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幻のスカイラインGT-R 「NISMO R34GT-R Z-tune」

かつて日産が生産するスカイラインシリーズの最上級グレードとして設定されていたスカイラインGT-R。 そのスカイラインGT-Rの最終型がBNR34型、R34スカイラインGT-Rである。 大人気カーアクション映画の「ワイルド・スピード」でスクリーンを飾ったこの車は、日本のみならず海外でも爆発的な人気を誇っている。 このR34スカイラインGT-Rに19台のみ生産されたコンプリートカーが存在するのをご存知だろうか?

最後のスカイラインGT-R

スカイラインGT-Rは日産が生産しているスカイラインシリーズの最上級グレードとして1969年から2002年まで2世代5代に渡って開発、生産されました。

BNR34型(R34)は第2世代5代目、つまり最後のスカイラインGT-Rです。
アメリカの大人気カーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズや、レーシングゲームの「Need for Speed」シリーズなど多くの作品で登場しており、日本だけでなく海外でも人気の車です。

最後とは言うけれど、2007年に発売されたR35があるのでは? と思う方もいるかもしれませんが、R35GT-Rには「スカイライン」の名称が付いていません。R34の後継車ではありますがGT-Rという「グレード名」ではなく「車名」ですのでスカイラインGT-Rとは区別されます。
故に2017年現在、R34が最後のスカイラインGT-Rと呼ばれているのです。

NISMO

ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社はモータースポーツ専門の日産自動車の子会社です。モータースポーツ向けの自動車パーツを扱っています。
愛称はNISMO(ニスモ -NISsan MOtorsport international-)。

1984年に日産のワークス・チームの一つだった大森ワークスを母体に設立されました。
設立当初から積極的にレース活動を行っており、全日本ツーリングカー選手権やル・マン24時間レースなど様々なレースに参戦しています。
そしてレースでの経験や技術を活かし、市販車用のチューニングパーツを製造し販売しています。
また、それらチューニングパーツを利用したコンプリートカーも販売されています。

今回紹介するR34 Z-tuneもNISMOのコンプリートカーの一つです。

当初は20台生産予定だった

R34 Z-tuneはNISMO創立20周年を記念して当初は20台の限定販売を予定していました。しかし実際に生産されたのは19台、販売されたのは18台でした。

Z-tuneはNISMOの基準に合致したR34スカイラインGT-R V-Specの中古車両をベースに製作されています。基準に合致する良質な中古車両が19台しか入手出来なかった為、予定よりも少ない生産台数となってしまったのです。

予定を狂わせてでも完璧なモノを作りたいという、NISMOの強いこだわりがうかがえます。

手に入れる事はできるか

筆者が調べたところ、記事執筆現在、香港の高級車販売店「Contempo Concept Limited」にて価格応談で一台販売されています。
車体番号は「R34-Z-009」、走行距離は3118kmです。

このような極端に製造台数が少ない車両は、その車を本当に愛して止まない人物か投資家にしか需要が無い為、出回ることはほぼ皆無です。出回ることがあるとしたら、投資家が時期を見計らって売却するか、その車を愛して止まない人物が死去して売却された場合くらいでしょう。

現在販売されている個体が売れたら、次はいつどこで売りに出されるか分かりません。
ちなみに前回は北米にて車体番号001の個体が6800万円で販売されていました。
NISMOから販売されたときの値段が1700万円だったことを考えるとかなりのプレミアが付いているようです。

NISMOの知恵と技術が詰まった究極の一台

R34 Z-tuneはNISMOが厳しい基準で選び抜いたベース車両を使用して、実際のレースで得た知恵と技術を集結させたチューニングパーツで武装した究極の一台です。
実際のレースにも使用されたGTブロックや、brembo社と共同開発した専用ブレーキシステム、デフオイル最適化に貢献するデフオイルクーラーなど、無駄の無い徹底したチューニングはまるでレーシングカーのようです。
見えるところから見えないところまで、全てにNISMOの強いこだわりが見て取れるでしょう。

INTRODUCTION of THE WRITER

守屋空山
name. 守屋空山

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