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ルイ・ヴィトン (LOUIS VUITTON) ヴァージル・アブローが手掛ける注目の初コレクション

2018.06.30
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2018年6月21日にヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)による初のルイ・ヴィトンのメンズコレクションが、パリで行われました。ファッションセレブ御用達のラグジュアリーブランドであり、今最忙しく、最も注目度の高いクリエイターである、ヴァージル・アブローが手掛ける新生、ルイ・ヴィトンの初コレクションは、世界中のファッションメディアが競うように取り上げました。キム・ジョーンズからル・イヴィトンを託された、若きクリエイターの、ヴァージル・アブロー。ルイ・ヴィトン初となる黒人デザイナーのヴァージル・アブローの歩んできた道と、研ぎ澄まされたクリエイティビティがミックスされた、新生ルイ・ヴィトンのランウェイコレクションをご紹介させていただきます。親友、カニエ・ウェストと流した感動的な涙のフィナーレの理由とは?

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)による初コレクションが解禁

世界中のファッションフリークお待ち兼ねの新生ルイ・ヴィトン

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2018年6月21日にパリの王宮パレ・ロワイヤルで、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のメンズコレクションが行われました。キム・ジョーンズからルイ・ヴィトンのメンズラインを託された、今最も多忙なクリエイターの一人としても知られている、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)による初の、ルイ・ヴィトンのコレクション会場には、世界中から、数多くのファッションセレブや、ファッション関係者が集まりました。

ラグジュアリーブランドの、ランウェイコレクションで、セレブレティを見かけることは、常識ですが、ルイ・ヴィトンの会場には、他のラグジュアリーブランド以上に、セレブレティが多かったように感じます。

ヴァージル・アブローの華やかな交友関係を象徴していると言っても過言ではありません。

パリで行われるメンズファッションウェイークの間違いなく、メインブランドとして数えられる、ルイ・ヴィトン、しかも今回は、ヴァージル・アブローが手掛けるファーストコレクションと言うこともあり、世界中のファッションメディアで取り上げられていました。

”オズの魔法使い”と自身の人生をオーバーラップさせたデビューコレクション

レインボーカラーのランウェイは、テーマでもある、”オズの魔法使い”で、主人公のドロシーが、家ごと竜巻に巻き込まれ、不思議なオズ王国へ辿り着いた、様子を表しているようにも思います。

ヴァージル・アブローは、デビューコレクションを、ファンタジーで飾りたいと言う、陳腐な考えで、オズの魔法使いをテーマに選んだ訳ではありません。

ヴァージル・アブローの今までの人生と、ファンタジーである、オズの魔法使いをオーバーラップさせ、デビューコレクションに臨みました。

謂わば、ヴァージル・アブローの覚悟を表現した、コレクションだったと言っても、過言ではありません。

ルイ・ヴィトン初となる、黒人デザイナーである、ヴァージル・アブロー。これはルイ・ヴィトンにとっても、老舗ラグジュアリーメゾンの未来にとっても重要な意味を持ちます。

フランスの老舗ラグジュアリーブランドを牽引する、若き黒人デザイナーのヴァージル・アブローには様々な重圧がのしかかっていた事は明らかです。

しかし、ヴァージル・アブローが手掛けた、ルイ・ヴィトンは、ある意味、期待通りの、ヴァージル・アブロー色の強い、ラグジュアリーストリートを、老舗ビッグメゾンのランウェイでも堂々と発表していました。

レインボーのランウェイに映える真っ白なワードローブ

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最初に、レインボーのランウェイに登場したルックは、真っ白なダブルブレステッドジャケットのセットアップです。抜けるような晴天も、味方し、真っ白のワントーンルックをよりエレガントでリュクスに見せています。

ラグジュアリーブランドらしい、エレガントなダブルブレステッドジャケットに合わせた、セットアップのスラックスは、長めの裾をたるませ、スニーカーを合わせることで、程よいリラックス感を与えています。

白のワントーンルックは、シャツや、シースルーカットー、レインコートに、そしてボアジャケットやポンチョと、コレクションの前半は、オールホワイトルックに徹底しています。

そしてオールホワイルックを纏うモデルは、全て黒人。ここにも、ヴァージル・アブローの強い思いが込められています。

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ホワイトで表現されたルックは、ラグジュアリーブランドらしく当然エレガンスなのですが、凛とした潔さと、強さを強烈に感じました。

リッチなダブルブレステッドジャケットのセットアップスタイルから、ルーズなシャツとイージーパンツのルック、そして、トラックジャケットに、カーゴパンツをセットしたルック、ボトムにタイトなパンツを合わせた、ダブルブレステッドジャケットのセットアップスタイルと、シルエットや、アイテム、ルックも様々です。

オールホワイトのルック、だけで完結しても問題ない程、様々なスタイルを表現した、ヴァージル・アブロー。アーバンありながら、ラグジュアリーブランドのサマースタイルに欠かせない、エレガンスな、リゾートスタイルもオールホワイトで表現していました。

