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ファセッタズム( FACETASM )モードとストリートの狭間に位置する東京ブランドのアティチュード

コムデギャルソンとヨウジヤマモトが創り上げた、日本独特のモードスタイルは世界中に衝撃を与え、それまでのファッションの常識を根底から覆しました。エレガントとアヴァンギャルドの融合こそが80年代のモードスタイルのトレンドとなり、それを牽引したコムデギャルソンとヨウジヤマモト世界のファッショニスタを熱狂させました。そのマインドとアティチュードは、ジュンヤワタナベやサカイと続き継がれました。日本ブランドが世界のトレンドを作り上げる重要なポジションにある今、常に注目を集めるニューカーマブランドがファセッタズム(FACETASM)です。世界中のファッションフリークやファッションジャーナリストに熱烈なファンが多いブランドとしても知られているファセッタズム。若手デザイナーの支援を目的とする、ファッションコンテストである、2016年LVMHプライズのファイナリスト8人に選出された事で、世界的にその名を轟かせた落合宏理。若き天才デザイナーである落合宏理が手掛ける、モードとストリートの狭間に位置するブランドとは?次世代を担う東京ブランドであるファセッタズムに迫ります。

ファセッタズム(FACETASM)世界が注目する東京ブランド

デザイナー落合宏理は2016年LVMHプライズのファイナリスト8

世界中のファッションジャーナリスが気になるブランドとしてファセッタズム(FACETASM)の名前を口にするといいます。

2016年LVMHプライズのファイナリスト8人に残りその名を轟かせた、若き天才デザイナーである、落合宏理。この快挙は勿論日本人初です。

落合氏が手掛けるブランドであるファセッタズムは、モードとストリートの狭間に位置するブランドとも称されます。

単純に”ストリートベースのアメカジ色の強いモードブランド”とは表現できない、独自性と存在感が多くのファッションフリークを魅了して止まない理由です。ファセッタズムのガーメンツは、何処にも属す事の無いワードローブであり、日本独特のモードスタイルを継承しているようにも感じます。

80年代のパリコレクションにおいて、コムデギャルソンとヨウジヤマモトが切り拓いた、日本独特のモードスタイル。

海外では無名に近い、コムデギャルソンとヨウジヤマモトのコレクションは、当時のパリのトレンドから大きく、かけ離れたスタイルを強く打ち出し、否定的な意見もかなりありました。

”黒の衝撃”は、その言葉通り、世界中のファッションジャーナリストに衝撃を与えました。理解し難くも感じたアヴァンギャルドなガーメンツに、眉をひそめる、カビの生えた感覚の被服評論家は痛烈に2つのブランドを非難しましたが、日本のアヴァンギャルドブランドの登場に、ファッション界の未来を見たと感じた、ファッションフリークが多かった事は間違いありません。

賛否両論であった、コムデギャルソンとヨウジヤマモトによるパリコレでしたが、少なくとも、日本のモードブランドの圧倒的な力を世界に証明した事は確かでした。

黒の衝撃以降、パリコレのトレンドが大きく変わったことは言うまでもありません。そしてコムデギャルソンとヨウジヤマモトが切り拓いた新たなモードスタイルが今、世界のファッションシーンをリードしています。

世界中を震撼させた、衝撃のデビューから30年以上経った今では、多くのデザイナーが目標とするレジェンドデザイナーとなった、コムデギャルソンの川久保玲と山本耀司。

偉大なる日本のレジェンドデザイナーのDNAを引き継いだ人物が、ファセッタズムの落合宏理であるように感じます。

日本人デザイナーというカテゴリーが窮屈に感じる落合宏理の才能

川久保玲以来の衝撃的な日本人クリエイターと海外メディアで取り上げられた、落合宏理氏。日本人デザイナーというカテゴライズが窮屈に感じるほど、グローバルに発信し続けるアティチュードから、2016年にはプロフェッショナルが選ぶ、日本のファッション業界に影響を人物に選出されています。

