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マルニ (MARNI) 新生クリエイティブディレクターによって生まれ変わったラグジュアリーブランドの現在

2016年10月21日にマルニ(MARNI)の創立者であり、デザイナーである、コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)が引退を発表。ファッション界に大きな衝撃を与えました。イタリアを代表するラグジュアリーブランドのマルニをローンチし、数多くのトレンドを打ち出し、常にファション界をリードしてきた、重鎮がファション界を去るというショッキングなニュースは、悲報として、ファッショニスタの元に届けられました。コンスエロ・カスティリオーニが引退しても、ブランドは残ります。次のマルニを担う、クリエイティブディレクターも同時に発表されました。新生マルニを率いる、クリエイティブディレクターは、プラダを始め数多くのラグジュアリーブランドで経験を積んできた、フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)。賛否両論を呼んだ、ファーストコレクションから、4回目となる、フランチェスコ・リッソによる2019年春夏のマルニコレクションが、ミラノで発表されました。完全に、フランチェスコ・リッソ色に染まった、マルニは、いち早くトレンドを創り上げるブランドとして、ファションフリークの間では浸透しています。フランチェスコ・リッソより、生まれ変わった、ラグジュアリーブランドの今に迫ります。

Contents / 目次

マルニ(MARNI)2019年春夏コレクション

マルニが主催するオリンピックから見るダイバーシティ

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2019年春夏コレクションがミラノでも開催されました。ミラノの2019年春夏のビッグトレンドはスポーツの様で、様々なスポーツルックがラインウェイを賑やかせていました。

パリコレクションとは当然、メインとなるトレンドが大きく違う事は、珍しくありませんが、クラシカルでフォーマルなスタイルにラグジュアリーブランドのスタンスが、戻りつつある、パリコレとは、真逆のようにも感じます。

勿論、注目度の高い、キム・ジョーンズ率いる、ディオールや、ヴァージル・アブローが初めて手掛けた、ルイ・ヴィトンから、エレガンスでフォーマルな、スタイルが、発表された影響で、パリのメンズスタイル全体が、フォーマル寄りに映っているだけの可能性も否めませんが、2019年の春夏コレクションは、パリとミラノで押し出すトレンドが違う事は、間違いありません。

マルニが打ち出したトレンドがミラノのトレンドとなる現実

Enrico Longoさん(@enrico_longo)がシェアした投稿 -

2019年春夏のミラノのメンズコレクションに於いて、スポーツがビッグトレンドに映った理由は、マルニ(MARNI)にあります。

2016年に、創立者でありクリエイティブディレクターのコンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)からマルニを託された、若きデザイナーの、フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)。賛否両論を巻き起こしたファーストコレクションから、今回のコレクションで4回目となる、フランチェスコ・リッソとなる新生マルニ。

最早、新生マルニという冠は必要ないのかも知れません。なぜなら、既に、マルニは、フランチェスコ・リッソのブランドであり、フランチェスコ・リッソが手掛けるマルニから、発信される、トレンドが、メンズファッションに大きな影響を与えるからです。

Dariusz Jasakさん(@myfriendario)がシェアした投稿 -

マルニ以外にも、ミラノコレクションでスポーツをトレンドとして打ち出しているビッグブランドも少なくありませんが、マルニが打ち出す、圧倒的な存在感を放つ、スポーツスタイルの前では、霞んで見えてしまいます。

2019年春夏コレクションのマルニのテーマは、マルニが主催するオリンピックです。スポーツの祭典である、オリンピックをテーマと掲げた、マルニですが、分かりやすいスポーツスタイルのオンパレードではなく、オリンピックを通して見える、多様性に注目したコレクションとして捉えた方がよさそうです。

オリンピックの主役は勿論、選手であるアスリートですが、マルニ主催のオリンピックでは、自由参加のようです。様々なスタイルの人々が参加する事で、スポーツをベースとしたダイバーシティが誕生し、それをワードローブとして表現したランウェイショーが、2019年春夏のマルニのメンズコレクションです。

地下駐車場が会場のマルニオリンピック

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マルニがコレクション会場に選んだ場所は、地下駐車場。スポーツの祭典を行う場所にしては閉鎖的で、正にアンダーグランドな雰囲気が漂いますが、これこそ、フランチェスコ・リッソの表現したかった、ダイバーシティを表現するにはウエアを発表するには最高のロケーションでした。

