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ベルルティ ( Berluti ) のアーティスティックディレクターにクリス・ヴァン・アッシュ就任で揺れるファション界

2018.05.12
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ファション界を揺るがすビッグニュースが、4月3日に届きました。ラグジュアリーブランドを手掛けるビッグデザイナーの移籍劇が目まぐるしい2017年後半から2018年。元、ディオール・オムのデザイナーである、クリス・ヴァン・アッシュがフランスの老舗ラグジュアリーブランドである、ベルルティ(Berluti)のアーティスティックディレクターに就任する事が、正式に発表されました。ディオール・オムのデザイナーに、キムジョーンズの就任が発表されたのが3月20日。このショッキングとも言える移籍劇には、世界中のファッションフリークが驚愕した事は間違いありません。更に、キム・ジョーンズと交代する、クリス・ヴァン・アッシュの新たなステージにも注目が集まっていました。LVHMグループのハイクラスなポジションが決まっていると噂されていた、クリス・ヴァン・アッシュですが、ベルルティのアーティスティックディレクター就任を想像できた、ファッションフリークも少なかったはずです。ディオールオムに全身全霊を捧げた、クリス・ヴァン・アッシュが作り上げる新生ベルルッティとは?現在のベルルッティと新生ベルルッティに迫ります。

Contents / 目次

ベルルティ(Berluti)のアーティスティックディレクターにクリス・ヴァン・アッシュ

2018年4月3日にクリス・ヴァン・アッシュの就任が正式決定

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またファッション界にビッグニュースが届きました。2014年4月3日、元ディオールオムのアーティスティックディレクターである、クリス・ヴァン・アッシュがベルルティ(Berluti)のアーティスティックディレクター就任が正式に決定しました。

クリス・ヴァン・アッシュの新たなステージが、フランスの老舗ラグジュアリーブランドである、ベルルッティ。まだ見ぬ、クリスによる新生ベルルッティですが、正統派のメンズドレススタイルを得意とするクリス・ヴァン・アッシュにとっては、存分に自分の色と、実力を発揮できるブランドのように感じます。

比較的早いクリス・ヴァン・アッシュの新たなステージの発表

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ディオール・オムのクリエイティブディレクターにキム・ジョーンズが就任するという衝撃的なビッグニュースが世界中を駆け巡ったのが、2018年3月20日。その約半月後にクリス・ヴァン・アッシュのベルルッティのアーティスティックディレクター就任が発表されています。

クリスの新ステージの発表は比較的早かったように感じます。その理由は、キム・ジョンズ同様に、クリスヴァンアッシュが、LVHMグループにとって功労者である事が関係しています。

間違いなく、LVHM内の重要人物であり、ファッショ界のスーパースターはキム・ジョーンズです。

ルイ・ヴィトンのメンズを見事若返らせ、ルイ・ヴィトングループ全体の活性化に大きく貢献した、鬼才キム・ジョーンズ。キムジョーンズが、ルイ・ヴィトンのメンズのデザイナーに就任なければ、フラグメントデザインとのコラボレーションも、シュプリームとのコラボレーションも実現する事はありませんでした。

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ルイ・ヴィトンに革命を起こし、ラグジュアリーブランドの既成概念を根底から覆した、時代の寵児である、キム・ジョーンズは、ルイ・ヴィトンを去り、LVHMグループに属する、ディオール・オムのクリエイティブディレクター4月1日に正式に就任しました。

遂にキムジョーンズによるディオール・オムが始動します。キム・ジョーンズがルイ・ヴィトンを離れるという噂は、数シーズン前から聞こえてはいました。

シュプリームとのコラボレーションを最後に、キム・ジョーンズがルイ・ヴィトンを去ると予想していた、ファッションジャーナリスト少なくありませんでした。

その為、キム・ジョーンズのルイ・ヴィトン退任は、ショッキングではありませんでしたが、想定内だったファッションフリークが多かった事は間違いありません。

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ファションフリークの関心は、キム・ジョーンズの次のステージでした。老舗ラグジュアリーブランドのデザイナーとして集中する為に、自身のブランドを休止させた、キム・ジョーンズは、シグネチャーブランドを復活させるという選択よりも、ビッグブランドのデザイナーに就任することが、確実だと思われていました。

