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ラベンハム( LAVENHAM )英国王室御用達、元祖キルティングジャケットブランドに迫る

キルティングジャケットのパイオニアであるラベンハム(LAVENHAM)。英国王室御用達のキルティングジャケットブランドは、元々は、ホースブランケットから生まれた、プロダクツです。ホースブランケットとは、馬の為の毛布の事です。つまりラベンハムは、馬具からスタートしたブランドです。キルティング製の、ホースブランケットの評判が富裕層の間で高まり、ホースブランケットに使用した、キルティング製のジャケットを製造販売したことで、その知名度を世界的に浸透させました。100年以上の歴史を誇るブランドが犇く、英国で、約50年と言う浅い歴史ながら、英国を代表するブランドとして揺ぎ無い地位を手にしたラベンハム。キルティングジャケットは、英国が生んだスマートな新たなアウターとヨーロッパで高い評価を得ています。ジェントルマン御用達のキルティングジャケットのパイオニアブランドである、ラベンハムに、迫ります。

ラベンハム(LAVENHAM)馬具から生まれた英国を代表するブランド

富裕層御用達ブランドとして飛躍的に成長

英国を中心に世界中のジェントルマンや、ファッションフリークが愛用するキルティングジャケットは英国で誕生しました。細かな雨が多いイギリスでは、キルティングジャケットは、非常に重宝します。傘を差す事をあまり好まない、イギリス紳士にとって、上質なスーツが濡れないアウターは必要不可欠です。

しかし、雨からスーツを守れればいいとは全く考えていない、着道楽揃いの英国のジェントルマンは、当然、スタイリッシュなアウター以外は、必要としません。

紳士服の長い歴史において、イギリスで誕生した、メンズアイテムが、非常に多い事は、ファッションフリークならご存知のはずです。

はっきりとした、階級制度と、着道楽の紳士が多かった事、そしてイギリスの気候が多くの名品を生んだ事に関係しています。

特に保温性が高く、雨に強いアウターにおいては、目まぐるしい発展を遂げてきたイギリスのメンズウエア、英国を代表するブランドである、バーバリーのトレンチコートや、マッキントッシュのゴム引きコートも、雨から紳士を守る為に生まれたアウターです。

そして、ラベンハムのキルティングジャケットも、英国の文化が生んだアウターと言っても過言ではありません。

富裕層を魅了する高い技術と、スタイリッシュなデザインで、”キルティングジャケット”という英国を代表する新たなアウターを誕生させたラベンハム。

英国生まれの、ラベンハムは、クラシカルな雰囲気を残しつつも、毎シーズンモダンなプロダクツリリースし続けています。

現在では、セレクトショップ別注や、ブランドとのコラボレーションも行う、キルティングジャケットのパイオニアブランドに迫ります。

ラベンハム(LAVENHAM)とは?

1969年に創立されたイギリスブランド

ラベンハム(LAVENHAM)は1969年に創業された、英国ブランドです。創立者はミセス・エリオットです。彼女は、エリザベス女王に仕える女官でした。

ラベンハムが、創立当初からロイヤルファミリーの寵愛を受けていた理由はここにあります。

ブランド名のラベンハムは、村の名前が由来してます。18世紀に街並みが今も残るラベンハム村は、ウールの生産で栄えた村です。

その為、当時は、かなり裕福な村だったようです。ラベンハム村で、ブランドを立ち上げた理由は、ウール生産で栄えた村だと言う理由以外に、彼女の生まれ故郷だったからです。

ミセス・エリオットは、エリザベス女王の乗馬に使用されている、ホースブランケットに、以前から不満を抱えていました。

当時のホースブランケットは、ジュート製で、保温性が低く、雨に濡れると、乾きにくく、改良を迫られていました。

彼女は、キルティングを使用したホースブランケットはできないかと思案します。ナイロンキルティングなら、雨にも強く、保温性も問題ありません。

そして、ジュートよりも軽く、馬にも負担が少ないと考えました。こうして、彼女は、ナイロン・キルティング製の、ホースブランケットを開発します。

ナイロン・キルティングのホースブランケットが富裕層の間で大ブレーク

ミセス・エリオットによって開発された、ナイロン・キルティングのホースブランケットは、そのスタイリッシュな見た目と、高い機能性で、富裕層の間で話題となります。

元々エリザベス女王の乗馬用の馬の為に、開発された、ナイロン・キルティング製のホースブランケットは、馬を所有する、富裕層のアイコニックアイテムとなります。

こうして、ラベンハムは創立して直ぐに、ロイヤルファミリーや、富裕層の御用達ブランドとして浸透します。

1972年ナイロンキルティングジャケットの誕生

1972年にラベンハムは、キルティングジャケットを発表します。乗馬の時に着用する、ホースブランケット素材のジャケットが欲しいと、ラベンハムのグッドカスターマーからオーダーが入った事が、ブランケットジャケットができるきっかけと言われています。

雨に強く、保温性にも優れた、ナイロン・キルティング素材は、アウターにも適した素材でした。愛馬とおそろいのキルティングジャケットを着用して、乗馬を楽しむ事が、イギリスのアッパークラスの間では、ステータスとなり、キルティングジャケットは、ホースライディングジャケットとして定着します。

