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川久保玲がラブコールを送る「ルイスレザー」の魅力とは?

ルイスレザーとは英国を代表するレザーウエアーブランドです。創業120年を超える老舗ブランドであるルイスレザー。数々のロックスターが着用した伝説のブランドであり、今もなお多くのファッショニスタを虜にし続けています。特にファッション関係者に抜群の人気を誇るルイスレザー、コムデギャルソンの代表であり、日本を代表するカリスマデザイナー「川久保玲」もルイスレザーの魅力に憑りつかれた一人です。今何故ここまでルイスレザーがセレブレティーやファッショニスタに支持されるのでしょうか?多くの人を引き付ける”魔性”のライダースに迫ります!

ルイスレザー(Lewis Leathers)とは?

1892年に創業のD・ルイスショップが起源

ルイスレザーは1892年にイギリスにて創業されたD・ルイスショップが起源です。意外なことにレザーライダースを手掛けるのは1926年からでした。それまでは紳士服のオーダーやオートスポーツの防護服の製作販売をする会社でした。D・ルイスショップは創業当初から作りには衣服や防護服のクオリティには定評があり、第二次世界大戦時は、イギリス空軍「RAF」からの依頼により防寒性と耐久性に優れたフライトジャケットを供給していました。

1930年頃のイギリスはオートバイ産業が急速に発展

D Lewis shop around 1900 at 124 Great Portland St, #DLewis #1896

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1930年頃イギリスではオートバイ産業が急速に発展を遂げます。バイクが大量に生産され大量に販売されれば、おのずとライダースジャケットやレーシングスーツの需要が高まります。イギリス軍のフライトジャケットを手掛けた実績を持つルイスレザーは、満を持してライダースのオーダーを開始します。

ライダースに求められてるものは、保温性と耐久性。転倒時にライダーの身体をどれだけ守れるかはかなり重要視されました。元々オーダー紳士服からスタートしたルイスレザーのライダースは抜群にスタイリッシュ、そしてイギリス軍お墨付きの保温性と耐久性。ルイスレザーのライダースの評価は口コミで広まり、イギリスのバイク乗りでルイスレレザーの名前を知らない人はいない、とまで言われる程となりました。

1950年代にはイギリスのレーシングライダーは全員がルイスレザーを着用、そしてレーシング世界チャンピンがルイスレザーを着用しトロフィーを手にした事により、ルイスレザーの人気が爆発的なモノとなります。プロレーサー御用達ブランドであり、全てのバイカーの憧れのブランドとして、ルイスレザーはその名を轟かせます。

ルイスレザーに若者が熱狂する1950年代

バイカー御用達ブランドから不良少年のアイコンへ

イギリス国内のバイカーの間ではかなりの知名度を誇っていたルイスレザーが、1950年代に入ると若者から支持され始めます。ルイスレザーの顧客はオーダーメイドでライダースーツを作る事が出来る、富裕層が中心、年齢は金銭的にゆとりのある世代が中心でした。しかし1950年代に入ってからのルイスレザームーブメントの中心は20代前半の若者。これは大ヒットした映画が大きく関わっています。その映画とは、ローマン・ブランド主演「ザ・ワイルド・ワン(乱暴者)」です。暴走族のリーダーを演じたローマン・ブランドのスタイルは、のちのアウトローファッションのベースになっています。

今では当たり前の「ダブルライダース=不良のアイコン」と定着させたのは”乱暴者”のローマン・ブランドの着こなし以降です。このアウトローヒーローの着こなしに当時の若者は陶酔します。しかし、イギリスでは「反社会的な内容」の為”乱暴者”の公開を10年間禁止しました。それでもローマン・ブランドのポスターを見てアウトローファッションを研究するイギリスの若者は急増するばかり、そして注目されたのはローマン・ブランドがタフに着こなすダブルライダースです。

ローマン・ブランドが劇中で着用したライダースはアメリカのデュアブル社のモノで、イギリスには当時ウエスト丈のジッパータイプのライダースは存在していませんでした。そこでルイスレザーは若者の夢をかなえるべき、”アウトローライダース”を製作します。

BRONX(ブロンクス)とういう名のアウトローライダースが誕生

#PaulSimonon is #60 today! Here hi is in #LewisLeathers with #TheClash - #HappyBirthday Paul!

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”アウトローライダース”を製作すべきルイスレザーは米国人のバド・ガンズ(Bud Ganz)氏にデザインを依頼します。そしてタフで武骨なアメリカンスタイルのライダースジャケット「BRONX(ブロンクス)」が誕生します。ブロンクスの登場でルイスレザーは若者のハートを鷲掴みにします。ブロンクスの登場により、憧れのアウトローファッションが可能となりました。

そして60年代に入るとバイカー以外にもミュージシャンにもルイスレザーのライダースジャケットは
着用されるようになります。憧れのロックスターが着用したライダースを求め、ルイスレザーはさらに若者からの支持を得る事になります。イギリスで起こった”パンクムーブメント”もルイスレザーの人気に拍車をかけた要因です。

ルイスレザーの愛用者は?

