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ルカ・オッセンドライバーが創り上げる老舗ブランド、ランバン(LANVIN)の新たなメンズスタイル

1800年代から続く、老舗ラグジュアリーブランドである、ランバン(LANVIN)。最も歴史のあるトータルブランドとしても知られている、ランバンのメンズウエアに、ファッショニスタが夢中です。現在、ランバンのメンズデザインを手掛ける、ルカ・オッセンドライバーが創り上げる、モダンでフレッシュなメンズウエアの世界に、ファッションエディターや、ヤングセレブレティは首ったけです。ルカ・オッセンドライバーが、ランバンのメンズを手がけて、2017-18年秋冬コレクションで11年目。よりノーブルで洗練された、リアルクローズを打ち出した、今回のコレクション。フレッシュでモダナイズされた、老舗ブランドを徹底解析いたします。

ルカ・オッセンドライバーが創り上げるランバン(LANVIN)

歴史あるフランスラグジュアリーブランドの新たなカタチ

ファッションエディターや、感度の高い富裕層の着用率の高い、ラグジュアリーブランドとして、必ず名前の挙がる、ランバン。アルベール・エルバスが2001年にランバンのレディース・クリエイティブ・ディレクターに就任後、ランバンは確実に生まれ変わりました。

アルベール・エルバスが手掛けるレディースコレクションは、偉大なデザイナーである、ジャンヌ・ランバンへの敬意が、ひしひしと伝わるコレクションでありながら、全く別のブランドといってもいいほど、フレッシュでノーブル。

生まれ変わったという表現が最適な、新生、ランバンはファッションエディターや、ランバンのグッドカスタマーから、絶大な評価を得ました。

レディースで絶対的な評価を得た、アルベール・エルバスは2006年にメンズラインのアーティスティック・ディレクションも行います。

時代の寵児となった、アルベール・エルバスと共に、ランバンの新たな、メンズスタイルを作り上げた人物が、現在クリエイティブ・ディレクターを務める、ルカ・オッセンドライバーです。

2006年当時より、アルベール・エルバスは、メンズのアーティスティックディレクターも兼任、メンズラインのヘッドデザイナーはルカ・オッセンドライバーが手掛けていました。

2001年以降、コレクションを行うたびに、ファッショニスタの注目度が高くなるランバン。そしてここ数年は、レディース以上に、メンズウエアにファッショニスタの注目が、集まっています。

元々レディースのラグジュアリーなドレスや、ゴージャスなファーitemが、富裕層ご用達だったランバン。ランバンの長い歴史の中で、メンズウエアが、ここまで注目されたことは、かつてなかったはずです。

ファッションエディターや、ヤングセレブレティーを陶酔させる、老舗ラグジュアリーブランドについて、今回はフォーカスを絞ります。

ランバン(LANVIN)2017-18年のメンズコレクション

更に強く打ち出された、ルカ・オッセンドライバーの世界観

富裕層や貴族ご用達の、モダンな帽子店から、オートクチュールメゾンとして長い歴史を誇るランバン。現在、オートクチュールラインは、後継者に恵まれなかったため、事実上終了していますが、プレタポルテブランドとしても、古参のフランスのラグジュアリーブランドです。

美しい発色のグラマラスで、セクシーなドレスを得意とするランバンは、富裕層の”ご贔屓ブランド”としても知られています。

グラマラスでラグジュアリーなドレスのイメージの強いランバン、メンズウエアに関しては、イメージが薄い方も多いかと思います。

特に若いファッショニスタや、富裕層には、馴染み深いブランドではありませんでした。フランスの歴史あるラグジュアリーブランドのメンズウエアは、テーラードジャケットや、タキシード、ポロコートがメインのアダルトで、優美なコレクションを想像していたファッショニスタは、多かったようです。

確かに、クチュールや、ビスポークを、メインとしていたランバンのメンズウエアは、最高級の紳士服。タキシードやスーツのオーダーが多かったはずです。しかし、ルカ・オッセンドライバーが、ランバンのメンズラインを手掛けてからは、所謂、老舗ラグジュアリーブランドである、ランバンのイメージはいい意味で、大きく裏切られました。

クラシカルで、ベーシックな、紳士服のイメージしていたランバンからリリースされたのは、ストリート色の強い、リアルクローズ。ノーブルな雰囲気は感じさせつつも、従来のランバンのイメージは何処にもありませんでした。

フレッシュで、かなり若返った新生ランバン。ファッションエディターは、ルカ・オッセンドライバーが創り上げるランバンに興奮し、ヤングファッショニスタは、新進ブランドとして、ランバンを受け入れました。