オリンピックをテーマに掲げた、マルニですが、あくまでマルニのフィルターを通したオリンピックであり、ランウェイに登場するワードローブも、スポーツウエアと言うよりは、スポーティーな要素がミックスされたデイリーウエアと表現した方が適切です。

白のトラックジャケットに、柔らかなマテリアルを使用した、イージータイプのクロップドパンツを合わせたファーストルックは、スポーティーなムードが伝わるルックですが、インナーのボーダーカットソーや、トレンドのスポーツソックスに、スニーカーを合わせたスタイルは、90年代のユースカルチャーを髣髴とさせる着こなしでした。

マルニ流のスポーツルックに共通するオーバーサイズ

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勿論、ユースカルチャースタイルにもスポーツアイテムをミックスするスタイルは、見受けられますが、今回のマルニのテーマを知らなければ、まさか、オリンピックをイメージしたとは、思わないはずです。

しかし、見方によって様々な、印象を受けるルックこそ、ダイバーシティであり、フランチェスコ・リッソの表現したかった、スタイルに様に感じます。

明らかにスポーウエアをソースにしている、アイテムもあれば、エッセンスとして、スポーティーな要素が漂うアイテムなど、様々なルックが、登場しましたが、オーバーサイズをピックアップしている点は共通しています。

スポーツウエアとユースカルチャースタイルの絶妙なバランス感覚

Federica Brambillaさん(@_effedesign)がシェアした投稿 -

オーバーサイズのワードローブを組み合わせて出来る、マルニ流のリラックスしたスポーツルックは、90年代の雰囲気が漂うスタイルが多く、ヤングセレブレティを刺激するルックが目白押しでした。

例えば、オーバーサイズの山吹色のフレンチスリーブのTシャツに黒のTシャツを合わせるルックは、90年代のノスタルジーが漂います。ボトムスは、赤のルーズなトラックパンツ。完全なるスポーツスタイルなのですが、サイズ感と色合わせで、前面的にスポーツ要素が、出る事を抑えているようにも感じます。

共通するルックが、黒のTシャツに、赤のタンクトップをレイヤードしているスタイルです。このルックのボトムスは、バーガンディのショート丈のイージーパンツ。足元は、スポーツソックスと、ローテクスニーカーがノスタルジーを煽ります。

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続けて登場する2つのルックは完全なるスポーツスタイルであり、そのまま、バスケットボールの試合にも出場できそうな、ルックですが、色使いや、サイズのバランスで、スポーティーな要素を最小限に抑えています。

完全なる、スポーツスタイルを提案しておきながら、スポーツテイストを、最小限に漂わせるだけのルックを創り上げた、フランチェスコ・リッソの意図は、ショーとして統一感を持たせる為、だった感じます。

勿論、後半もスポーツウエアを使った、ルックは、ランウェイに登場するのですが、この2つのルック同様に、スポーツテイストは最小限に抑えられていました。

再構築されたユニフォームから漂うモードな香り

RED Model Managementさん(@red_models)がシェアした投稿 -

スポーティーなワードローブをアーティスティックに見せる、ルックやアイテムが充実していた、今回のマルニ。

コレクションの最後に登場した、ユニフォームを再構築した、シャツは、スポーティな雰囲気よりも、アーティスティックでモードな雰囲気がより、際立っていました。

再構築したベースボールシャツに、更にベースボールシャツをレイヤードする、新鮮なスタイルのボトムスに、選んだアイテムは、クラシカルなトラックパンツ。

オールスポーツウエアで統一したスタイルですが、スポーツテイスト以上に漂うのは、ロマンティックで、アーティスティックな雰囲気です。リラックスした、オーバーサイズのアイテムをピックアップしている事も、リュクスな空気感を作っている要因です。

アーティスティックでナイーブな柄使い

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豊富な柄使いも2019年春夏のマルニに大きな特徴で、フォトグラフィックをコラージュしたような柄から、定番のチェックや、ボーダー、ストライプ、そして、フランチェスコ・リッソの得意とする花柄も、スポーティーなワードローブをポップに、彩っていました。