デビュー以降様々な賞を受賞し、飛ぶ鳥落とす勢いのファセッタズム。日本モードブランドのパイオニアである、コムデギャルソンとヨウジヤマモトのマインドとアティチュードを引き継ぎ世界的に活躍しているブランドが、ジュンヤワタナベとサカイだと言われています。

その次の世代を代表するブランドが、落合宏理率いるファセッタズムであることは間違いありません。世界中のファッションエディターや、ビッグデザイナーが注目するニューカーマー東京ブランドである、ファセッタズムにに迫ります。

ファセッタズム(FACETASM)とは?

2007年に設立された日本のブランド

”ポストサカイ”との呼び名の高い、ファセッタズム(FACETASM)は2007年に設立された日本のブランドです。ブランドローンチからまだ10年弱の新生ブランドでありながら、ファッションフリークやファッションジャーナリストから絶大な支持を得ているブランドです。

デザイナーである、落合宏理の創り上げる、モードとストリートの狭間にあるユースカルチャーファッションは世界中のファッショニスタを熱狂させています。

カルト的な人気を誇るファセッタズムは、90年代にヤングファッショニスタから火が付き、一大ムーブメントを創り上げた、アンダーカバーやエイプの軌跡と社会現象とまでなったブレークを髣髴とさせます。

東京出身である落合氏は10代の頃に所謂、裏原ムーブメントをリアルに体験した人物です。彼の作る、ユースカルチャーファッションは、10代の時に衝撃を受けた、裏原ムーブメントの影響も少なくはありません。

同世代のデザイナーと比較される事や、世界的なデザイナーの口からも、ファセッタズムや落合氏の名前が挙がることは今では当たり前となっています。

しかし、落合氏は至って冷静に、自分の置かれている状況と、自分が創り上げるべきガーメンツの未来を見据えています。

様々な顔や見え方と言う意味が込められたブランド名

ブランド名のファセッタズム(FACETASM)とは造語で、”facet”という、ダイヤモンド等の”切り子面"を意味するフランス語です。

ブランド名には、”様々な顔や見え方”という意味が込められているようです。このファセッタズムというブランド名は、落合氏が創り上げるガーメンツには最適な言葉のように感じます。

ファセッタズムのガーメンツは正に様々な顔を持つプロダクツです。ストリートスタイルに適したアイテムでも必ずモードな香りは漂っています。

そして人によっては同じアイテムでもモード色が強く映ったり、ストリート色の強いアイテムに見えたりと様々です。

ここまで両極端な見え方をするガーメンツを作るブランドも他には類を見ません。落合氏の類稀なセンスによって生まれるファセッタズムのガーメンツは、基本的にオーバーサイズが主流です。

コレクションではアヴァンギャルドに見えるガーメンツの数々ですが、実はパターン自体はベーシックなものを多用しています。

つまりデザイン優先だけではなく、着心地も重視したパターンで、ファセッタズムのガーメンツは成り立っています。ファセッタズムのガーメンツは、デイリーに着る事のできるリアルクローズであるともいえます。

”ファセッタズムのプロダクツにルールはない。着方は自由”この当たり前でもある解釈ことが、ファセッタズムのガーメンツが、両極端に見える理由です。

デイリーユースに最適なモードガーメンツをリリースするブランドがファセッタズムであり、ストリートスタイルに映えるモードウエアを手掛けるブランドが、ファセッタズムなのです。

モードスタイルにもストリートスタイルにも似合う服、それがファセッタズムです。

ファセッタズムは服は楽しさを提案するブランド

このふり幅の大きさこそがファセッタズムの最大の魅力であるように感じます。シンプルなパターンでモードとストリートの両方のスタイルを同時に表現できるデザイナーは世界的に見ても、極僅かです。このクリエイティビティの高さこそが、落合宏理が世界中で評価される所以です。

