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伝説のランチア ”ストラトス・ゼロ” とは?

ランチア・ストラトスといえば、伝説のラリーカーとして多くの人に知られている名車です。しかし、最初に”ストラトス”という名を冠したマシンはラリーカーとは程遠いデザインのマシンでした。”ランチア・ストラトス・ゼロ”は、1970年代を代表するマシンの一つで当時のトレンドをふんだんに取り入れたマシンでした。

ランチア・ストラトス・ゼロ

ストラトス・ゼロ:プロトタイプカーとしてのランチア・ストラトス

”ランチア・ストラトス”。ラリーを知る人の中では知らない人のいない伝説的なマシンです。ランチア・ストラトスは。世界ラリー選手権(WRC)では力強い走りを見せ優勝を重ね、さらには、耐久レースであるル・マン24時間や、ラリーカーがぶつかりあいながら競い合うラリークロスなどにも参戦した優れたマシンとして知られています。そんなランチアから”ストラトス”の名を冠した最初のマシンとして発表されたのが”ランチア・ストラトス・ゼロ”です。1970年のトリノ・モーターショーでデビューを果たした”ランチア・ストラトス・ゼロ”は、その近未来を感じさせるスーパーカー風のデザインが注目を集めました。1970年代を代表する一台であり、当時流行りのボディデザインは、ランボルギーニ・カウンタックやロータス・エスプリなどとの類似性も見えます。このコンセプトカーは、ランボルギーニ・カウンタックやミウラ、デ・トマソ・パンテーラなどを手掛けたイタリアのカロッツェリア”ベルトーネ”によってデザイン面が担当されました。

1988年に、マイケル・ジャクソンの”Moonwalker”に登場したことで知られています。

ストラトス・ゼロ:ショーカーとしてのパフォーマンス

ランチア・ストラトス・ゼロは、あくまでもショーカーとして開発されました。ランチアは当時からラリーへの勝利への強い追求があり、ストラトス・ゼロのようなラリーに参戦できそうもないマシンにはあまり興味がなかったとも言われています。ストラトス・ゼロには、ランチアのラリーカーである”フルヴィア”に搭載されていた115馬力を出力する1.6リットルV4エンジンが搭載されました。ミッドシップレイアウトを採用しているストラトス・ゼロは、エンジンをリアの特徴的な三角形のエンジンカバーの中に収納されていました。シートはほぼ水平で、広いフロントウィンドウからは空を眺めることもできました。計器類が収められているパネルはグリーンのガラスで覆われており、テスラに搭載されているセンターコンソールパネルのような印象を与えます。

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ストラトス・ゼロ:空気抵抗を極限まで抑えた未来のデザイン

ストラトス・ゼロのデザインは、1970年代を代表するスタイリングであるといえます。当時は、ロータス・エスプリやランボルギーニ・カウンタックなどの近未来的でスタイリッシュなデザインが流行していました。また、低い車高とワイドなボディが流行っており、このストラトス・ゼロもまさにその特徴を持っています。83cmという非常に低い車高はフォードGT40以下で、全長は3.58m。一直線のラインでフロントからリアへと流れており、空気の流れを邪魔しないデザインが採用されています。フロントウィンドウが上方向へと開くことで乗り入れすることができ、戦闘機のコックピットのようなイメージとなっています。リアには大きなエキゾーストパイプが2本並べられており、三角形のエンジンカバーを外すと、1.4リットルV4エンジンが姿を現します。未来を感じさせるデザインです。

ストラトス・ゼロ:2011年にはオークションに

ストラトス・ゼロは2011年にオークションにかけられています。オークション大手のサザビーズによると、761600ユーロ、日本円にして1億150万円で落札されています。

時代を代表する一台”ストラトス・ゼロ”

ランチア・ストラトス・ゼロについて紹介してきました。伝説のラリーカー、ストラトスの歴史の最初の1ページがランチア・ストラトス・ゼロでありました。ストラトス・ゼロの独特のスタイリングはラリーカーからは程遠いものでしたが、多くの人をとりこにした事実と1970年代を代表する一台であることは間違いありません。近年は富裕層の間で投資財としても、愛好用としてクラシックカーブームが起こっています。もし、またオークションにかかることがあれば、検討してみる価値はあるでしょう。

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高級車の記事をメインに、資産運用についても紹介していきます。

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