キム・ジョーンズがルイ・ヴィトンを離れるという噂が流れれば、当然ビッグブランドからオファーが届きます。

ディオール・オムのデザイナーの就任する以前に、ビッグブランドからの誘いはあったと話す、キム・ジョーンズ。キム・ジョーンズの新たなステージとして、様々なビッグブランドの名前がファションフリークの間では挙がっていました。

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冷静に考えれば、ルイ・ヴィトンを飛躍的に急成長させ、LVMHに多大な利益をもたらせた功労者であり、ファッション界のスーパースターを簡単に手放すはずはありません。

しかし、キム・ジョーンズのディオール・オムへの移籍は、目まぐるしい、移籍劇が起こっている、現在のファッション界に於いても、トップクラスに値する衝撃でした。

ディオール・オムにキム・ジョーンズという、起爆剤を投与する事により起こるケミストリーには、世界中のファッションフリークが大いなる期待をしている事は確実です。

クリス・ヴァン・アッシュとLVHMグループの関係にも注目

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しかし、キム・ジョーンズが、ディオールオムのデザイナーに就任すれば、当然、現デザイナーと交代というカタチを取らざる得ません。

ディオール・オムのアーティスティックディレクターとして、長きに渡り、ブランドを支えてきた、クリス・ヴァン・アッシュの動向にも、大きな関心が寄せられた事は間違いありません。

LVHMグループは、キム・ジョーンズがディオール・オムのアーティスティックディレクターに就任するとの報告と共に、クリス・ヴァン・アッシュがグループ内に残り、いずれはしかるべきポジションに就任する予定との旨を発表しました。

しかるべきポジションが、フランスの老舗ラグジュアリーブランドのアーティスティックディレクター

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LVMHグループにとっても、クリス・ヴァン・アッシュの存在は大きく、今日まで、ディオール・オムを支えてきた人物です。

ディオール・オムは、カリスマデザイナーである、エディ・スリマンが、クリスチャン・ディオールの新たな、メンズのコレクションラインとしてローンチしたブランドです。

クリスチャン・ディオールのメンズラインの立ち位置でスタートしたブランドではありますが、ディオール・オムは、クリスチャン・ディオールのメンズを強烈に意識することなく、独自の美学を追求した、新生ブランドのようなセンセーショナルなスタンスで、メンズファッションのニュースタンダードを確立しました。

ディオール・オムのブレークと共に、デザイナーである、エディ・スリマンの注目度も高まり、エディ・スリマンはインフルエンサーとして、絶対的ポジションを手にします。

未だに、”ディオール・オム=エディスリマン”のイメージを持っているファッションフリークも少なくありませんが、エディがディオール・オムを手掛けていたのは7年間で、圧倒的にクリス・ヴァン・アッシュの方が長く、ディオール・オムに関わっています。デザイナーとしては11年間ですが、アシスタント時代を含めれば、エディの倍近く、ディオール・オムと共に歩んできた事になります。

2019-20年秋冬コレクションで新生ベルルッティが誕生

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”ミスターディオール・オム”とファッション関係者に呼ばれる、クリス・ヴァン・アッシュにLVHMが用意した新たなステージが、フランスのラグジュアリーメゾンのベルルッティ。

LVMHグループを支え続けた、功労者である、クリスヴァンアッシュにとって最高のステージである事は間違いありません。

しかるべきポジションであり、最高のステージを手にしたクリスヴァンアッシュによる新生ベルルッティは、2019年1月に、2019-20年秋冬コレクションで発表される事が予定されています。

ベルルティ(Berluti)の現在のデザイナーは?