バラエティに富んだ、豊富なパターンは、鮮やかなカラーリングのアイテムが中心で、見ていて楽しくなります。

今回のマルニが提案した柄からは、全てレトロな雰囲気が漂い、マルニ独特の、ナイーブでノスタルジーを醸し出していました。

スポーツウエアにクラシカルなパターンを載せることで、スポーツとカジュアル、そしてモードの様さが漂うワードローブが完成しています。

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一見、バラバラに見える、パターンも、ナイーブでレトロなフィルターを通す事で、統一感が生まれ、多種多様なアイテムや、ルックを、一つのコレクションに違和感なく、落とし込んでいます。

スポーツウエアの可能性にも、果敢にチャレンジしたコレクションであり、おそらくラグビーのユニフォームから、インスピレーションを受けて誕生した、ピッチの広いボーダーパターンは、モヘアニットに落とし込むことにより、完全なる、グランジの要素の強いアイテムに仕上がっています。

スポーティーでレトロなボーダーは、マテリアルを変えれば、様々なスタイルにタイプできるアイテムに変貌する事を、マルニコレクションで再確認しました。

アメカジ要素の強いチェックパターン

Arya Halibaさん(@arya_ha)がシェアした投稿 -

今回チェック柄もかなりバラエティに富んでいました。

アメカジフリーク御用達の、古着のネルシャツを髣髴とさせる、タータンチェックや、ギンガムチェック、そしてクラシカルなガンクラブチェックや、グレンチェックまで、多種多様。

そして今回のマルニのコレクションの特徴でもある、パターン・オン・パターンで見せるルックも新鮮でした。

@i_am_denyaがシェアした投稿 -

オーバーサイズのネルシャツを、ルーズなオフホワイトのイージーパンツに合わせるこなれた、アメカジスタイルもスタイリッシュなのですが、同じパターンのチェックのシャツに、ルーズなクロップドパンツを合わせる、セットアップスタイルは、フランチェスコ・リッソの十八番スタイルでもある、大人のキュートルックです。

更に、右と左でチェックのパターンの違う再構築したチェックシャツも、90年代のアメカジスタイルの雰囲気を強く醸し出していました。

2019年春夏に注目のカジュアルダウンしたセットアップスタイル

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2019年のメンズスタイルのトレンドとなる可能性の高い、カジュアルダウンした、セットアップスタイルも、マルニから数多く提案されていました。

クラシカルなオーバーサイズの、テーラードジャケットにリラックスしたルーズなスラックスを合わせる、定番のツーピーススタイルから、ツーピースの上に更に、スプリングコートを羽織る、アダルトなスタイル、そして、柔らかなマテリアルを使用した、シャツに、ルーズなクロップドパンツを合わせた、カジュアルスタイルまで、様々です。

中でも、ボーダーのモヘアニットに、ニットパンツを合わせるルックは、今回のマルニで、多くのヤングセレブレティが注目していたルックです。

MEN'S NON-NOさん(@mensnonnojp)がシェアした投稿 -

定番の白と黒のモヘアニットをセットアップで見せる発想は、流石は、トレンドセッターの、フランチェスコ・リッソです。

ニットのセットアップスタイルは、この他にもランウェイに登場し、モヘアのボーダーニットに、同系色の単色の、モヘアニットのクロップドパンツを合わせた、ルックもフレッシュでした。足元は、ボーダーソックスに、クラシカルなスニーカーを合わせるスタイリングは、キュートでノスタルジーが漂うのですが、絶対的な反骨精神が漂っていました。

レトロでエレガントなストライプパターン使い

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チェックやボーダー同様に、王道のパターであるストライプ。ストライプも、様々なワードローブに使用されランウェイに登場しました。

2019年春夏コレクションで使われたストライプは、コントラストのはっきりとしたモノが多く、ユニフォームライクなワードローブには最適です。

ボーダー同様のピッチの広いブロックストライプがメインで、クラシカルでエレガントな雰囲気を醸し出していました。

本来カジュアルなアイテムである、ジップアップの、プルオーバーシャツをはっきりとした、ブロックストライプで仕上げる事で、レトロなモードアイテムとして昇華させています。