しかし、デザイナーの落合氏は”服は楽しい”というポリシーを最も大切にしていると言います。彼が作りたい服は凄い服ではなく、楽しい服の様です。難しい理論など彼には必要なく、ましてや、着る人には皆無だと言っているようにも感じます。

鬼才クリエイターであり、天才デザイナーである落合氏だからこそ、気負わないシンプルな言葉をポリシーとして服を作っているように感じます。

ファセッタズムは殆どがオリジナルテキスタイル

デザインやパターン以外にも、ファセッタズムのワードローブの大きな特徴がテキスタイルにあります。ファセッタズムのテキスタイルは、90パーセント以上オリジナルテキスタイルを使用しています。

テキスタイル会社出身の落合氏だからこそ、テキスタイルには並々ならぬ拘りがあり、ファセッタズムの独創的なワードローブは、オリジナルテキスタイルによって支えられている面がかなり大きいように感じます。

特殊素材は勿論、ハイエンドでベーシックなウール生地までオリジナルに拘る、落合氏のプライドが唯一無二のブランドを創り上げている事は確かです。

2012年にランウェイデビュー

2007年の春夏コレクションから、展示会にてワードローブの発表を行ってきた、ファセッタズムは、2012年に東京コレクションにてランウェイデビューを飾ります。

2012年の春夏にランウェイデビューを果たして以来、ファセッタズムは現在まで、ランウェイによるショーを継続的に行ってきました。

東京コレクションでは回数を重ねるごとに高い評価を得たファセッタズムは、コレクションの場所を海外に移します。

2017年の春夏コレクションにてファセッタズムはパリコレへ参戦します。

2017年春夏コレクションでパリコレデビュー

「パリコレへの参加は目標でも最終地点でもスタートでもなく、自然の流れ」落合氏は冷静にパリコレ参加の経緯を口にします。

「今の時代、戦う場所は何処でも構わない。大切な事は、ちゃんと自分たちのクリエイションを行う事」だと落合氏は続けます。

東京コレクションからパリコレへコレクションの場所を移す事で、どうしてもアップグレードに感じてしまいます。

”パリコレブランド”という称号が、圧倒的にステータスである事は、どの時代においても変わらない価値観です。

そしてパリコレには世界中のファッションジャーナリストや、大手セレクトショップのバイヤーも必ず訪れます。

世界のラグジュアリーブランドと肩を並べる場所でもあるパリコレでも、虚勢を張ることのない落合氏は、自身のブランドであるファセッタズムに絶対的な自信を持っているように感じます。

絶対的な自信があるからこそ、場所は何処でも同じ、そして自信があるからこそ冷静でいられるようにも感じます。

2017年の春夏のファセッタズムのパリコレクションでも、ファセッタズムの代表するビッグシルエットのアウターが登場。落合氏の言葉通り変わらないスタンスでコレクションをスタートさせました。

白と黒のブロックチェックのフライトジャケットやショートパンツ、そしてパーカがリリースされ、スポーティーでフレッシュなストリートスタイルをパリコレでも披露しました。

90年代を髣髴とさせる、ユーズド加工を施した、レザージャケットや、バーシティジャケットやムートンジャケットも登場。

ヘビーアウターを腰に巻きつけるスタイリングもユースカルチャースタイルを得意とする、ファセッタズムらしいスタイリングです。

オーバーサイズのスウェットやパーカ、そしてルーズなデニムジャケットにデニムパンツを合わせた、ストリートでありモードな香りの漂う、ファセッタズムの真骨頂ともいえるスタイリングも健在で、世界中のファッションジャーナリストや、ファッショニスタに、ファセッタズムのクリエイティビティを証明する事のできたコレクションでした。

タイトなクラッシュデニムやトラックパンツにスラックスと、ボトムスもかなり豊富に登場した、初のパリコレクションでは、ファセッタズムの絶対的存在感を十分にアピールする事に成功しました。

