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フミトガンリュウ ( FUMITO GANRYU ) ファッショニスタ待望のデビューコレクションに迫る

2018.07.29
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コムデギャルソンから自身の名前を冠したブランドをスタートさせた事でも話題となった、デザイナーの丸龍文人が、古巣のコムデギャルソンを離れ、遂に、本格的に自身のブランドをローンチしました。コムデギャルソン史上、最年少デザイナーであった、丸龍文人氏が手掛ける、シグニチャーブランドの、フミトガンリュウ(FUMITO GANRYU)が、2018年に遂にスタートします。2016年にコムデギャルソンを退社した、丸龍文人氏は、2017年秋冬のコレクションを最後に、表舞台から姿を消していました。フミトガンリュウとしてデビューするにあたり、丸龍文人氏がファーストコレクションのロケーションに選んだのが、ピッティ・イマージネ・ウオモ。かつて、ロサンゼルスの、伝説的なセレクトショップである、ユニオンの、クリス・ギブス(Chris Gibbs)に大絶賛され、アメリカのヤングセレブレティの間でトレンドとなったガンリュウ。コムデギャルソンファミリーの異端児がの再始動でもある、イタリア最大の、メンズウエアのエキシビジョンで、行われた、フミトガンリュウのデビューコレクションに迫ります。

フミトガンリュウ(FUMITO GANRYU)が遂にデビュー

元”ガンリュ”の丸龍文人が1年以上の空白を経てカムバック

2019年春夏は、ビッグブランドのデザイナー交代劇も目まぐるしく、新たなファッションの流れが構築されるムードが漂っています。

様々な意味で、ファッションは今、過渡期を迎えているように感じます。ファッション界全体に蔓延している、分かりやすいトレンドが、終焉が近づいていると感じている、ファッションジャーナリストも少なくないはず。

キム・ジョーンズによるディオールは、現在ラグジュアリーブランドもトレンドとして、強く打ち出している、ラグジュアリーストリートの流れを、打ち断つような、クチュールライクな、マテリアルを使用した、ノーブルなコレクションを発表しました。

ストリートラグジュアリーのパイオニアと言っても過言ではない、キム・ジョーンズが、本来あるべき、ラグジュアリーブランドのスタンスを、ファーストコレクションで、発表した事により、ラグジュアリーと、ストリートの棲み分けが今後は、はっきりするのでないか、との見方も、浮上しています。

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ルイ・ヴィトンも初の黒人デザイナーである、ヴァージル・アブローを起用した事で、ブランドの更なる可能性を追求しているように感じます。

ヴァージル・アブローによる、ルイ・ヴィトンのファーストコレクションには、世界中からセレブレティが、集結した事実を見ても、ヴァージル・アブローによる新たな、ルイ・ヴィトンに大きな期待が、寄せられておる事は確かです。

他にも、ビッグデザイナーにより、生まれ変わった、ラグジュアリーブランドが目白押しだった。2019年春夏コレクション。

新たなデザイナーを迎え、生まれ変わる、新生ラグジュアリーブランド、以外にも、2019年春夏は、ニューカーマーブランドにも注目が集まっていました。

2019年春夏にデビューを飾った、ニューカマーブランドで、最も注目を集めたブランドの一つが、フミトガンリュウ(FUMITO GANRYU)です。

世界中のファッショニスタ待望の、ニューカマーブランドの、フミトガンリュウは、元”ガンリュウ(GANRYU)"のデザイナーである、丸龍文人が手掛けるブランドです。

コムデギャルソングループから2008年にスタートしたガンリュウは、コムデギャルソンに、ラインアップされているブランドの中では、異質な存在感を放っていました。

ストリート色の強いアイテムが目立つ、ガンリュウは、コムデギャルソングループの中で、ラグジュアリーストリートを強く打ち出したブランドでした。

ガンリュウをローンチした、丸龍文人も、当時、32歳と若く、フレッシュでエッジの効いたストリートモードスタイルは、ヤングセレブレティを中心に爆発的な人気を博しました。

ガンリュウを通して、コムデギャルソンを知る、ヤングセレブレティも少なくなく、コムデギャルソングループの顧客層の若返りにも大きく貢献した、ブランドだといえます。

当時、丸龍文人氏は、コムデギャルソングループ最年少デザイナーでした。現在も、32歳でヘッドデザイナーを務めている、人物は、コムデギャルソングループには存在していません。

コムデギャルソングループの異端児であり、若きカリスマデザイナーは、コムデギャルソンを離れて、自身のブランドである、フミトガンリュウを発表しました。

クリス・ギブス(Chris Gibbs)が大絶賛した、丸龍文人のファーストコレクション

かつて、ロサンゼルスのセレクトショップ、ユニオン(Union)のクリス・ギブス(Chris Gibbs)が、ガンリュウのコレクションやワードローブを目にし、「コムデギャルソングループの中で、完璧なモードブランドだ」と絶賛した事は、ファッションフリークや、ファッション業界関係者の中では、有名な話です。