ハイダーアッカーマン(HAIDER ACKERMANN)

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現在ベルルッティをクリエイティブディレクターとして率いる人物は、ハイダーアッカーマン(HAIDER ACKERMANN)です。

インフルエンサーとして、ファッションセレブから最も愛されるデザイナーの一人である、ハイダーアッカーマンがベルルッティの、クリエイティブディレクターに就任したのが、2016年の3月30日。前デザイナーである、アレッサンドロ・サルトリから、引き継ぐカタチで、2017-18年秋冬コレクションで、新生、ベルルッティを発表しています。

現在のベルルッティのイメージを確立した人物は、間違いなく、ハイダーアッカーマンで、彼の作り上げる、ラグジュアリーでオーセンティックなリアルクローズワードローブは、アッパークラスを中心に大ブレークを果たします。

2016年3月30日にベルルッティのクリエイティブディレクター就任

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ブランドの若返りにも大きく貢献しており、得意なレザーワードローブは、ライダースやフライトジャケットといったタフなアイテムを積極的に、ベルルッティで発表した人物でもあります。

ハイダーアッカーマンがベルルッティのクリエイティブディレクターに就任して以来、ヤングファッショニスタからも注目されるブランドとなり、ベルルッティの新たな顧客層の獲得にも貢献しました。

ベルルッティのクリエイティブディレクターとして活躍する以前から、ハイダーアッカーマンはデザイナーとして長いキャリアを持つ人物で、2003年にシグネチャーブランドをローンチして以来、ファションセレブを中心に熱狂的なファンを持つ、デザイナーです。

ハイダーアッカーマン自身の着こなしも、ファッションフリークから注目を集めており、ファッションセレブのファッションアイコンとしても有名な人物です。ハイダーアッカーマンは、東京ブランドを好んで愛用する事でも知られています。

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ベルルッティのクリエイティブディレクター就任後も、自身のブランドである、ハイダーアッカーマンは継続してランウェイコレクションを行っており、ベルルッティとは異なる、アヴァンギャルドで、ストリート色の強いワードローブを発表し、多くのファッションセレブを陶酔させています。

特にヤングセレブレティや、ファッションジャーナリストに、熱狂的なファンを持つブランドとしても知られており、現在のベルルッティの顧客の多くは、ハイダーアッカーマンの顧客とも言われています。

ハイダーアッカーマンが、ファッション界において最も重要な人物の一人である事は間違いありません

ベルルティ(Berluti)の功労者ハイダーアッカーマン(HAIDER ACKERMANN)とは?

1971年生まれのデザイナー

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ハイダーアッカーマン(HAIDER ACKERMANN)は1971年生まれのデザイナーです。コロンビアで生まれた、ハイダーアッカーマンは裕福なフランス人の養子になり、養父の仕事の関係で、世界中を飛び回ります。

幼い頃から様々な国で過ごした経験が、ハイダーアッカーマンの手掛けるボーダレスなワードローブに大きな影響を与えている事は間違いありません。

ハイダーアッカーマンの手掛けるワードローブに見られる絶対的なラグジュアリーさと、エッセンスとして感じられる、オリエンタルなスパイスは、幼年期に触れた様々なカルチャーが関係しています。

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ラグジュアリーブランドを手掛けるにあたり、裕福な家庭環境は、大きな強みになります。アヴァンギャルドなデザインやストリート色の強い、ガーメントをリリースしても、ハイダーアッカーマンのワードローブからはいつも、ハイエンドな香りが漂います。

コレは、シグネチャーブランドにも、ベルルッティにも共通する特徴であり、ハイダーアッカーマンの育った環境が大きく関係しているように感じます。

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フランスを始め、アルジェリア、オランダ、エチオピア等で幼年期を過ごした、ハイダーアッカーマンは異国のカルチャーとファッションに関心を抱くようになります。

ファッション業界で生きていく事を決意した、ハイダーアッカーマンは高校を卒業すると1994年に、名門、アントワープ王立芸術アカデミーへ入学します。

ハイダーアッカーマンがベルギーを中心に活動しているブランドである理由は、自身のファッションのキャリアが、アントワープ王立芸術アカデミーからスタートしている事が大きく関係しています。

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アントワープ王立芸術アカデミーへ進学した、ハイダーアッカーマンですが、3年の時に中退しています。

在学中から、ジョンガリアーノのアトリエで、インターンとして働くなど、抜きんでた才能を開花させていた、ハイダーアッカーマンの退学の理由が意外な事に、経済的理由との事です。

アントワープ王立芸術アカデミーを退学後、ウィム・ニールス(Wim Neels)のアシスタントの職を得たハイダーアッカーマンは、本格的にファッション界でのキャリアをスタートさせます。