色違いのブロックストライプを使った、パターン・オン・パターンも新鮮で、クラシカルな雰囲気が漂うのですが、懐かしさ以上に、アーバンでリュクスです。

マルニが、様々なワードローブで使用したコントラストがはっきりとした、ブロックストライプは、2019年の春夏のトレンドパターンとなる可能性は、高いように感じます。

ボーダーや、花柄に、ブロックストライプを合わせるスタイリングも、ファッションに興味を持ち始めた、ティーンネイジャーが、試行錯誤しているような雰囲気が、微笑ましく、リラックスした、オリンピックを開催した、マルニの今回のコレクションには最適です。

マルニの十八番の花柄はレトロでクラシカル

定番のパターンも、マルニらしくアレンジされて登場した今回のコレクション。そして、マルニといえば花柄です。

淡いトーンのクラシカルな花柄は、スニーカーや、バッグそして、ルーズなクロップドパンツ等に用いされました。

マルニが主催した、敢えて争わない、オリンピックを象徴する、パターンとしては、ぴったりの花柄は、2019年春夏のマルニのアイコニックとなる事は間違いありません。

小物やアクセントとして使われただけではなく、今回のメインでもある、パターン・オン・パターンでもクラシカルな花柄は使用されていました。

色の違う花柄のファブリックで作られた、コートのインナーには、トーンの違う花柄のトラックジャケットを合わせるパターン・オン・パターンはかなりインパクトのあるスタイルに、映るはずですが、クラシカルなパターンの花柄と、淡い色彩の為、強さよりも、ノスタルジーが漂います。

このルックのボトムスはブルーのクロップドパンツ。柔らかなファブリックが涼しげです。足元は、スポーツソックスに、赤のスニーカーをピックアップしたカジュアルスタイルです。

リラックスしたオリンピックにシンクロさせたダイバーシティ

スポーツの祭典である、オリンピックから、緊張感とアスリートを省くと、リラックスして楽しむ、フェスティバルに変わることを、華やかなカジュアルウエアを使って表現した、今回のマルニ。

スポーツウエアをアーティスティックに表現し、オリンピックから、ダイバーシティへと派生させた、圧巻のコレクションは、流石は、グローバルな視点を持つ、フランチェスコ・リッソです。

テーマどおりの完璧なコレクションを見せた、フランチェスコ・リッソですが、まだまだ余力があるように思います。

マルニ(MARNI)のクリエイティブディレクター、フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)とは?

10年間プラダで活躍してきた実力派デザイナー

現在のマルニーを牽引する、クリエイティブディレクターは、フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)です。

マルニを、創立者であり、デザイナーのコンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)から引き継いだのが、2016年。2017‐18年秋冬に新生、マルニを発表しています。フランチェスコ・リッソが、マルニのクリエイティブディレクターに就任したのは、2016年の10月頃、2017‐18年秋冬コレクションが、発表されたのは、2017年2月です。

かなりタイトなスケジュールで、フランチェスコ・リッソは新生マルニを立ち上げました。

4ヶ月でコレクションを行える、程のルックを完成させる大変さは、想像を絶するものに違いありません。実際には、ファーストコレクションは、3ヶ月ほどで行ったと、インタビューで答えています。

マルニは、創立者である、コンスエロ・カスティリオーニのブランドと言うイメージが定着していました。実際に、マルニを、20年弱で、イタリアを代表するラグジュアリーブランドへと押し上げたのは、紛れもなく、コンスエロ・カスティリオーニです。

アーバンで、繊細且つキュートなマルニのイメージは、20年掛けて、コンスエロ・カスティリオーニが定着させたものです。

賛否両論を招いたファーストコレクション

創立者であり、一人のデザイナーが、クリエイティブディレクターを行ったきたブランドを、引き継ぐには相当の覚悟が必要です。

その理由は、どんなスタイルを提案しても確実に、批判されるからです。実際に、フランチェスコ・リッソが行った、マルニのファーストコレクションは、賛否両論を巻き起こしました。