ファッショニスタ待望のデビューコレクションに、丸龍文人氏選んだ場所は、意外にも感じるイタリア・フィレンツェ。

世界最大級のメンズウエアのエキシビジョンである、”ピッティ・イマージネ・ウオモ”で、ランウェイショーを披露した、新生ブランド、フミトガンリュウ。

コムデギャルソンファミリーを離れ、再始動となる、丸龍文人氏が手掛けるフミトガンリュウのファーストコレクションであり、2019年春夏コレクションに迫ります。

フミトガンリュウ(FUMITO GANRYU)の2019年春夏コレクション

十八番のストリートモードをベースとしたストリートラグジュアリー

ピッティ・イマージネ・ウオモで行われた、フミトガンリュウ(FUMITO GANRYU)の2019年春夏コレクション。

2017年の春夏以降となる、丸龍文人氏のランウェイコレクションは、世界中のファッショニスタの注目の的となりました。

丸龍文人氏がコムデギャルソングループを退社したのが、2016年の事。この衝撃的なニュースは、悲報として、世界中のファッションメディアが報じました。

丸龍文人氏の退社と共に、ガンリュウは休止、しかし、根強いファンは、世界中に存在し、ガンリュウの過去のワードローブは、高値で取引される状況が続いていました。

嘗ては、紳士のドレスウエアをメインとしていた、ピッティ・イマージネ・ウオモですが、ここ最近では、メンズファッションのトレンドも大きく変わりつつある影響から、ストリート色の強いブランドの参加も目立つようになりました。

更に、日本ブランドが、ピッティ・イマージネ・ウオモで、コレクションを発表し、話題となる事も増えてきました。

丸龍文人氏がファーストコレクションに、ピッティ・イマージネ・ウオモを選んだ理由に、変わりつつある、今のランウェイショーの魅せ方も、関係しているのかも知れません。

モード色の強くなったストリートルック

ニューカーマーブランドである、フミトガンリュウのファーストコレクションは、全体を通して、丸龍文人氏が得意とする、ラグジュアリーストリートスタイルを全面に出したルックが中心でした。

ガンリュウを髣髴とさせる、十八番のストリートモードスタイルは、丸龍文人氏ブレない、マインドのようなものを感じました。

ファーストルックは、オーバーサイズのロングパーカー。白のジップアップフーディーは、スポーティーなマテリアルを使用してはいますが、90年代のモードブランドのランウェイショーを髣髴とさせます。

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踝まで包み込むようなゆったりとした、ロングフーディーは、カジュアルな雰囲気もあるのですが、厳格で厳かな、聖職者の外套のような、雰囲気が漂っています。ストイックではあるのですが、怪しげなムードを纏っていました。

ストリートな雰囲気のオーバーサイズの、ワードローブで構成された、コレクションは、従来の、ガンリュウファンを、歓喜させるアイテムが目白押しでした。

カジュアルなアイテムをベースにした、丸龍文人氏らしいコレクションなのですが、モードでストイックな雰囲気が漂う理由に、ワントーンでまとめたルックが目立ったことが関係しています。

ワントーンで作るノーブルなストリートスタイル

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ファーストルックの、ロングフーディーはインナーも白のTシャツ。そして足元は白のビーチサンダルをセット、続くルックも、白のブロード地を使用したようなライダースジャケットに、アンクルレングスでロールアップした、細身のイージーパンツ。腰にあしたっら、ジャケットのようなピースも白で統一していました。

白から始まり黒、ネイビーのワントンルックに、ペールトーンのグラデーションと、ノーブルにワードローブを魅せる演出も、フミトガンリュウのファーストコレクションの見所です。

今回のフミトガンリュウのカラーパレットは、黒、白、ネイビーを基準に、スモーキーな、サーモンピンクやグレー、ベージュにブルーのペールトーン、更に、後半では、ビビットな、青、緑、黄色、赤のプロダクトが、効果的に使用されていました。

アバンギャルドなピースとサンダルのバランス感覚

後半のビビッドカラーの使い方も秀逸で、前半のモード色の強い、ルックから”丸龍文人イズム”とも言うべき、ラグジュアリーストリートスタイルを表現していました。

ジャケットのようなピースをアクセサリーのように合わせるルックが目立った、フミトガンリュウのファーストコレクション。

アヴァンギャルドにも感じるピースを使った演出は、古巣である、コムデギャルソンのコレクションを髣髴とさせます。

アヴァンギャルドなスタイルにビーチサンダルを合わせることで、独特のリラックスムードを与えている点も、フミトガンリュウの見所です。

シューズは、全てサンダルで統一した、ストイックさも、世界が注目する、カリスマデザイナーならではの演出です。

フミトガンリュウ(FUMITO GANRYU)のファーストコレクションから見るメンズスタイルのトレンド

2019年春夏のトレンドカラーの白

白のワントーンから始まった、関係もあり、フミトガンリュウの今季のトレンドカラーは間違いなく白です。ファーストルック以外にも、アウターや、ボトムス、そしてインナーにまで、6割以上のルックで白が効果的に使われいました。

フミトガンリュウ以外にも、白をトレンドカラーとして打ち出した、ブランドが多かった、2019年の春夏コレクション。

2019年春夏の、注目カラーに白が浮上してくる事は確実のように感じます。白のワントーンルック以外にも、定番のモノトーンや、白を基準とした、ペールトーンのグラデーションにも注目が集まっています。