ルカ・オッセンドライバーによる、大胆ともいえる、ランバンのメンズラインの再構築は、圧倒的な支持を得て大成功を果たしました。

ファッションエディターや、ヤングセレブレティーが、こぞって愛用する老舗ブランドとなった、ランバンを創り上げた、ルカ・オッセンドライバーも、2016-17年の秋冬コレクションで、11年を迎えます。

記念すべき、10周年にあたる2016-17年秋冬のコレクションでは、ハンドワークを多用した芸術作品のようなウエアをリリースし話題となったランバン。アーティスティックなウエアでありながら、リアルクローズに、特化したitemを多数リリースし、ファッショニスタを陶酔させました。

前回とは趣を変えた、今回のランバンのメンズコレクションは、よりストリート色の強い、フレッシュなウエアと、モダナイズされたスタイリングで会場を大いに沸かせました。

更に、ルカ・オッセンドライバーの色が、より濃く出た、2017-18年のランバンのメンズコレクション。

ルカ・オッセンドライバーの目指す、エスプリ感とモダナイズされた、リアルクローズスタイルの、ランバンのメンズウエアが絶対的な圧倒感を纏い、ファッション関係者を魅了していました。

NOTHING(ナッシング)とシンプルなラグジュアリーの融合

様々なメディアで取り上げられた、ランバンのメンズコレクション。ランバンのメンズウエア史上、最も多くの注目を集めた、コレクションではなかったでしょうか?

2017-18年のコレクションでも、メインに打ち出したのはリアルクローズ。メンズ服のベースはベーシックでデイリーな日常着にあると、考えるルカ・オッセンドライバーの感性が、ウエアから、アクセサリーにまで、宿ったショーでした。

ニットや、ダブルブレステッドのスーツや、コンパクトなVゾーンの狭い所謂、モッズスーツ、そしてアウターも、ダッフルコートや、ポロコートとベーシックなメンズウエアが登場しました。

アウターは基本的に、オーバーサイズの、ドロップショルダーがメイン。レザーウエアや、スポーティーなマウンテンパーカー、ダウンジャケットもファッションエディターから高い評価を得ていました。

ボトムスは、ルーズなコットンパンツや、ウールパンツがメイン。レングスは長めで、ワンクッション以上の長さに処理されていました。すっきりとしない、もたつくパンツの長さが、オーバーサイズのトップスや、アウターで創り上げる、独特の世界観を表現していました。

今シーズントレンドの、長めのパンツのレングスは、ランバンのコレクションが、一役買っていることは明白です。

コレクションのメインでもあった、フットウエアは、シンプルなローテクスニーカー。ハイエンドなレザースニーカーは、ルーズなスラックスと合わせ、モダンではあるのですが、ノスタルジックな雰囲気作りに、貢献していました。

レザースニーカー同様にメインでもあった、足袋を彷彿させるシューズ。スニーカーのようであり、ブーツの様でもある、独特なフォルムが、多くのファッショニスタの注目を集めていました。

オーバーサイズのチェックのダッフルコートに、ルーズなスラック、その足元に合わせたこの、足袋のようなフットウエア。

ランバンのリアルクローズでありながら、独特なアバンギャルドを感じさせる、コレクションや、着こなしはこの、ルカ・オッセンドライバーのセンスに、由来するものだと思います。

着丈が短く、袖の長い、少し、フェミニンな雰囲気もあるニットに、チェックシャツをレイヤードし、ドライで、タフな男性像を創り上げる、スタイリングテクニックも、流石は、ルカ・オッセンドライバーです。

レザージャケットから、ダブルブレステッドスーツやポロコート、そしてメインアウターの、ダッフルコートまで、メンズスタイルに必要な、ウエアを詰め込んだクローゼットのような、印象を受ける、今回のランバンメンズコレクション。

デイリーなリアルクローズを、今回も前面に打ち出した、コレクションなのですが、item全てがかなり上質でラグジュアリーです。

流石は、フランスが誇る、ラグジュアリーブランドである、ランバン。ここまで、シンプル且つ、デイリーな、ウエアーで構成された、コレクションであるにも関わらず、グラマラスで、ゴージャスなドレスや、ファーコートを見せられる以上に、ラグジュアリーで、ノーブルです。

メンズウエアにとっと、最も重要な物は、上質な素材で作った、リアルクローズウエアであると、ランバンが、示唆しているように感じました。

NOTHING(ナッシング)と強いメッセージを感じさせるマフラーは、”何もない”という単純な意味ではない事が、今回のコレクションから見受けられます。

ルカ・オッセンドライバーの掲げる、NOTHING(ナッシング)には、ゼロからの構築であり、スタートの意味もあるように思います。

2017-18年のメンズコレクションで、ランバンが、メンズファッションを牽引していくことを証明したと同時に、ルカ・オッセンドライバーが、トレンドセッターであることを、知らしめたように感じます。

ランバン(LANVIN)のメンズウエア創り上げる鬼才とは?

ルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)

現在のランバンのメンズのイメージを創り上げ、ファッションエディターや、ヤングセレブレティーを、陶酔させている人物は、ルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)です。

ランバンのメンズデザイナーとなり、11年目となるルカ・オッセンドライバー。シーズンを重ねるごとに、ランバンの新たな、男性像を確立していくように感じます。

クラシカルで、ベーシックで遊びのない、紳士服が老舗ラグジュアリーブランドには相応しい。そう、すり込まれた、ハイエンドな紳士服のイメージを、一変させた鬼才のルカ・オッセンドライバー。

正直、明確なイメージさえなかった、ランバンのメンズウエアの、イメージを構築させた人物でもあります。

ラグジュアリーブランドこそ、若々しく、モダンであるべき。そんな、暗黙のメッセージが、ルカ・オッセンドライバーの創り上げるランバンのウエアから、読み取ることができます。

新生ランバンをローンチした人物である、ルカ・オッセンドライバーですが、新にランバンのメンズラインを創り上げた人物といっても過言ではありません。

ファッションエディターや、ファッションセレブを熱狂させた、ルカ・オッセンドライバーは、1971年にオランダに生まれます。

ArtEZアーネム芸術アカデミーを卒業後、ケンゾーのメンズデザイナーとして経験を積みます。ルカ・オッセンドライバーの転機となるのが、ディオールへの移籍です。

ルカ・オッセンドライバーが、ディオールに加わったのが、2001年。エディ・スリマンが、ディオールオムをローンチした時期、ルカ・オッセンドライバーは、ディオールオムのデザイナーとして活躍します。

ルカ・オッセンドライバーは、ディオールオムの、最初期のチームで活躍した、メンバーです。今では数少ない、エディ・スリマンの元で経験を積んだ人物です。

ディオールオムで、エディ・スリマンと共に、新たなメンズファッションの時代を築き上げた、ルカ・オッセンドライバー。

ルカ・オッセンドライバーが、ランバンをトレンドセッターへと、昇華させることができたのは、ディオールオムでの経験が、大きいことは、言うまでもありません。

事実、ディオールオムでの活躍が評価され、ランバンの、メンズデザイナーとして迎え入れられた、ルカ・オッセンドライバー。

老舗ラグジュアリーブランドを、若返らせる手腕は、ディオールオム時代に、身に着けたテクニックであり、ルカ・オッセンドライバーの元来から、備わっていた、天性のセンスでもあります。

世界的に著名な、ファッションエディターは、「現在のランバンと、これからのランバンは、どちらも、ルカ・オッセンドライバーの手中にある」と発言しているほど、ルカ・オッセンドライバーは、ランバンにおいて、重要な人物です。

そして、ファッション界においても、最重要人物であり、絶対的な、トレンドセッターです。

ランバン(LANVIN)の歴史は?

1889年に帽子店をオープン

1889年にパリにオープンさせた、帽子店がランバンのスタートです。100年以上の歴史を誇る、世界的に見ても、かなり老舗ブランドのランバン。

1800年代に創業された、老舗フランスブランドの、ルイ・ヴィトンと、肩を並べるほどの、長い歴史を誇ります。しかし、ルイヴィトンは、マークジェイコブスが、ウエアを手掛ける、1994年までは、トータルブランドではなく、ラグジュアリーバッグに特化した、ブランドでした。

そういった面では、トータルラグジュアリーブランドとして、ランバンの方が、遥かに歴史があるという、見解を示す、被服評論家も多数、存在します。

ランバンを立ち上げた人物は、ジャンヌ・ランバンです。1867年にフランスで生まれます。10人兄弟の、唯一の女の子として、生を受けたジャンヌ・ランバン。

父親である、コンスタンタン・ベルナール・ランバンに、溺愛されて育ったことは、言うまでもありません。ジャーナリストである父の元、幼い頃よりファッションに興味のあった、ジャンヌ・ランバンは、13歳のときに、フランスの帽子店で見習いとして、キャリアをスタートさせます。