才気溢れる、ハイダーアッカーマンにとっては、大学で学ぶよりも、現場での体験の方が、合っていたように感じます。ウィム・ニールスの下でハイダーアッカーマンは初めて、コレクションに関わります。

2002年にパリコレクションデビュー

ウィム・ニールスの下で実質的な服作りを学んだ、ハイダーアッカーマンは、2002年に実費でパリコレクションに参加します。僅かな準備期間で挑んだ初のパリコレクションでしたが、既に、ハイダーアッカーマンの得意とする、エッジの効いた、前衛的なスタイルに、ボーダーレスなエッセンスを加える、スタイルは確立しており、世界中のバイヤーや、ファッションエディターから高い評価を得ます。

ハイダーアッカーマンのファーストコレクションは、友人でもある、ラフシモンズが協力した事は有名な話です。デビューコレクションから高い評価を得た、ハイダーアッカーマンの元に、ビッグブランドから、デザイナーとしてのオファーが届きます。

2003年にルッフォリサーチのデザイナーを経験

2003年に、ラグジュアリーブランドのレザープロダクトを数多く手掛けるブランドとしても有名な、ルッフォリサーチのデザイナーを経験します。

ルッフォリサーチのデザイナーとして活躍した事により、ハイダーアッカーマンの知名度は飛躍し、それ以降も様々なブランドからラブコールが届きます。

2005年に、ベルギー人投資家アン・シャペルが経営する、BVBA32グループの傘下に入り、本格的なコレクションを発表します。BVBA32グループには、同じくベルギーのモードブランドである、アン ドゥムルメステールも所属していましたが、2013年に、両ブランドとも独立しています。

2010年秋冬に初のメンズコレクションをピッティウモで発表し、それまで、レディースブランドのイメージが強かった、ハイダーアッカーマンでしたが、メンズブランドとしても絶対的な地位を獲得します。

ピッティウモで発表した、メンズコレクションの反響は大きく、ビッグブランドも、ハイダーアッカーマンの手掛ける、メンズウエアに大きな関心を寄せました。

2016年にベルルッティのクリエイティブディレクターに就任

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ベルルッティも、ハイダーアッカーマンに強い関心を寄せていたビッグメゾンの一つでした。アレッサンドロ・サルトリの退任が決まり、新たなベルルッティの誕生に必要な人物として、ハイダーアッカーマン適任だったと、アントワン・アルノーCEOはコメントしていました。

2016年にベルルッティの新クリエイティブディレクターに就任した、ハイダーアッカーマンは2017-18年秋冬のコレクションから、今までにない、新生ベルルッティをコレクションで発表します。

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鬼才が手掛ける、老舗ラグジュアリーブランドのファーストコレクションというインフォメーションもあり、多くのメディアが、新生ベルルッティをピックアップしました。

ハイダーアッカーマンにより、ベルルッティは、老舗ラグジュアリーブランドから、トレンドのランウェイブランドとしてのファッションフリークへと浸透していきます。

セレブレティ御用達のハイエンドなシューズブランドからスタートした、ベルルッティをヤングセレブレティが注目するトレンドのラグジュアリーブランドへと進化させた、人物は間違いなく、ハイダーアッカーマンです。

2019年春夏コレクションがハイダーアッカーマンによるラストコレクション

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2018-19年秋冬コレクションで、ベルルッティのデザイナーを3シーズン手掛けた、ハイダーアッカーマンは、2018年に、ベルルッティのクリエイティブディレクターの退任を発表しました。

ベルルッティの顔といっても過言ではない、ハイダーアッカーマンですが、3シーズンしか、ベルルッティのコレクションを手掛けていない事に、些か驚きを感じます。

それほど、ベルルッティにおいて、ハイダーアッカーマンの存在が大きかった事が伺えます。

惜しまれつつ、ブランドを去る、ハイダーアッカーマン。ハイダーアッカーマンは、2019年の春夏コレクションを最後に、クリス・ヴァン・アッシュと交代する予定です。

ベルルティ(Berluti)の2018-19年秋冬のコレクションは?

