「漆磨(シーマ)」という名前の不思議なグラスがあります。漆器と金箔、ステンレスの研磨といった日本の伝統的な技術が結集してグラスになったものです。 北陸の石川県の山中漆器と金沢の金箔と新潟県の燕三条の日本の匠の技術が出会って共宴したグラスです。 こんなに贅沢なグラスはないでしょう。
漆と研磨の伝統技術が集結したビアグラス
石川ブランドとしても認定される漆磨(シーマ)は、グラスの表面に漆が塗られています。漆を塗った直後は、濃いアメ色ですが、温度や湿度、光によって段々と変化していく、生きているグラスとして話題になっています。
この漆のグラスは、約半年から1年以上をかけて時間を掛けて育っていくと言われています。買ってから自分の手で育てるグラスと言うのは趣があって楽しみも広がりますよね。
ビールを飲むグラスとしてできた漆磨カップは、外側は山中漆器の漆、内側は燕三条の研磨の技術によってステンレスが美しく磨かれています。ビールの泡立ちをクリーミーによくするために磨かれた研磨技術にも匠の技が使われています。
その良さはビールが注がれた状態を見てみるとよくわかるのではないでしょうか。
外側の雰囲気と口当たりは温かみのある漆器で楽しんでいただき、内側はステンレスを磨き上げ泡立ちを良くしています。2つの伝統技術によって美しさと泡立ちの良さの両方を追求することを可能にしたカップです。
二重構造にもなっていて冷たさも長持ちします。今までは漆器で飲むビールなど想像することもなかったでしょう。
アサヒ 漆磨 箔銅華 ビアカップ 380ml 桐箱入 CNS-L801
日本の伝統技術のコラボの楽しみ
最近こうした日本の伝統技術がコラボしたものが多く作られるようになっています。これまで頑なに伝統を守ってきた技術がそれぞれの良さを活かしてコラボすることでまた新しい魅力を発揮しています。
外側と内側で全く違う表情を見せるカップによって新しい美しさとの出会いが生まれています。
匠の技のコラボ 漆磨 ( シーマ ) カップ シングルL 黒 金箔華切り回し ( 伝統工芸士作 )
純銅の研磨と金箔の共宴
新潟県の燕市の見事な研磨技術による純銅カップと石川県の金沢の金箔が出会った「漆磨 箔銅華」も誕生しています。純銅カップに金箔を張り巡らした見た目も豪華なカップです。
贈り物にしたり、お祝いの時に傾けたくなるようなカップです。
これらの漆磨シリーズは、石川県から石川ブランドにも認定されています。県内の中小企業者等が開発研究を進めるなどして新しい優秀な製品を作り出した際に認定を受ける制度です。
匠の技のコラボ 漆磨 金澤箔 ( シーマ ) 箔銅華 コロコロタンブラー
伝統技術が出会うことでの無限の可能性
こうした物を見ていると日本の伝統工芸品も無限の可能性をこれから秘めている気がしてきます。さらなる新しい美しさとの出会いが生まれるのが待ち遠しくなるのではないでしょうか。

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