ラモーンズ

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ニューヨークパンクの伝説的バンドのラモーンズ。ライダースにタイトなブラックジーンズのスタイルは今のパンクロックstyleの基本とも言われています。アメリカ製の革ジャンのイメージのあるラモーンズですがルイスレザーのライダースも頻繁に着用していました。

ポール・マッカートニー

あまりレザージャケットのイメージのないポールマッカートニーですが、ルイスレザーの愛用者です。70年代には頻繁にルイスレザーのダブルライダースを着用していました。

シド・ヴィシャス

70年代の若者を熱狂させた伝説のパンクバンド「セックス・ピストルズ」のベーシスト、シドヴィシャスもルイスレザー愛用者です。”パンクスタイル=革ジャン”を決定付けた人物でもあります。スタッズを打った所謂”鋲ジャン”もシドのアイコンでした。ルイスレザーにも鋲を打ち込んだ通称”シドジャン”を着用した姿は、シドが亡くなった今でも様々なメディアで目にすることが出来ます。

ルイスレザーはファッショニスタを夢中にさせる

川久保玲の着用で日本でも空前のルイスレザーブーム

#HappyBirthday today to #ReiKawakubo - founder of #CommeDesGarcons here in #LewisLeathers

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日本でも空前のルイスレザーブーム。このブームの火付け役はコム・デ・ギャルソン、デザイナーの川久保玲です。川久保女史は自身のブランド”コム・デ・ギャルソン”にてルイスレザーとのコラボレーションアイテムを発表しています。ギャルソンとのコラボレーションのルイスレザーは当然の如く、セレブレティーやファッショニスタの注目を集めます。川久保女史自身もルイスレザーを着用した姿をメディアに公開、今まではマニアックなイメージの強かったルイスレザーがスタイリッシュなファッションitemとして、大々的に脚光を浴びます。

#RedCelebration at #CommeDesGarcons with #LewisLeathers #red #leatherjacket

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川久保女史自身のスタイリングやコム・デ・ギャルソンからのリリースにより、女性にも多くのルイスレザーファンを増やしました。今巻き起こっているライダースブームもギャルソンとルイスレザーのコラボレーションライダースの影響が関係している事は間違いありません。

川久保玲以外にもルイスレザーに夢中なデザイナーは多い

アンダーカバーのジョニオもルイスレザーファン

「 我們都是人,完美並非那麼好。 」 #高橋盾 #uc #perfectionisnotcool

elroy🌟さん(@gn286bp6)がシェアした投稿 -

アンダーカバーのデザイナーの高橋盾もルイスレザーのファンです。アンダーカバーからもルイスレザーとのコラボレーションライダースをリリースしてファッショニスタを陶酔させています。高橋氏はブルーのルイスレザーのライダースを着用されています。高橋氏はビンテージのルイスレザーも所有もされているとの事です。

ウルフズヘッドの幹田もかなりの数のルイスレザーを所有

#幹田卓司 #WOLF'SHEAD

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スタッズブームを巻き起こした”ウルフズヘッド”のオーナーでありデザイナーの幹田卓司もルイスレザーの魅力に憑りつかれた一人です。自身のショップ、ウルフズヘッドでも程度のいいビンテージルイスレザーを販売しています。ビンテージルイスレザーの火付け役は間違いなく、幹田氏です。バイカーでもある幹田氏にとってライダースはオールシーズン着用するアイテム、そして所有するライダースの半分以上がルイスレザーと言う筋金入りにコレクターです。自身で施した、スタッズワークを配したルイスレザーは芸術品の域です。

ルイスレザーの人気モデルとは?

サイクロン

#LewisLeathers X #Undercover limited edition Lightning and Cyclone jackets- sold out in a day!

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1970年代に登場したサイクロン。ルイスレザーを代表するモデルです。やや着丈の長いスタイリッシュで実用的なライダースです。”ファーストルイスレザー”としてサイクロンを選ぶファッショニスタも多い。アンダーカバーもこのサイクロンとコラボレーションを行っています。バックヨークのないすっきりとしたデザインが特徴です。

ライトニング

サイクロンと人気を二分するルイスレザーを代表するモデルです。ライトニングの方が歴史は若干古いと言われています。1960年代にはすでに登場していたモデルです。ルイスレザーの定番モデルでライトニングとの違いはポケットの配置やウエストベルトかアジャスターの違い等細かなモノです。コムデギャルソンとのコラボレーションはこのライトニングです。川久保玲女史もライトニングを着用されています。クロマニヨンズの甲本ヒロト氏もライトニングの黒を頻繁に着用されています。

ルイスレザーが多くのファッショニスタやセレブを虜にするワケとは?

堅牢な作りとスマートさ

多くのファッショニスタやセレブレティーを虜にし続けるルイスレザーの魅力は、英国生まれの堅牢な作りとスマートさではないでしょうか?元々紳士服にオーダーからスタートしたルイスレザーは英国の伝統でもある、ビスポークの流れが受け継がれています。武骨で堅牢な作りのライダースなのですが、テーラードジャケットに通じるスマートさを感じる事ができます。

この”スマートさ”がアメリカ製のライダースとの違いであり、ファッショニスタやセレブレティーがルイスレザーに惹かれる点のように感じます。バイカーは勿論ですが、ファッショニスタにここまで愛されるライダースはルイスレザーを措いて他には考えられません。

ライダースが苦手な方でも着る事の出来るライダースとも言われるルイスレザー。老舗英国製ライダースは羽織れば間違いなく虜になる”魔性のライダース”です!

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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ルイスレザーとは英国を代表するレザーウエアーブランドです。創業120年を超える老舗ブランドであるルイスレザー。数々のロックスターが着用した伝説のブランドであり、今もなお多くのファッショニスタを虜にし続けています。特にファッション関係者に抜群の人気を誇るルイスレザー、コムデギャルソンの代表であり、日本を代表するカリスマデザイナー「川久保玲」もルイスレザーの魅力に憑りつかれた一人です。今何故ここまでルイスレザーがセレブレティーやファッショニスタに支持されるのでしょうか?多くの人を引き付ける”魔性”のライダースに迫ります!