1978年ダイヤモンド・キルティング・ジャケット誕生

1970年代には、イギリスの富裕層の間では名前の浸透した、ラベンハムでしたが、乗馬を楽しむ人達の為のブランドの域をまだ、脱してはいませんでした。

ラベンハムのキルティングジャケットもあくまで、乗馬を楽しむ為のジャケットであり、ファッションアイテムよりは、スポーツアイテムとして捉えられていました。

ラベンハムが、現在のファッションアイコンとなる、きっかけを作ったアイテムが、1978年に登場した、ダイヤモンド・キルティング・ジャケットです。

現在のラベンハムのベースとなっているジャケットで、ひし形のステッチの角の部分を、交差させるラベンハムが考案した独自の縫製方で、デザイン性を高めると同時に、耐久性を向上させる事に成功しました。

ダイヤモンド・キルティング・ジャケットの登場により、ラベンハムは、キルティングジャケットを、タウンユースで着用できる、スタイリッシュなアウターとしてブラッシュアップしました。

ダイヤモンド・キルティング・ジャケットは、富裕層は勿論、ファンションフリークの間でも話題となり、”イギリスが生んだ新たなアウター”としてヨーロッパを中心に急速に浸透します。

1982年にフランスやイタリアに上陸

1978年に発表した、ダイヤモンド・キルティング・ジャケットは、イギリスで大ブレークを記録、その勢いは、ヨーロッパ全土に広がります。

1982年にフランスや、イタリアに上陸した、ラベンハムの、キルティングジャケットは、特に、イタリアの伊達男の間で大ブレークします。

スーツstyleの上に、ミリタリージャケットや、アウトドアプロダクツを羽織るstyleが得意な、イタリアのファッショニスタは、ラベンハムのキルティングジャケットをスーツの上に羽織る、スタイリッシュでモダンな着こなしで街を闊歩しました。

アウトドアstyleや、カジュアルstyleが、メインだった、ラベンハムのキルティングジャケットは、1980年以降、スーツにも合う新たなアウターとして、ファッション誌にも頻繁に取り上げられます。

パリやミラノでは、”英国が生んだモダンでスマートなアウター”とラベンハムは称され、感度の高いファッションフリークや、セレブレティを中心に急速に知名度を浸透させます。

ラベンハムはスーツstyleをモダンにブラッシュアップさせたアウターとして、紳士の新たな定番アウターとして定着します。

1993年に日本上陸

クラシカルな英国紳士の着こなしや、イタリア伊達男のモダンで色っぽい着こなしには必要不可欠なアウターとして定着していた、ラベンハムは、1993年に日本に上陸します。

感度の高いセレクトショップで取り扱いがスタートした事もあり、ラベンハムはビジネスパーソンや、エグゼクティブクラスの間で、瞬く間に話題となります。

軽く、嵩張らない、ラベンハムのキルティングジャケットは、ジェットセッターの間で特に評判が高く、ラベンハムのキルティングジャケットは、エリートビジネスマンを象徴するアイテムとして、ステータスシンボルにもなります。

英国生まれの完全英国メイドのアウターとしては手の届き易い価格帯も、ラベンハムが日本で大ブレークした要因です。

ラベンハムはショップ別注や、ブランドとのコラボレーションにも柔軟な姿勢を見せており、日本のセレクトショップはこぞって、別注モデルをラベンハムにオーダーしました。

その為、ショップによって、それぞれのカラーを強く打ち出した、オリジナリティー溢れる、ラベンハムのキルティングジャケットが、多くのファッショニスタを刺激しました。

日本上陸を果たした、1993年に、フランスブランドのA.P.Cがラベンハムに別注モデルをオーダー。更にラベンハムの知名度が高まります。

1997年にグッチがラベンハムにキルティングジャケットをオーダー

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ラベンハムは世界的なラグジュアリーブランドである、グッチから、別注を受けます、イタリアを代表する、老舗ブランドのグッチは、1997年にラベンハム製のキルティングジャケットを発表します。

グッチとラベンハムのコラボレーションは世界中で話題となり、グッチのグッドカスタマーもラベンハムに強い関心を抱くようになります。

ラベンハムはビジネスエリートの為のアウターのイメージが定着していた、イタリアでは、グッチとのコラボレーション以降、多くのファッションフリークが、ラベンハムのキルティングジャケットを着用するようになりました。

グッチからの別注以降、ラベンハムは、様々なラグジュアリーブランドのキルティングジャケットを手掛けるようになります。

更に、ラベンハムは、ナイロンキルティング以外にも、ハリスツイード製やカシミア、シルク等のハイエンドなファブリックを使用した、キルティングジャケットを発表するようになります。

