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ヴァレンティノ(VALENTINO)ラグジュアリーパンクスピリッツに富裕層は陶酔

イタリアの老舗ラグジュアリーメゾンのヴァレンティノ。ヴァレンティノ・ガラヴァーニが創立したオートクチュールメゾンがブランドの発祥です。イタリアを代表する由緒あるラグジュアリーブランドに今若き富裕層からの熱狂的なラブコールが鳴り止みません。変貌を遂げる老舗ラグジュアリブランドのヴァレンティノ。ヤングセレブレティーを虜にするラグジュアリーなパンクスピリットとは?その鍵を握るクリエイティブディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリの思い描くヴァレンティノの未来とは?今最も注目すべき老舗ブランド、ヴァレンティノに迫ります。

ヴァレンティノ(VALENTINO)今最もエッジの効いたラグジュアリーメゾン

ヤングセレブレティを魅了するリュクスなパンクスピリッツ

ヴァレンティノは紛れもなくラグジュアリブランドです。オートクチュールハウスからスタートしたイタリアを代表する老舗ブランド。

富裕層ご用達のグラマラスでエレガントなドレスに定評のあるブランドです。由緒あるイタリアンブランドが今ヤングセレブレティーから熱烈なラブコールを受けています。

特にメンズの若き富裕層を陶酔させるヴァレンティノ。今最もエッジの効いたitemとスタイリングを提供する老舗ブランドでもあります。トラディショナルなラグジュアリーブランドをリュクスなストリートスタイルで構築したメンズコレクションは世界中のファッショニスタや富裕層から高い評価を得ています。

上質でモダンなハイストリートを前面に打ち出したコレクションは、それまでヴァレンティノに関心を示さなかった若い世代を取り込みました。

そして2017-18年秋冬はパンキッシュな香りの漂うコレクションを発表。老舗ラグジュアリーブランドが放つエレガントなパンクスタイルは世界中のファッショニスタやヤングセレブレティーを陶酔させました。

ヴァレンティノのお家芸とも言うべきエレガントでクラシカルなテーラードジャケットやスーツに合わせるのはグラフィックの入ったキャップやスウェット。上質なスラックスには80年代を髣髴させるスポーティーなスニーカー。

エレガントなストリートスタイルにスポーツテイストのギアをミックスしたフレッシュで斬新なスタイリングは老舗のクチュールハウスのイメージを大きく変えました。

変わり続けることがファッションであると公言するのは現在ヴァレンチノを牽引するクリエイティブディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリの言葉です。

グラフティを多用し、ストリートitemをラグジュアリーに仕上げる鬼才な伊達男、ピエールパオロ・ピッチョーリ。

パンクスピリッツ漂うフレッシュなヴァレンティノでファッション業界を引っ掻き回す、クリエイティブディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリとは?

ヴァレンティノ(VALENTINO)のイメージを大きく変えた人物とは?

ピエールパオロ・ピッチョーリ

「2017-18年秋冬にヴァレンティノからリリースされるプロダクツだけで欲しい物の7割は揃う」著名なファッションエディターの言葉です。

今期のヴァレンティノはメンズファッションのトレンドそのものといっても過言ではないコレクションを見せれくれました。

上質なドロップショルダーのチェスターフィールドはヴァレンティノらしくグラマラスでクラシカル。コンパクトでノーブルなスーツもヴァレンティノらしいリュクスなitemです。

高い技術力が傍目から見ても分かるハイエンドなウエアを、ストリートなitemでカジュアルダウンさせる2017-18年秋冬コレクション。

スーツスタイルにキャップやスニーカーを合わせる80年代を髣髴させるスタイリングは驚くほど、真新しいスタイリングではないのですが、そのスタイリング披露されている場所は、老舗ラグジュアリーブランドであるヴァレンティノのランウェイ上です。

ヴァレンティノが作り上げたエレガントな80年代ストリートスタイルには多くのファッショニスタが釘付けとなりました。

item単品で見れば驚くほどグラマラスでリュクスなものばかり、それをあえてデイリーでラフに見せるクリエイティブディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリの手腕。

今回目を引いたのはグラフティープロダクツの数々。キャップやスウェット、ニットなどのストリートitemを中心にアウターにまでグラフティー加工が施されたプロダクツが登場しました。