コンスエロ・カスティリオーニの創り上げた、マルニ像を求める、カスタマーや評論家からは、否定的な厳しい意見が多かったことを記憶しています。

しかし、逆に考えれば、フランチェスコ・リッソが創り上げた、マルニが、新鮮で、アグレッシブルだったとも言い換えることができます。

クラシカルとロマンティックを融合させた、どこかミスマッチな雰囲気を演出した、フランチェスコ・リッソの、新生マルニは、今までのマルニのスタイルとは、対極に位置するほど衝撃でした。

フレッシュではあるんですが、野暮ったくも感じる、ルックは、万人受けするものではなかった事は間違いありません。

しかし、今回で4度目となるフランチェスコ・リッソのマルニのコレクションを見れば、彼の行ったファーストコレクションは、敢えて物議を醸し出すように、演出されていたようにも、勘繰ってしまいます。

批判を原動力に変える精神力

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否定的な意見が多かった、フランチェスコ・リッソのファーストコレクションも、現在の、マルニへと続く、布石だと思えば、クリエイターとして、フランチェスコ・リッソが、どれだけ優れているかが、お分かりいただけるかと思います。

インタビューで、フランチェスコ・リッソは、「批判は決して悪い事ではない。人を成長させてくれるから」と答えています。

コレクションは、優秀なクリエイティブディレクターが一人いるだけでは、何も始まりません。素晴らしいコレクションを行うには、素晴らしいチームが必要です。

しかし、最終的な判断は、クリエイティブディレクターが行います。自分を信じて最後のジャッジを下す、クリエイティブディレクターは、孤独な職業だとも言われます。

最終的な判断を下すと言う事は、批判も全てクリエイティブディレクターが、請け負うと言う事です。

批判を原動力に変える強さを持つ、フランチェスコ・リッソだからこそ、マルニを生まれ変わらす事が、出来たように感じます。

フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)の経歴は?

イタリアを代表すビッグメゾンのプラダに10年在籍していた、フランチェスコ・リッソがファッションに興味を持ち出したのは、10歳ぐらいの頃だと言います。フランチェスコ・リッソは、なんと船生まれ、5歳まで船上で生活していそうです。

10歳の頃に、姉たちの服をリメイクする事に興味を持ち出したという、フランチェスコ・リッソ。リメイクと言っても、袖を落としてカットオフにしたり、パンツをショートパンツにする程度だったそうですが、フランチェスコ・リッソは、夢中になります。

フランチェスコ・リッソファッションの世界で生きていく事を決意し、モード専門学校である、フィレンツェのポリモーダへ進学します。

セントマーチンズを卒業後、アンナモリナーリでキャリアをスタート

更に、ニューヨークのファッション工科大学、ロンドンのセントラル セント マーチンズでも学びます。

セントラルマーチンズを卒業後、アンナモリナーリでキャリアをスタートさせた、フランチェスコ・リッソは、アレッサンドロ デラクア、マーロなど名立たるブランドで経験を積み、プラダへ入社します。

マルニへ移籍するまで10年間、プラダで活躍した、フランチェスコ・リッソは、プラダでは、ウィメンズコレクションとスペシャルプロジェクトに関わります。

ミウッチャ・プラダのそばで仕事が出来た事は人生の中でもベスト

Them magazineさん(@them_magazine)がシェアした投稿 -

プラダのデザイナーである、ミウッチャ・プラダの近くで仕事が出来た事は、人生の中でもベストと、インタビューでも話しています。

数々のブランドを渡り歩いてきた、フランチェスコ・リッソですが、最も長く在籍していたブランドが、プラダです。

フランチェスコ・リッソの得意とする、キュートなメンズスタイルは、キッチュなデザインを得意とする、ミウッチャの影響も少なくないはずです。

マルニ(MARNI)とは?

1994年設立のイタリアのラグジュアリーブランド

M.Dさん(@mariette______)がシェアした投稿 -

マルニ(MARNI)は、1994年に設立されたイタリアのラグジュアリーブランドです。創立者は、コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)です。

コンスエロ・カスティリオーニは、25歳のときに、ジャン・カスティリオーニと結婚します。ジャン・カスティリオーニは、イタリアのハイエンドな毛皮メーカーである、”CiwiFurs”の社長でした。CiwiFursは、フェンディの毛皮を手掛けている事でも有名な、名門ファーメーカーです。