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セットアップのインナーは勿論、シューズやバッグまで、白のワントーンで統一する事で、アートにも近い、崇高でクリーンな、空気がレインボーカラーのランウェイに漂います。

最初から、ヴァージル色の強い、ラグジュアリーストリートで、スタートすると思っていた、ファションフリークは予想は、大きく外れますが、新生、ルイ・ヴィトンとしては、最高のコレクションの幕開けです。

ストイックにも感じる、前半の、オールホワイトルックは、建築にも造詣の深い、ヴァージル・アブローのアーキテクチャーな、アプローチの様にも感じます。

オールホワイトから徐々に際立つカラー

オールホワイトのルックが続いた後、ブラウンベースのワードローブをメインにしたルックに続き、ライトグレーのワントーンコーデ、そして、ヴァージルが得意とする、ユースカルチャースタイルでもお馴染みの、タイダイ染めのマウンテンパーカーや、オーガンジーを使用した、カットソーが登場します。

コレクションの中盤以降は、赤やブルー、そして黄色に、黒、ネイビー等、様々なカラーのワードローブが、レインボーに彩られた、ランウェイに現れました。

コレクションは後半に進むにつれ、ストリート色が強くなり、クリーンでリュクスなオールホワイトのルックとの、コントラストを楽しむ事もできました。

オールホワイトのルックは、ルイ・ヴィトンらしい、ラグジュアリーなルックでしたが、後半は、ヴァージル・アブロー色の強いアイテムやルックが登場しました。

ボリューム感のあるキルティングジャケットや、ボンバージャケットは、ヴァージル・アブローの十八番でもあり、ハイエンドな素材で仕立てられた、カジュアルウエアは、正にラグジュアリーストリートガーメントです。

ラグジュアリーブランドでしか表現できない、贅沢な素材使いも、今回のルイ・ヴィトンの大きな特徴で、春夏コレクションらしい、シルクのようにしなやかなレザーを使用した、ロングコートは、エレガントの極みです。

贅沢なマテリアルを使用した究極のラグジュアリーストリート

ヴァージル・アブローの代名詞であるラグジュアリーストリートスタイルは、ルイ・ヴィトンでは、更にブラッシュアップされており、老舗ラグジュアリーブランドだからこそ出来る、ハイエンドなマテリアルが、贅沢に使用していました。

透けるほど薄い、タイダイ染めのシルクオーガンジーは、オーバーサイズのプルオーバータイプのマウンテンパーカーや、オーバーサイズシャツ、そしてイージーパンツとカジュアルで、リラックスしたワードローブに使用され、ラグジュアリーな、ユースカルチャースタイルを創り上げていました。

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勿論オリジナルファブリックである、シルクオーガンジーも、老舗ラグジュアリーブランドである、ルイ・ヴィトンだからこそ、出来るマテリアルであり、それを踏まえ、リラックススタイルに落とし込む、ヴァージル・アブローのセンスには脱帽です。

ヤングセレブレティや、ヴァージルファンからは間違いなく、注目度の高い、タイダイ染めのワードローブは、ルイヴィトンのロゴマークが随所に散りばめられた、キャッチーなアイテムに仕上がっています。

クチュールさながらの技工により完成するプロダクト

ラグジュアリーなマテリアル使いと、クチュールさながらの技法を駆使しカジュアルワードローブを完成させている、点も新生、ルイ・ヴィトンの大きな特徴です。

例えば、クラシカルで何処となくエキゾチックな花柄が散りばめられているボンバージャケットの花柄は、プリントではありません。細かく敷き詰められた、ビーズ刺繍です。

高い技工を持つ熟練した職人が、ボンバージャケット全面に、刺繍を施し完成した、芸術作品にも近いプロダクトです。

このジャケットのバックには、女の子が描かれていますが、勿論、女の子の図柄もビーズ刺繍で仕上げています。

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クチュールにしか使用しないと言っても過言ではない、極めて緻密な刺繍が施されたプロダクトは、ボンバージャケットや、フーディーと言った、カジュアルなアイテムばかりです。

あえて、カジュアルウエアにクチュールライクな技工を施す事で、より、ハイエンドなプロダクトが完成することを、経験上、ヴァージル・アブロー熟知しています。

オーバースペックこそが、ラグジュアリーの基本であると、身をもって知っているヴァージル・アブローならではのセンスで完成された、ビーズ刺繍のカジュアルウエアはこの上ないほど贅沢です。

ちなみにこのルックにあわせた、アクセサリーのように首から提げたバッグに使用されているレザーは、リアルクロコダイルです。

多彩なルックで表現するダイバーシティ

オールホワイトの、ストイックなルックから、得意のラグジュアリーストリート、そしてフォーマルでエレガントなセットアップスタイルまで、幅広いスタイルを発表したヴァージル・アブローによる初のルイ・ヴィトンのコレクション。