グラフティーによりパンキッシュでチープな味付けがされたヴァレンティノのitem。このグラフティーを手掛けた人物は、”ジェイミー・リード”です。

ジェイミー・リードとはイギリス人アーティストで、伝説のパンクバンド、”セックス・ピストルズ”のジャケットを手掛けた人物としても知られています。

旧友マルコム・マクラーレンの依頼により製作した”ゴッド・セイブ・ザ・クイーン”はパンクを象徴するグラフィックデザインであり、パンクのアイコニックデザインです。

正真正銘パンクグラフィックのパイオニアが手掛けた今回のヴァレンティノのグラフィック。パンクスピリッツがひしひしと伝わってくるのは当然とも言えます。

グラフィック界のレジェンドであり、パンクグラフィックのパイオニアと組んだ今回のヴァレンティノ。

老舗クチュールメゾンとパンクグラフィックアーティストが手を組む信じられないコラボレーションもファッション界を震撼させました。

そして全ての仕掛け人は勿論、ヴァレンティノのクリエイティブディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリです。エレガントなスーツスタイルからエッジの効いたフレッシュでリュクスなストリートスタイルを手掛ける鬼才に触れさせていただきます。

ピエールパオロ・ピッチョーリは18年以上ヴァレンティノを支えてきた人物です。ヴァレンティノ以外にもフェンディなど、ビッグメゾンで経験を積んだ、ピエールパオロ・ピッチョーリ。彼がヴァレンティノで注目を集めるのは2008年ごろ。アレッサンドラ・ファッキネッティの後任のクリエイティブディレクターとして、マリア・グラツィア・ キウリと共に指名されます。

ピエールパオロ・ピッチョーリはそれ以前はヴァレンティノのアクセサリーのデザイナーとして10年ほど活躍してきました。

ピエールパオロ・ピッチョーリがメンズラインを手掛けるのが、2010年ごろ。この頃からヴァレンティノのメンズラインがファッショニスタの注目を集めるようになります。

ピエールパオロ・ピッチョーリはマリア・グラツィア・ キウリと共に新たなヴァレンティノを構築します。

新生ヴァレンティノを構築したのはピエールパオロ・ピッチョーリとマリア・グラツィア・ キウリの二人です。

ヴァレンティノ移籍以前のフェンディでもパートナーを組んできた二人。25年以上共に仕事をしてきた二人の息の合ったコレクションにファッション業界は刮目します。

しかし、2016年長年パートナーを組んできたマリア・グラツィア・ キウリが辞任、ヴァレンティノを去ることとなります。

ピエールパオロ・ピッチョーリは2017年春夏から単独でのコレクションを発表しています。ピエールパオロ・ピッチョーリ単独によるヴァレンティノに世界中が注目したことは言うまでもありません。

マリア・グラツィア・ キウリと二人で作り上げたヴァレンティノの未来を不安視する声も少なからずありました。

ピエールパオロ・ピッチョーリは様々なプレッシャーをモノともしない、よりフレッシュでよりスタイリッシュなヴァレンティノを世界中のセレブレティーに見せ付けました。

ヴァレンティノ(VALENTINO)の歴史とは?

オートクチュールのアトリエからスタート

1959年にヴァレンティノ・ガラヴァーニがデザインをスタート。小さなクチュール専門のアトリエを1960年にジャンカルロ・ジアメッティを中心とした支援家と共に共同でヴァレンティノを設立します。

1962年には既にコレクションを発表する程順調なスタートでブランドは動き出します。

オートクチュールを徹底的に学んだヴァレンティノ・ガラヴァーニはエレガントなドレスを得意としました。ファーストコレクションでは白をメインとした清潔感に凛とした強さと美しさを加えたプロダクツをリリース。富裕層から高い評価をえます。

ファーストコレクションこそ、白を基調としたものでしたが、ヴァレンティノのドレスはやはり赤。
”ヴァレンティノ・レッド”と称される鮮やかでエレガントな赤のドレスは多くの富裕層を魅了しました。

ヴァレンティノはイタリアよりアメリカの富裕層の間で火が付き、ラグジュアリーブランドへと上り詰めたブランドです。

その理由はヴァレンティノのファーストコレクションを見に来ていたニューヨークのバイヤーの目に留まり、アメリカで大々的な販売が開始されたからです。

ハリウッド女優ご用達ブランドのイメージはこのアメリカでの先行販売が関係してるように思います。実際に1960年代はヴァレンティノのエレガントなドレスを纏うハリウッド女優の姿は様々な媒体で確認できます。

ヴァレンティノのドレスはファーストレディにも愛されました。ジョン・F・ケネディ大統領婦人である、ジャクリーヌ・ケネディもヴァレンティノのドレスに魅了された一人です。

ハリウッドセレブからファーストレディまでアッパークラスに愛されたヴァレンティノ。勢いそのままにヴァレンティノはプレタポルテコレクションを1970年からスタートさせます。

プレタポルテコレクションによって、さらに知名度を上げたヴァレンティノは1976年に日本進出も果たしています。

40年以上前からに日本にフラッグシップショップを構えるヴァレンティノ。古くから日本の富裕層に愛されていた理由は、バブル景気前に日本上陸を果たしていたことも要因です。

1984年にはオリンピックのイタリア代表の衣装まで担当したヴァレンティノ。イタリアでは誰もが知る国民的なラグジュアリーブランドとなります。

ヴァレンティノ・ガラヴァーニの引退

世界的な不況の波は飛ぶ鳥落とす勢いのヴァレンティノにも影響を与えます。ラグジュアリーブランドとして会社を経営していく難しくなり1998年にイタリア最大のアパレルメーカーである、マルゾット社に全ての事業を売却します。

そして2007年のオートクチュールコレクションを最後にヴァレンティノ・ガラヴァーニはデザイナーを引退しました。

ヴァレンティノ(VALENTINO)セレブを陶酔させるリュクスなプロダクツは?