あまりに早いキャリアをスタートさせた、ジャンヌ・ランバン。しかし、彼女は非凡な才能を見習いの帽子店で開花させます。

彼女の仕立てる帽子は貴族や、富裕層の間で話題となります。元々、高級帽子店での、キャリアをスタートさせた、ジャンヌ・ランバンの名前はセレブレティーの間に浸透していきます。

帽子店で見習いとして、キャリアをスタートさせた、ジャンヌ・ランバンは、18歳の時に、自分のショップをオープンさせます。

高級帽子店からハイエンドな子供服ブランドへ

ハイエンドなショップが軒を連ねる、一角に小さなショップをオープンさせた、ジャンヌ・ランバン。彼女の仕立てる帽子の評判は、口コミで広まり、貴族や、富裕層ご用達の帽子ブランドとして、急成長を遂げます。

事業は大成功、そして、貴族との結婚も決まり、順風満帆の人生を謳歌します。しかし、彼女の結婚生活は長くは続きませんでした。

8年で、結婚生活に終止符を打つ、ジャンヌ・ランバンですが、彼女の今後の人生を大きく左右する出来事は、結婚でも離婚でもなく、愛娘の誕生でした。

ジャンヌ・ランバンは、最愛の娘の為に、子供服の製作を始めます。当初は間違いなく、愛娘の為だけに、子供服を製作していました。

母親として、本当に作りたいものを作った、ジャンヌ・ランバンの子供服は、ランバンの顧客の間で話題となり、子供服のオーダーが、ひっきりなしに、入るようになります。

そこで、ジャンヌ・ランバンは、新たなプロジェクトとして、ハイエンドな子供服のラインを、立ち上げることとなります。

現在では、当たり前となりつつある、ラグジュアリーブランドの、キッズラインや、ベビーラインのローンチ。しかし、その先駆けは、間違いなく、ランバンです。

ランバンにとっても、子供服ラインのローンチは、ブランドを飛躍させる、きっかけとなりましたが、ラグジュアリーブランドが、子供服をリリースするという、革命ともいえる発想は、後世のラグジュアリーブランドの、在り方を変えたといっても、過言ではありません。

親子で着ることができるラグジュアリーブランド

ハイエンドな子供服が、富裕層の間で、空前の大ヒットを記録したランバン。親子で着ることのできる、ラグジュアリーブランドという、新境地を開拓します。

1900年代には、レディースのクチュールラインとハイエンドな子供服を武器に、ビッグブランドへと上り詰めます。

1920年以降は、レディースのプレタポルテラインや、メンズライン、ラグジュアリーなファーライン、そして、スポーツラインも加えあります。

ウエア以外にも、インテリアラインまで手掛け、文字通り、トータルラグジュアリーブランドとして、黄金期を迎えます。

メンズラインのローンチは1926年

ランバンのメンズラインは1926年に立ち上げられます。現在、ルカ・オッセンドライバーが手掛ける、ノーブルなストリートスタイルを感じさせる、ウエアとは程遠い、クラシカルで重厚な、所謂、紳士服でした。

長らく、ベーシックで、クラシカルなスーツスタイルを、メインとしていた、ランバンのメンズウエア。

レディースの色鮮やかな、ドレスの印象はあるにも関わらず、メンズウエアの印象が、著しく乏しい理由は、際立った特徴がなかったためです。

老舗ブランドが作る、”上質なスーツ”のイメージしかなかった、ランバンのメンズウエアを、ここまでトレンドセッターとして昇華させた、ルカ・オッセンドライバーの、センスと手腕には、改めて感服します。

ランバン(LANVIN)最新のメンズコレクションから見る未来

2018年春夏のコレクションはよりアバンギャルドでストリート色は強め

ベーシックで、シンプルな、ラグジュアリーで、カジュアルスタイルがメインの、2017-18年秋冬コレクションの反動からか、かなりアバンギャルドで、よりストリート色が強くなったように感じる、2018年春夏のランバンの最新コレクション。

マウンテンパーカーや、レインコートを、メインアウターとして打ち出した、2018年春夏のランバンのメンズコレクション。2017-18年の秋冬コレクションから、スポーツミックスの流れた感じ取れましたが、最新コレクションでは、スポーツや、ワークスタイルに、ドレススタイルをプラスしたような、スタイリングが、ランウェイでも目立ちました。