多種多様な、全てのワードローブに共通している点は、エレガンスであり、ミニマムなデザインであることです。

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エレガントと、ミニマムをベースとし、多様性を表現した、新生、ルイ・ヴィトン。

この多様性も、ヴァージル・アブロー初のルイ・ヴィトンのコレクションに挑むに当たり、用意した大きなテーマでもあります。

多彩なルックや、豊富なカラーは、ダイバーシティを表現した事が理由で、この多様性にこそ、ヴァージル・アブローの黒人デザイナーとして歩んできた、経験や葛藤が導き出した答えであるように感じます。

新たな可能性を感じさせるバッグ

ルイ・ヴィトンと言えば、やはり注目を集めるバッグ。新生ルイ・ヴィトンからも、新たな可能性を感じさせるバッグが登場しました。

ワントーンのモノグラムパターンのバッグは、ロゴが型押しとなっており、モードな雰囲気が漂います。アクセサリー感覚のキャッチーな、PVC素材のバッグも2019年のキラーアイテムとなりそうなアイテムです。

チープな雰囲気が漂う、PVC素材から、クロコダイルを使用したラグジュアリーなボストンバッグまで、バッグに関してもかなりのパターンが用意されていました。

殆どのバッグに見られる、プラスチック製のチェーンも、ルイ・ヴィトンのバッグの新たな、シグニチャーとなる可能性を含んでいます。

ビッグラゲッジから、アクセサリー感覚で使えるフェミニンなクラッチバッグまで、ヴァージル・アブローのセンスがダイレクトに伝わる、アイテムがバッグのようにも感じます。

エレガンスなルイ・ヴィトンのバッグにあしらわれた、プラスチックのチェーンは、本来なら、チープな印象を与えそうですが、キャッチーでフレッシュな印象はあっても、安っぽさは皆無。

このバランスのよさも、ヴァージル・アブローがファッション界のキーマンと称される所以です。2019年の春夏は、アクセサリー感覚のバッグがビッグトレンドとなる可能性が高そうです。

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)感動的な涙が流れたフィナーレ

親友カニエ・ウェストとのハグ

オズの魔法使いやダイバーシティをテーマに選んだ、ヴァージル・アブロー。そこには、黒人デザイナーである、ヴァージル・アブロー自身の葛藤や、挫折を含めた、人生を表現しています。

未だになくならない、国籍や肌の色への偏見や、差別。クリエイティブな世界で生きる事を決めた、ヴァージル・アブローは、この”抗う事のできない壁”に何度もぶつかったはずです。

想像を絶するプレッシャーの中で、ビッグブランドのコレクションを、無事成功させた、達成感と、安堵感が、親友である、カニエ・ウェストの顔を見たとたんに、溢れ出したのだと思います。

カニエ・ウェストは親友である前に、ヴァージル・アブローの才能をいち早く見抜いた、言わば、ヴァージル・アブローの恩人でもあります。

ここまで感動的な、ランウェイショーは滅多に見ることができません。ヴァージル・アブローがルイ・ヴィトンのデザイナーなら大丈夫と、このフィナーレを見たファッショニスタならそう感じたはずです。

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)ヴァージル・アブローがキーマンとなることは確実

スーパースターの黒人デザイナー

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ルイ・ヴィトン初の黒人クリエイティブディレクターに就任した、ヴァージル・アブロー。ルイ・ヴィトンのデザイナーに就任する以前から、彼は、ファッション界のキーパーソンとして、絶対的なステータスを手に入れていました。

ラグジュアリーストリートスタイルを掲げ、ファションセレブを熱狂させ続けているブランド、オフ・ホワイト(OFF-WHITE)のデザイナーとしても活躍する、ヴァージル・アブロー。

セレブレティのファッションアイコンでもある、ヴァージル・アブローは、ファッション界のインフルエンサーとしても知られています。

JoJoさん(@jojoxss26)がシェアした投稿 -

ファッションセレブや、ファッショニスタの間では既にスーパースターだった、ヴァージル・アブローですが、ルイ・ヴィトンのデザイナーとして、デビューコレクションを成功させた事により、その知名度は更に浸透しました。

ラグジュアリーストリートのスーパースターから、ビッグメゾンを率いるスーパースターとなった、ヴァージル・アブロー。ただでさえ、多忙な毎日が、更に、忙しなくなることは確実です。

世界で最も多忙な黒人デザイナーは、世界で最も評価されている黒人デザイナーだと言っても間違いではありません。

最も多忙で、最も評価されている黒人デザイナー

NYFW.EVENTSさん(@nyfw.events)がシェアした投稿 -

新生ルイ・ヴィトンの、デビューコレクションを見れば、ブランドのステータスを維持するには、ヴァージル・アブローがいなければ、不可能だと認めざる得ません。

ルイ・ヴィトンのキーマンとなった、ヴァージル・アブローの発信するスタイルが、今後のメンズファッションのビッグトレンドを創り上げると断言しても、問題はない様に思います。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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