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フランスの知られざる絶景! ノルマンディのエトルタ海岸

フランスのノルマンディー地方には、画家や文豪に愛されたエトルタの海岸があります。石灰質の岩肌と黒いすい石の織り成す縞模様が美しい断崖をゆったりと散策してみてはいかがでしょうか。エトルタにまつわるエピソードをご紹介いたします。

ノルマンディー地方の絶景・エトルタ海岸

フランスのノルマンディー地方と言えば、モンサンミシェルやノルマンディ公国の首都として栄えたルーアンなどがありますが、エトルタに、白く美しい断崖の続く海岸があるのをご存知でしょうか。西欧では人気のあるスポットで、夏は観光客でにぎわっています。日本に比べ水温が低く、泳いで楽しむというより日光浴を楽しむ方が多いようです。海に向かって左側にアヴァルの崖があり、右側にアモンの崖があり、どちらも散策ができるようになっています。

アヴァルの崖とアモンの崖

上の画像はアモンの崖から見たアヴェルの崖です。弧を描く砂浜と白い断崖、空と海のブルーが多くの人々を魅了し続けています。エトルタは、文豪モーパッサンが幼少時代に過ごした場所でもあり、モーパッサンはエトルタの海から多大な影響を受けているようです。モーパッサンの作品において、海は重要で傑作「女の一生」の舞台にもなっています。作品を読まれた方は、主人公たちとともにエトルタの日々を過ごした感覚をお持ちではないでしょうか。アヴァルの崖をモーパッサンは「象の鼻」と呼んだそうです。

アヴァルの崖は、作家モーリス・ルブランの描いた怪盗ルパン「奇巌城」のモデルにもなっています。ルパンのアジトとして描かれた「針岩」は、51mもの高さがあり、細くとがった岩がそびえたっています。先のモーパッサンもエトルタに別荘を持っていましたが、モーリス・ルブランもエトルタに邸宅を構えていました。二人の文豪がエトルタを愛していたことがうかがえるエピソードです。

怪盗ルパンの家

今ではモーリス・ルブランの邸宅は、「怪盗ルパンの家」として公開されています。小道具が置かれた部屋、ルパンの盗品コレクションの部屋など、ルパンの隠れ家的な演出がされており、観光客を楽しませています。ルパンの声でのオーディオガイドがありますが、英語とフランス語のみとなっています。ルパンの小説が好きな方にはおすすめのスポットです。小説の世界を体験することができますよ。

町の離れにあるマンヌポルト

上の画像はマンヌポルトからの眺めで、アヴァンの崖を左側から望むことができます。アモンの崖からの眺めとはまたひと味違う景観を楽しむことができます。エトルタの町からマンヌポルトは見えないところにあるので、時間のある方は海風や太陽の光を感じながら、マンヌポルトまで散策をしてみるといいかもしれません。

クールベやモネも愛したエトルタ

エトルタの海岸は、光の変化で海や断崖の表情が刻々と移り変わっていきます。印象派のモネがエトルタを描き続けたことでも知られていますが、それよりも前に写実主義のクールベもまた、アヴァルの断崖を描きました。1870年に「嵐の後のエトルタの断崖」という名画を残しています。アモンの崖とアヴァルの崖のちょうど中間あたりには、モネがキャンバスを立てたと言われている場所にパネルが置かれています。

フランスの山岳地方で育ったクールベ。それまで身近になかった海をモチーフにして1860年代から制作活動に取り組みました。一瞬一瞬の姿を正確にとらえるため写真の技術も取り入れていたと言われています。クールベは描く対象に詰め寄っていき、ありのままの姿を描いていきました。「波」という作品では、アヴェルの崖を描いた時とは対照的な荒れる波を描いています。絵画に物語的な要素を求めていた時代に、客観的な視点で描いていたクールベの存在は革新的でもあり、刺激の多い画家でもあったようです。

エトルタの歴史と自然を感じて

フランスの隠れた絶景ともいえるエトルタ。フランスの文豪や画家たちを引き付けて離さなかったエトルタの海岸には、ノルマンディー地方の古い歴史も多く刻まれています。石灰質の断崖を浸食し続ける波、吹き付ける潮風、降り注ぐ太陽の日差し、何もかもを包み込む雄大さに人は心奪われるのかもしれません。

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