、研究は進んできました。リコピンやゼアキサンチン、ルテインなど、エビデンスが蓄積している物質も増えつつあります。

植物たちの「知恵」とその深さ

視点を変えてみます。植物はなぜ、このような化学物質を作り出すのでしょう。自らの栄養になるわけでもなく、種子などで子孫を残すための補助になるわけでもありません。結果として貢献はしていますが、捕食される動物たちのために作り出すわけでも、むろんありません。

その答えは、植物の「生き残り戦略」にあります。「動かない」ことで、子孫を残していくという選択をしたのが植物です。動かないという前提の中で、外敵から身を守るために、さまざまな種の植物が対応しました。

ジギタリスやスズランなど、有毒成分を持つ植物は、捕食されないために毒を作り出すという戦術をとったというわけです。お茶などに含まれるタンニンのような苦味成分を作り出すことも、捕食されないための戦術のひとつでしょう。

そして、外敵は捕食者だけではありません。たとえば、日光に含まれる紫外線は細胞にダメージを与えます。これに対抗するために、アントシアニンなどの色素を作り出すという戦術をとる植物も存在します。

大切なのは日々の食事

人類は、ファイトケミカルからとてもたくさんの恩恵を、知らず知らずのうちに受けてきました。成分によっては、その効果も実証されつつあるといいます。素晴らしい毎日を過ごすために、積極的に摂り入れましょう。

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植物有用成分ですから、摂取するには、たくさんの種類の野菜や果物をいただきたいものです。皮に含まれる有効成分も多いですから、時にはそれらも捨てずに、いただいてしまうのもよいでしょう。

忙しい方の場合は、食事からの摂取が難しい場合もあります。その場合はサプリメントを活用されるといいでしょう。その際に最低限注意したいことは、安価なサプリにはファイトケミカルが含まれていないこと、無農薬・オーガニックのサプリを選ぶことの2点です。

食事で、主要な6つの栄養素が充足されていることが、ファイトケミカルの力を最大限に引き出す前提として、とても大切です。現在、そして将来のために、少しだけ植物たちの知恵を、借りてみませんか。

脚注

アイキャッチ画像出典:Pixabay

(https://www.pixabay.com/)

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MarineSlime
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都市で、リゾートで。

たとえばそこに生きた先人たちの営み、先駆者たちの息づかい、など。掘り下げたり視点を変えることで、ご自身だけの世界との邂逅が実現できるでしょう。

素敵な空間と時間探しのお手伝いができれば、幸いです。

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