スポーツモードルック

スポーツウエアに使用されるような、マテリアルを用いた、ワードローブが目立った、フミトガンリュウのファーストコレクション。

スポーティーなマテリアルを使用した、フーディーや、スカートのようなワイドパンツは、トレンドのラグジュアリーストリートとは異なり、スポーティーなモードスタイルと表現した方が適切です。

コレクションでもインパクトの強かった、ルーズなシルエットのロングフーディーは、スポーツモードルックを代表するアイテムであるように感じます。

コレクションの後半に登場した、ジップアップパーカーに、ショートパンツを合わせるベーシックなスタイリングも、今回のメインとも言うべく、ジャケットのようなピースがセットされ、独特の世界観を醸し出していました。

90年代の、エクストリームなモードスタイルにも通じる、アヴァンギャルドなスタイルは、飽和状態のラグジュアリーストリートスタイルに対する、フミトガンリュウの宣戦布告であるようにも感じます。

レイヤードルック

丸龍文人氏の得意とするレイヤードも新ブランドでも健在です。フーディーにロングのスプリングコートを羽織るルックは、春夏の定番的なスタイルなのですが、袴のような、かなりワイドでルーズなパンツを合わせることで、デイリースタイルを、独特のモードスタイルへと昇華しています。

今回トップスレイヤード以外にも、ボトムスのレイヤードを披露した、フミトガンリュウ。ロールアップしたデニムの上に、スカートをレイヤードしたようなケルティックで、フォークロアな着こなしからは、ノスタルジーと、モードな雰囲気が漂っていました。

デイリーウエアを使ったモードスタイルを得意とする、丸龍文人氏の十八番のルックを、レイヤードスタイルを通して、今回見ることが出来ました。

フミトガンリュウ以外にも、レイヤードスタイルを、2019年春夏のトレンドとして打ち出している、メゾンが多く、来期の注目のルックである事は確実です。

フミトガンリュウが打ち出した、ボトムスのレイヤードスタイルも、ファッショニスタの間で大ブレークしそうな予感です。

メインシューズはサンダル

長めにセットした、ルーズでエスニックな雰囲気を醸し出すパンツから、リラックスムードが漂うショートパンツまで、全てのボトムスに合わせてあわせていたシューズはサンダルです。

今回の、フミトガンリュウのメインシューズがサンダルであり、ランウェイ上には、サンダル以外登場しないという、潔さも驚かされます。

ビーチサンダルに近い、ラフなサンダルをあわせることで、重くなりがちな夏のレイヤードスタイルを軽やかに仕上げています。

足元を軽くする事で、”ヌケ感”とノスタルジーさを演出している点も、丸龍文人氏らしいサマールックに仕上がっています。

モードスタイルに、若干チープに感じるサンダルを合わせるルックは、2019年春夏のトレンドスタイルとして浮上してきそうです。

フミトガンリュウ(FUMITO GANRYU)再始動であり本格的なデビューコレクション

デザイナー丸龍文人の更なる飛躍を予感させるファーストコレクション

現在の文化ファッション大学院大学卒業後、コムデギャルソンへ入社した、丸龍文人氏。ジュンヤワタナベコムデギャルソンのパタンナーとして、キャリアをスタートさせた、丸龍文人は、2008年に、コムデギャルソングループ最年少デザイナーとして、鮮烈なデビューを飾ります。

自身の名前を冠したブランド”ガンリュウ”は、ストリートと、モードのハイブリッドなスタイルを強く打ち出した、ワードローブをリリースし、感度の高い富裕層や、ヤングセレブレティの間で話題となります。

コムデギャルソングループの異端児と呼ばれた、丸龍文人氏が手掛ける、ガンリュウは、最もエッジの効いたワードローブをリリースするブランドと賞賛されました。

2017年を最後に、ガンリュウはブランドを休止、同時に、丸龍文人氏もコムデギャルソングループを去ります。

丸龍文人氏がコムデギャルソンから離れた事と、カリスマ的な人気を誇っていた、ガンリュウの休止に、世界中のファッショニスタが、嘆きの声を上げました。

1年以上の沈黙を破り、丸龍文人氏は、ニューカーマーブランドである、フミトガンリュウをローンチし、見事カムバックを果たしました。

2019年春夏にデビューを飾った、フミトガンリュウは、丸龍文人氏にとって再始動であり、本当の意味でのスタートのように感じます。

アグレッシブルなニューカマーブランドに期待

際立った、真新しさは感じない、ファーストコレクションではありましたが、丸龍文人氏の納得いく、ワードローブのカタチに近いファッションショーだったように感じます。

従来のガンリュウファンを熱狂させるアイテムをベースにしながら、完全なるストリートモードスタイルを追求する、フミトガンリュウ。今回のファーストコレクションを見ると、コムデギャルソングループからからリリースされていた、ガンリュウは、イントロダクションだったのかもしれません。

更にブラシュアップされる事は確実な、ニューカマーブランドの、フミトガンリュウに、世界中のファッショニスタが期待しています。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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