ため息が漏れるほどのラグジュアリーなメンズワードローブ

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ベルルッティの2018-19年秋冬コレクションが2018年1月19日にパリで行われました。ハイダーアッカーマンによる最後のベルルッティの秋冬コレクションは、彼が今まで見せた、ベルルッティのコレクションの中で最も優雅でラグジュアリーでした。

今季のベルルッティのメインプロダクトはレザーです。元々ラグジュアリーでノーブルなレザーワードローブには定評のある、ベルルッティですが、ここまでノーブルでラグジュアリーなレザーワードローブが、ランウェイに登場した事はなかったように感じます。

少なくとも、ハイダーアッカーマンが手掛けた、3シーズンの中では最も、ふんだんにレザーワードローブをリリースしたコレクションでした。

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最初に登場した、アイテムは、ため息が漏れるほど美しい、レザーのステンカラーコートです。ここまで美しくエレガントなレザーコートが存在するのかというほど、ノーブルでラグジュアリーな空気を纏ったコートを作り上げることが可能な、老舗ラグジュアリーブランドと、鬼才デザイナーに改めて喝采を送りたくなります。

キャメルの上質なワンピースレザーを使用した、ミニマムなコートはゆったりとしたシルエットがかなりリッチです。

ベルルッティが得意とするキャメルが、より一層レザーコートをリッチに演出している事は間違いありません。

レザーの質感を最大限に生かすために、極力ミニマムなデザインにこだわり、フロントは、比翼仕立て。ウエストに付属した、ベルトをきつく絞る事で、クラシカル且つ、リュクスなスタイルを完成させていました。

老舗ラグジュアリーメゾンだから可能なハイエンドなレザープロダクト

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上質で柔らかなレザーコートは、ベルトでウエストを絞る事により、美しいドレープを作ります。ストイックなほどミニマムなデザインと、ゆとりのあるサイズ感は、このドレープをデザインとして計算して導き出した答えのような気がします。

シルクのような光沢と触れなくても滑らかさが伝わる、エレガントなコートに合わせたボトムスにも同素材のレザーパンツをセット。パンツはバイカーズ仕様のタフなモノでなく、トラウザーと呼んだ方が適切なノーブルなタイプで、レザーを使用したスラックスといった感じです。

このレザースラックスもコレクションを通して頻繁に登場したアイテムで、今季のベルルッティのメインアイテムであることは間違いありません。

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レザーのセットアップ特有のハードさや、野暮ったさは、当然の如く皆無の、ベルルッティのコレクション。

エレガントで美しいという言葉しか見当たらない、レザーコートとレザーパンツのセットアップは正に圧巻、ハイクオリティなレザープロダクトと長年寄り添ってきた、ベルルッティだからこその、お家芸ともいえます。

レザーのセットアップはコートやテーラードジャケット以外にも、ダブルのライダースジャケットに、レザースラックスをセットしたルックも登場しました。

レザー以外のマテリアルもかなりラグジュアリー

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コートにテーラードジャケット、そしてボトムスはスラックスのベーシックなワードローブに、レザープロダクトをプラスした、かなりミニマムで、デイリーなワードローブが中心の今回のベルルッティのコレクションは、デザインもかなりシンプルです。

レザープロダクト以外のワードローブも、余分な装飾を排除したものばかりが、ランウェイに登場しました。

シンプルなデザインに敢えてこだわった理由は、上質なマテリアルを際立たせる為でもあります。レザー同様に、シルクやカシミア、そしてウールなど全てのマテリアルがかなりハイエンド。

ハイエンドな素材で作るベーシックなワードローブこそが、究極のメンズウエアであるということを、今回のベルルッティは証明していました。

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今回登場した、アウターは少しゆとりのある、リラックスした雰囲気のものがメインで、合わせるボトムスも、股上が深めのクラシカルなカタチのモノが中心です。ストレートシルエットと、テーパードの2種類がコレクションには登場し、丈はアンクルレングス。殆どのルックは足元はブーツで、アンクルレングスのスラックスと合わせ、絶妙なバランスを生み出していました。

テーラードジャケットやスーツの上に、ショート丈のレザーブルゾンを合わせるスタイリングも新鮮で、テーラードジャケットの上にハイエンドなレザーブルゾンを羽織るルックは、カシミアのポロコートを羽織る以上にエレガントでノーブルでした。