つまり、主体はドレスやテーラードではなく、ワークスタイルや、スポーツitemがメインのように感じられるコレクション。

そのため、デイリーに活躍してくれる、リアルクローズウエアが目白押し。来期のトレンドを作るであろう、itemがふんだんに、散りばめられたショーでした。

比較的、シンプルな、リアルクローズウエアを主体とする、コレクションを、ランバンのメンズウエアで見せてきた、ルカ・オッセンドライバー。

2018年春夏のコレクションは、今までにない、アバンギャルドなスタイリングや、itemが目立ちました。”ランバンのメンズウエアとはこうあるべき”という概念は、鬼才、ルカ・オッセンドライバーには毛頭ないことが、このコレクションを見て、確信しました。

ヘビーデューティーに最適そうな、マウンテンパーカーにクロップドパンツ、そしてスニーカーを合わせた、アウトドアスタイルや、ドラゴンと、ファイヤーパターンをミックスした、ジップアップブルゾンに、スポーティーなナイロンパンツを合わせたスタイリングは、とてもランバンのメンズウエアには見えません。

本気のアウトドアブランドや、チープなバッドボーイズご用達ブランドが、リリースするようなウエアを着たモデルが、ランウェイを闊歩するカオス感。

この異様な感じも、2018年春夏のランバンの特徴であり、ルカ・オッセンドライバーの得意とする、ミクスチャースタイルでもあります。

レイヤードを多用した、スタイリングが目立つ、2018年のランバンの、メンズコレクション。ワークウエアや、アウトドアウエアのインナーに、アウトドア色の強い、プルオーバーパーカーを、レイヤードする着こなしが、印象的でした。

ナイロンや、ロクヨンクロスを使った、ヘビーデューティーな、プルオーバーパーカーは、ランバンがコレクションで多用したことにより、トレンドitemとして浮上しそうです。

ワークウエアの、セットアップのスタイリングも、新鮮だった今回。ボトムスは、2017-18年秋冬を彷彿させる、ルーズなレングスのスラックやコットンパンツがメイン。

スーツスタイルや、テーラードジャケットに合わせたスラックスは、プリーツ入りのワイドパンツ。レングスは相変わらず、長めに、ルーズに処理されています。

2018年春夏にトレンドのパターンとして注目を集めそうな、ネイティブ柄。ランバンのコレクションでも、マウンテンパーカーや、ニット、そしてスニーカーにも施されていました。

ストリートな香り漂う、リアルクローズウエア以上に、ファッションエディターから、高い評価を得ていた、テーラードジャケットやスーツ。

ラフなアンコンタイプのテーラードジャケットにルーズなスラックを合わせる、エスプリ感漂うスーツや、テーラードジャケットは、ルカ・オッセンドライバーの十八番とも言えます。

新生、ランバンらしいitemである、スーツやテーラードジャケットのインナーに、合わせたのはオールインワンや、トラックジャケット。

item自体はそれほど、アヴァンギャルドな物は、多くない今回のコレクション。しかし、ショー全体を通して、アヴァンギャルドが、漂う要因は、スタイリングにあります。

ノーブルな、テーラードジャケットや、コートのインナーに、オールインワンを合わせるスタイリングは、アバンギャルドで新鮮。しかし、全くダーティーな感じがなく、上品なモードスタイルに仕上がっています。

オールインワンも、春夏のトレンドitemになることは間違いなさそうです。

ワークスタイルと、スポーツスタイル、テーラードスタイルをミックスして出来た物は、ノーブルでエスプリが効いたモードスタイル。2018年のランバンのメンズスタイルは、ルカ・オッセンドライバー史上、最高傑作ではないでしょうか?

ミクスチャースタイルでここまで、ノーブルなウエアをリリースできる人物は、今現在、ルカ・オッセンドライバー以外には考えられません。

ルカ・オッセンドライバーが進化させる、ランバン(LANVIN)

加速するとトレンド感とエスプリ感のバランス

10年以上、ランバンのメンズデザインを手掛ける、ルカ・オッセンドライバー。ランバンというブランドに革命を起こし、進化させた鬼才は、ランバンをトレンドセッターとして押し上げました。

ランバンのフィルターを通して、様々なトレンドを発信し続ける、ルカ・オッセンドライバー。彼は、ランバンというブランドに、ただならぬ、敬意を払っています。

トレンドと、伝統というエスプリの絶妙なバランス感を、最も大切にしている、鬼才、ルカ・オッセンドライバー。ランバンの未来以外にも、メンズファッションの未来が、彼の手中にあるように、思えてなりません。

 

【LANVIN メンズ商品一覧】

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hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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