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家はあるが食べ物がない。世界中にいるストリートチルドレンの実態

発展途上国と呼ばれる国に足を運ぶと、高確率で出会うストリートチルドレン。旅行先のマーケットや道端で声をかけられて、お金を渡すこともできずに心が痛んだことはありませんか? こんな思いせずに、もっと安心して観光をしたいと思ったことはありませんか? 今回は、そんなストリートチルドレンを救う方法をご紹介いたします。

ストリートチルドレンとは

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正確に把握しきれていないものの、ストリートチルドレンは世界中に1億〜1億5000万人いるといわれております。ストリートチルドレンは大きく分けて3タイプに分かれていて、『家はあるが居場所がない・食べ物がないなどの理由で家に帰れない』『家はあり、昼間は路上で働き夜は家に帰る』『親がおらず帰る家がどこにもない』と分けられます。そのような理由で、路上で生活をしたり、路上で物を売って生活費にしている子供たちのことをストリートチルドレンと呼んでいます。

路上に出る子供たちは常に危険と隣り合わせの生活をしており、政府もストリートチルドレンが路上に働きに出ることのないよう法律を定めるなどしていますが、それでもストリートチルドレンをゼロにするは難しいのが現実です。

なぜストリートチルドレンにお金を渡してはいけないのか

正確には、もし1人の子供から物を買えば、周りでそれを見ていた子供達は『あの人なら買ってくれる』と思い、寄って来てしまう可能性があり、それを避けるために暗黙のルールとして“ストリートチルドレンにお金を渡してはいけない”といわれているのです。
例えばそれが本当に必要な物で、その後の子供たちをきっぱり断ることができるのであればいいのですが、“かわいそうだから”という理由であれば、絶対にやめた方がいいです。その後の子供たちを何人も断るのと、最初の1人を断るのでは、心の痛み方は違うはずです。

ストリートチルドレンを救うNPO・NGO

現在ではストリートチルドレンを救うために世界各国で様々なNPO・NGOが立ち上がっています。
多くのNPO・NGOは、彼らを単純に金銭的に助けるのではなく、観光客に対する“お金をくれる人”という考え方を変えてあげて、自立できる方法の選択肢の幅を広げる手助けをしています。
またそれと同時に、観光客側のストリートチルドレンへの偏見も無くそうと働きかけています。
私が初めて、直接ストリートチルドレンと触れ合ったのは、あるNPOのプログラムでした。それまでは私も正直、かわいそうだと思いつつ、偏見も持っていましたし、恐怖心や警戒心もかなりありました。もちろん今でも警戒心はしっかり持っていますが、彼らへの偏見は軽減されました。

ご飯を持ち帰る子供たち

参加したプログラムでは、毎週決まった曜日にストリートチルドレンを公園に集め、絵を描いたり踊ったり歌ったりしてレクリエーションを通して触れ合いながら、様々な事を学ばせます。それに参加した子供たちには、最後に1人1人前ずつご飯が配られます。その場で喜んで食べる子もいれば大事そうにとっておいて食べない子供もいて、ある男の子になぜ食べないのか尋ねると『家に持って帰って、ママと妹にあげるの』と笑顔で答えてくれました。まだ7歳の子供です。
ストリートチルドレンは、本当はただの純粋な子供で、家庭を助けるために小さな体でマーケットに働きに出ている、ただそれだけなのだと実感した瞬間です。

ストリートチルドレンを助けて安全な観光を

プログラムに参加した翌年、同じ地域のマーケットを歩いていると、やはり出会ったのはストリートチルドレン。でも、彼らが差し出してきたのは、“これ買って”の手ではなく“握手して”の手だったのです。別の時には、たった2回しか会っていない私の名前を呼んでくれた子もいました。

そうです。NPOの働きかけによって、彼らは観光客=物を買ってくれる人、ではないと学んだのです。
これはまだほんの一部の地域ですが、こんな街が増えていけば、観光客が安心して歩ける地域ももっと増えるのではないのでしょうか。それでは、ストリートチルドレンを救う方法をご紹介します。

寄付をする

一番代表的な支援方法です。ストリートチルドレンを支援しているNPO・NGOは沢山あり、どこを選んだらいいのか迷いますよね。
現在、NPO・NGOの資金集めで主流になっているのはクラウドファンディングです。中でも、過去の支援に対して事後報告をしていたり、年に1度サポーターへ向けた報告会をしているところを選べば、支援金がどこに使われているのか分かって安心です。
また、多くのNPO・NGOが数百円〜支援を受け付けていますので、ハードルは決して高くありません。他にも、衣類の寄付など募集しているところもありますので、無理のない範囲で選んでみてはいかがでしょうか。

特定の子のサポーターになる

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こちらは寄付と少し違います。ある特定の子供の今後を支援していく方法です。
勉強は好きだし、やる気も充分にあって、将来性もあるが、お金がなくて学校に通えない。という子供のサポーターを募集しているNPO・NGOもあります。
サポーターはその子供の学費を負担してあげる役割になる、つまり、1人の子供の人生をサポートすることになるので、決して軽い気持ちでできるものではありませんが、子供の成長を見届けることができ、やりがいも大きな支援方法です。

プログラムに参加する

NPO・NGOが企画しているプログラムは、数日間のものから数週間のものまで期間は様々です。プログラムに参加して、ストリートチルドレンへの偏見を無くすだけでも子供たちにとっては大きな手助けですし、観光する時の気持ちも違ってきます。仕事の長期休みなど、日程が合うなら参加してみることをオススメします。
ちなみに私が参加したプログラムでは、高校生からおじいちゃんまでかなり幅広い年齢層の方が参加していました。

手を握る

もしストリートチルドレンが“お金をください”“これを買ってください”と手を出してきたら、“ごめんね”と一言添えて、手を握ってあげてください。手を握るのが不安なのであれば、笑顔を返してあげてください。
彼らの生活の助けにはなりませんが、これから彼らが成長していく中で、観光客が向けてくれた温かい笑顔は彼らの人生を変えていく大きな手助けになるはずです。

小さな手を取って安心できる街づくりを

いかがでしょうか?恐らく、テレビや本でストリートチルドレンという言葉を目や耳にすることがあっても、日本にいたらあまりピンとこない人も多いと思います。
心のどこかで気にかけていても、支援する方法が分からないという人もいます。支援することを偽善だという人もいます。
それでも、危険と隣り合わせの生活をしている子供がいるという事実は変わらないですし、その子供達を救うことで安全な街も増えます。
観光先でストリートチルドレンに出会った時、ぜひこの記事を思い出してみてください。

INTRODUCTION of THE WRITER

nene
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