リュクスでリッチなベルルッティ流のスポーツミックス

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リッチなムートンジャケットや、レザーコート、そしてカシミアのオバーコートがメインアウターの今季のベルルッティのコレクションで、異彩を放っていた、ナイロン製のロングコート。

スポーティーなナイロンコートなのですが、ミニマムなデザインと、カラーレザースラックスと合わせたルックは、この上ないほどノーブル。

ベルルッティ流のスポーツミックスタイルは、当然の如くリッチでリュクスに仕上がっていました。

圧倒的にノーブルで凛とした効果的なブルーの使い方

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ミニマムなクラシカルなワードローブに用いたカラーは黒に、ベルルッティが特異なブランベース。そして白に、グラデーションのように様々な色味で登場したグレー。差し色として印象的だったブルー。サックスブルーのレザープロダクトは、贅沢でリッチな印象を与え、ダークトーンのロイヤルブルーのスーツはノーブルでありながらかなりモダンな空気を纏っていました。

このブルーの使い方も、より今季のベルルッティのワードローブをリッチに見せているように感じました。

ハイダーアッカーマンが手掛ける秋冬のベルルッティは今季で見納め、来年はクリス・ヴァンアッシュによる新生、ベルルッティがパリコレクションに登場します。

ベルルティ(Berluti)クリス・ヴァン・アッシュによってどう生まれ変わるのか?

デュオールオムを11年間守り続けた男のプライド

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ベルルッティのアーティスティックディレクターに、クリス・ヴァン・アッシュが就任するなら、ブランドは間違いなく安泰です。

なぜなら、彼は、11年もの間、カリスマデザイナーが作り上げた、ビッグブランドを、自分のカラーに塗り替え、守り続けてきた人物だからです。

現在、最もラグジュアリーなフランス老舗メゾンとも称されるベルルッティ。今のベルルッティを作り挙げた人物が、ハイダーアッカーマンです。

たった3シーズンで、ベルルッティを完全に蘇らせた、鬼才が、ブランドを去るというニュースはベルルティのファンのみならず、ファション界全体にショックを与えました。

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老舗ビッグメゾンでも、看板だけでは勝負ができない今のファッション業界。デザイナーが代わるという事は、ブランド自体が変わるという事を意味しています。

ハイダーアッカーマンがブランドを去れば当然、ベルルッティは大きく変わります。後任が、クリス・ヴァン・アッシュなら、変化の波は更に大きいものになる事は間違いありません。

エディ・スリマンからディオール・オムを引継ぎ、得意のテーラリングと、スポーツミックススタイルで、新生ディオール・オムを樹立し、11年間ブランドを支えてきたクリス・ヴァン・アッシュ。

ミスターディオールオムが手掛ける新生ベルルッティに期待が高まる

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完全にディオール・オムを自分にモノにし、支え続けてきたプライドが、クリスヴァンアッシュには間違いなくあります。

ビッグブランドに大きな波を立てることを得意とする、クリス・ヴァン・アッシュ。

”ミスターディオールオム"と呼ばれた彼の色を全面に出した、新生ベルルッティを世界中のファッションフリークは間違いなく期待しています。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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ファション界を揺るがすビッグニュースが、4月3日に届きました。ラグジュアリーブランドを手掛けるビッグデザイナーの移籍劇が目まぐるしい2017年後半から2018年。元、ディオール・オムのデザイナーである、クリス・ヴァン・アッシュがフランスの老舗ラグジュアリーブランドである、ベルルティ(Berluti)のアーティスティックディレクターに就任する事が、正式に発表されました。ディオール・オムのデザイナーに、キムジョーンズの就任が発表されたのが3月20日。このショッキングとも言える移籍劇には、世界中のファッションフリークが驚愕した事は間違いありません。更に、キム・ジョーンズと交代する、クリス・ヴァン・アッシュの新たなステージにも注目が集まっていました。LVHMグループのハイクラスなポジションが決まっていると噂されていた、クリス・ヴァン・アッシュですが、ベルルティのアーティスティックディレクター就任を想像できた、ファッションフリークも少なかったはずです。ディオールオムに全身全霊を捧げた、クリス・ヴァン・アッシュが作り上げる新生ベルルッティとは?現在のベルルッティと新生ベルルッティに迫ります。