2017-18秋秋冬のアイコニックギアのグラフティitem

キャップやスウェットが既にヤングセレブレティーのSNSにも登場しているアーティスト、ジェイミー・リードとのコラボレーションitem。ポップでキッチュなグラフティーは身につけるだけでリュクスなパンクスタイルが完成します。

上質なコートの背にもメッセージが縫い付いつけてあるギアも存在します。背中にメッセージが縫い付けられたドロップショルダーのトレンチコートにルーズなスラックスを合わせる着こなしは、ピエールパオロ・ピッチョーリが作り上げた新たなパンクスタイルです。

ノーブルでクラシカルなスーツスタイルに今期のヴァレンティノのアイコンであるグラフティスウェットとグラフティキャップをセットするスタイリングは、新鮮でスタイリッシュ。クラッシュやダメージitemをプラスする事なく、リュクスなウエア同士のコーデで見事にドレスダウンさせるピエールパオロ・ピッチョーリのテクニック。

上質なもの同士の組み合わせでパンクスタイルを作り上げる手腕は流石の一言です。スウェットやキャップなどデイリーに使えるitemは既に入手困難のようです。

ヴァレンティノのショーで火がついた、キャップにオーバーサイズの上質なチェスターフィールドを合わせる着こなしは間違いなく、今期のトレンドです。

ヴァレンティノ(VALENTINO)の世界を席巻する鬼才

ピエールパオロ・ピッチョーリのアナーキズムとは

常に変化を求め続ける鬼才、ピエールパオロ・ピッチョーリ。今シーズンのヴァレンティノのコレクションをヴァレンティノを知る古くからの知るカスタマーが見たら、気がつかない可能性さえあります。

それほどヴァレンティノ・ガラバーニが創立したヴァレンティノとは大きく異なるピエールパオロ・ピッチョーリが作り上げるヴァレンティノ。

クチュールからスタートし、1970年にプレタポルテをスタートさせた老舗ブランドがここまでストリート色の強いitemをアイコニックとしたコレクションを行うとは誰もが想像しなかったと重います。

伝統は守り続けることが大切です。しかし、守り続けるだけではブランドの維持は不可能です。多くの老舗メゾンが新たな風を入れるため、デザイナを迎え入れる理由はそこにあります。

ヴァレンティノ史上最もポップでパンキッシュなコレクションでファッション界に衝撃を与えたピエールパオロ・ピッチョーリが単独で手掛けるヴァレンティノ。

このコレクションだけを見ると若手の才気溢れる新進デザイナーが手掛けたように見えますが、ピエールパオロ・ピッチョーリは10年以上ヴァレンティノに在籍しています。

ラグジュアリーブランドを渡り歩いた重鎮が手掛けるフレッシュでアバンギャルドなヴァレンティノ。

デリバリーまではまだ少し時間がかかりますが、2018年の春夏コレクションも大盛況で幕を閉じたピエールパオロ・ピッチョーリのヴァレンティノ。2018年春夏はよりスポーティーなギアやスタイリングが目立ちました。

ファッションで最も大切なものは感性と公言する鬼才、ピエールパオロ・ピッチョーリ。2018年春夏のコレクションで2シーズン目を迎えたヴァレンティノの単独コレクション。

シーズンを重ねるごとによりフレッシュさを増していくピエールパオロ・ピッチョーリが手掛けるヴァレンティノ。

そして2018年春夏もトラックスーツやマウンテンパーカー、チノパンやハイカットスニカーといったデイリーに使えるプロダクツが多く、ヴァレンティノファン増やすことは間違いありません。

変化を求めるアナーキストなジェントルマンであるピエールパオロ・ピッチョーリ。伝統を重んじながらもモダンにフレッシュに変わり続けるヴァレンティノを作り上げた鬼才です。

ブラックスーツを愛する伊達男であり、ファッショニスタとしても注目されるファッション業界の重鎮。

ファッションは感性が全て。ピエールパオロ・ピッチョーリのコレクションを眺めていると、うなずく以外ありません。

鮮烈なピエールパオロ・ピッチョーリの感性が作り上げるヴァレンティノが、トレンドセッターであり続けることは当然なのかもしれません。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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