2002年、2007年クイーンズアワード受賞

ラベンハムは、イギリスの産業界で最も名誉とされる、クイーンズアワードを輸出産業部門で、受賞します。

ラベンハムは2002年に一度受賞し、更に、2007年にも受賞しています。二度目の受賞時には、なんと、アン女王の、表敬訪問を受けています。

ラベンハム(LAVENHAM)の拘り

全てに於いて自社工場にて生産

ラベンハムは、キルティングファブリックの生産から、キルティングジャケットが完成するまでの、全ての工程を、自社ファクトリーで行っています。

ナイロンキルティング製のジャケットがアイコニックであるラベンハムですが、現在は、ハリスツイードから、カシミアや、ヴァージンウール、そしてシルクやコットン製の、キルティングジャケットも、ラインナップされています。

150種類以上のオリジナルファブリックを所有すると言う、ラベンハムは、勿論、ファブリックも、ラベンハム村にあるファクトリーで生産しています。

英国の熟練した職人の手によって、完成されるファブリックは、当然ながらハイエンド、毎シーズンオリジナルファブリックが誕生するとも言われています。

英国ブランドでは、自社生産に拘るブランドは少なくありませんが、ファブリックまで自社工場で生産するブランドは、現在では、世界的に見ても稀です。

ファブリックに関してもオリジナルに拘る、ラベンハム。英国のクラフトシップが、ひしひしと伝わってきます。

そしてキルティングジャケットも創立当初と同じく、ハンドメイドで丁寧に生産されています。クラシカルでモダン、そして温もりを感じる事ができる、ラベンハムのジャケットは、譲れないプライドで完成されています。

ラベンハム(LAVENHAM)の幅広いラインナップ

定番のキルティングジャケットからドッグブランケットまで

ラベンハムは、定番のキルティングジャケット以外にも、ベストや、ボマージャケット等のラインアップはかなり豊富です。

クラシカルでドレッシーな雰囲気が漂う、ダブルブレステッドコートや、英国を代表するアウターである、ダッフルコートも、ラベンハムからリリースされています。

アウターのラインアップはシーズンを重ねるごとに増えると言われている、ラベンハムですが、ウエアー以外にも、ユニークはプロダクツがラインナップされています。

ペットの為のプロダクツも、ラベンハムからリリースされています。犬や猫の為のブランケットも、かなり需要が高いアイテムのようです。

元々、ホースブランケットを生産するために創立された、ブランドのラベンハムとしては、ペットの為のプロダクツが存在していても勿論、違和感はありません。

ペット王国と呼ばれるイギリスでは、ペットは家族同然です。ペットとお揃いのラベンハムで、街を闊歩するのは、かなりスタイリッシュでラグジュアリーです。

ラベンハム(LAVENHAM)がデニムファクトリーとコラボレーション

ブラックホース レーン アトリエ(Blackhourse Lane Artier)とは?

今回、異色とも言えるコラボレーションが実現しました。ラベンハムが、デニムファクトリーとコラボレーションを行いました。

ラグジュアリーブランドや、感度の高いセレクトショップとのコラボレーションはお馴染みのラベンハムですが、デニムファクトリーとのコラボレーションはおそらく初の試みのように思います。

そしてコラボレーション相手が、ブラックホースレーンアトリエ(Blackhourse Lane Artier)。ファッション関係者でも馴染みのないこのブランドは、ロンドンメイドに拘るデニムファクトリーで、2016年にローンチされたばかりのブランドです。

クラシカルでオーセンティックなデニムプロダクツに拘るブランドで、英国メイドではなく、あくまでロンドンメイドに拘る、世界でも類を見ないデニムファクトリーです。

人件費や地価の関係から、ハイブランドでもイギリス国内での生産は難しいと言われる中、敢えてイギリス国内、しかも世界で最も地価が高いといわれるロンドンで生産する事を選んだ、新生デニムファクトリーのブラックホースレーンアトリエ。

ヴィンテージミシンを使い生産されるデニムプロダクツは、当然の如くハイエンドです。ブラックホースレーンアトリエは現在、ロンドンのファッショニスタを中心に高い注目を集めています。

ブラックホースレーンアトリエは、ロンドンのハイエンドな、セレクトショップである、ドーバーストリートマーケット・ロンドンでもピックアップされ、ブレークする事は確実な、デニムファクトリーブランドです。

ラベンハムは、ブラックホースレーンアトリエの揺ぎ無い、アティチュードに共感して、ラベンハムにはかなり珍しい、デニム素材をメインとした、コラボレーションガーメンツが誕生しました。

ワークテイストの強い、デニムのカバーオールは、クラシカルでありモダンです。今季ラベンハムの最も注目すべきコラボレーションであることは間違いありません。

ラベンハム(LAVENHAM)新たなアウターの開拓者

キルティングジャケットの絶対的王者

キルティングジャケットという新たなアウターが誕生して、約50年経ちます。今では、定番のアウターであり、ラベンハムを模した、アウターまで登場しています。

ホースブランケットから誕生したブランドは、現在も、当時のままハンドメイドによる英国生産を貫いています。

ロイヤルファミリー御用達の由緒あるブランドのラベンハムですが、現在も、新生ブランドとのコラボレーションや、新作をアグレッシブルに発表し続けています。

常に、チャレンジ精神を忘れない、キルティングジャケットのパイオニアであるラベンハムが、今後もファッショニスタを夢中にさせることは確実です。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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