コンスエロ・カスティリオーニは子育てが一段落すると、ファッションコンサルタントとして、CiwiFursで働き始めます。

ファッションコンサルタントとして働く中で、自身のブランドをローンチしたいと言う欲求が高まり、1994年に、ファミリービジネスの一環として、マルニをローンチします。

Aizat Aididさん(@aizataidid)がシェアした投稿 -

マルニはスタート時には、ファーと、レザーのみの展開でした。1999年に、ファミリービジネスから、完全に独立し、フルラインアップが揃うトータルラグジュアリーブランドとして動き出します。

2001年にはメンズラインがスタートし、現在のマルニのベースが完成します。

クリエイティブディレクターである、コンスエロ・カスティリオーニの手掛ける、柔らかく、ロマンティックな、デザインは、2000年代初頭に、世界中のファッションフリークの間で大ブレークを果たします。

2012年H&Mとコラボレーションを発表

クラシカルでミニマムなデザインに、ハンドワークを加えたような温かみのある、メンズワードローブは、ラグジュアリーでありながら、デイリーユースに最適なアイテムが多く、ファッションセレブ御用達ブランドとして、不動の人気を獲得します。

2012年には、ファストファションブランド人気の火付け役となった、H&Mとコラボレーションを発表、同年に、メゾンマルジェラや、ヴィクター&ロフルを展開する、オンリーザブレイブグループの傘下に入ります。

2013年いは、ポーターとのコラボレーションバッグを発表し、更に活動の幅を広げます。

2016年コンスエロ・カスティリオーニがクリエイティブディレクター辞任

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2016年に、コンスエロ・カスティリオーニが、マルニのクリエイティブ・ディレクターを辞任。ブランドを去ることが発表されます。

退任の理由について、「そろそろプライベートを大切にする時期が来た」と述べたそうです。

”自分の作りたいものを作る"事をコンセプトに掲げ、ブランドをスタートさせたのが、彼女が、35歳になる年でした。20年以上作りたいものを作り続けた、コンスエロ・カスティリオーニは、デザイナーを続ける以上に、大切にしたいものが見つかったのかも知れません。

マルニ(MARNI)の現在と未来

完全に生まれ変わったマルニに更なる期待

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かなり短い準備期間で、コレクションを発表した、フランチェスコ・リッソ。彼の鮮烈な個性に、多くのファッショニスタが驚愕した事は間違いありません。

想像していた、マルニ像を完全に壊した、フランチェスコ・リッソによる新生マルニは、今見ても違和感があるのは確かです。

しかし、この違和感こそ、フランチェスコ・リッソのテクニックであり、創立者である、コンスエロ・カスティリオーニからマルニを託された、彼なりの答えであり、敬意の表し方のように感じます。

トレンドを左右するビッグブランド

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マルニは、フランチェスコ・リッソの手により、新たなブランドとして生まれ変わりました。今でも様々な意見はあるかと思いますが、圧倒的に高い評価を得ていることは間違いありません。

4回目となる、2019年春夏コレクションで、更に、フランチェスコ・リッソ色が強くなった、マルニは、今では、彼なしには、存在しないブランドになっていると言っても過言ではありません。

イタリアを代表するラグジュアリーブランドの、マルニは、現在、ミラノのトレンドを左右する、最も重要なブランドとして数えられています。

@rhythm_rhythm1982がシェアした投稿 -

フランチェスコ・リッソがマルニのクリエイティブディレクターでいる限り、ブランドの未来が明るい事は、今回のコレクションが証明しています。

今、飛ぶ取り落とす勢いのクリエイターであり、インフルエンサーの、フランチェスコ・リッソが牽引するマルニが、ビッグトレンドを生み続ける事は確実です。

トレンドセッターとして注目を集める、イタリアを代表するラグジュアリーブランドのマルニーが、更にブラッシュアップされる事は、間違いありません。

創立者であり、20年以上マルニを育て上げた、コンスエロ・カスティリオーニが、フランチェスコ・リッソにマルニを託した事は、ブランドにとっては勿論、ファッション界にとても、素晴らしいジャッジだった事は、今回のコレクションを見れば明らかです。

好奇心旺盛な、鬼才、フランチェスコ・リッソの手により変わり続ける、マルニから今後も目が離せません。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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