春夏コレクションであるにも関わらず、豊富なアウターのラインナップにも圧巻でした。

コレクション後半に登場したフラワープリントのような迷彩パターンも勿論、オリジナルテキスタイルを使用しています。

赤ベースの新たな迷彩パターンはカモフラ独特の重たさは皆無。寧ろ華やかでロマンティックな雰囲気を醸し出し提案した。

カラフルな色使いとポップでキッチュなアイテムが目白押しだった、ファセッタズムの初のパリコレクションは大盛況で幕を閉じました。

2016年に既に海外コレクションデビュー

2017年春夏に初のパリコレにおいてランウェイデビューを果たしたファセッタズムですが、実は海外でのランウェイショーは2017年が初めてではありません。

2016年の春夏にミラノでメンズラインのランウェイショーパリコレの1年前に経験しています。ファセッタズムのミラノコレクションデビューには、ビッグデザイナーが大きく関係していました。

その人物がジョルジオ・アルマーニです。若手デザイナーの支援とミラノコレクションの活性化を目的にアルマーニが始めたプロジェクトに、初の日本人デザイナーとして、落合宏理が選ばれました。

つまり、ジョルジオ・アルマーニからもファセッタズムは認められたブランドだということです。

テーラードジャケットの帝王にも認められた、ファセッタズム、落合氏の言葉を拝借すればコレも自然の流れだったようにも感じます。

ファセッタズム(FACETASM)の最新コレクションは?

2018-19の秋冬コレクションのテーマは”EMOTION”

2018年1月18日にファセッタズム2018‐19年秋冬のランウェイショーがパリで行われました。テーマは”EMOTION”、直訳すると感情です。

デザイナー、落合宏理の感情をファセッタズムのガーメンツに落とし込んだコレクションは、ファセッタズムが得意とする、ストリートなデイリーウエアに”ゆがみ”を与えたガーメンツが、数多く登場しました。

デニムのセットアップスタイルがファーストルックにて登場。リジッドのデニムのセットアップは、強い、皺加工が施された、オリジナルのデニム地を採用。

オーバーサイズのベーシックなデニムのセットアップスタイルですが、皺加工により、”よれ”と”ゆがみ”を表現したデニムジャケットとデニムパンツからは、ティーンネイジャーのフラストレーションのに近い感情を読み取る事ができました。

リジッドデニムのセットアップは、生地に皺加工を施したアイテム以外に、ガーメンツ自体がゆがんで見えるように、仕上げられた、ジャケットも登場。

ジャケットの合わせを、斜めに配置する事により、ウエア自体のゆがみを表現したデニムジャケットは、視覚を大いに刺激して、シンプルなデニムのセットアップスタイルをかなりアヴァンギャルドなセットアップへと昇華させていました。

流石は、ストリートモードを得意とする、ファセッタズムのプロダクツです。アイテム単体は、比較的ベーシックでありながら、スタイリングで、モード且つアヴァンギャルドの見せる手腕は、流石の一言です。

フラストレーションとナイーブが織り成すデニムウエア

リジッドデニムから、ウォッシュドデニムまで、デニムウエアが頻繁に登場した、2018‐19年のファセッタズムのコレクションでしたが、10代のフラストレーションをデニムウエアで表現したと言う単純なコレクションではありませんでした。

フラストレーションとナイーブが織り成す芸術性をデニムウエアで表現した、2018‐19年のファセッタズムの秋冬コレクション。

勿論フラストレーションをメインとした10代特有の感情を表現したようなワードローブが目立つコレクションではありましたが、ファセッタズム特有のオーバーサイズのアウターをベースとした、畳み掛けるような、レイヤードスタイルは、圧巻です。

古着のボアライナー付きのジージャンを髣髴とさせる、デニムジャケットは、本来ライナーとして収まるべきボアがはみ出したかのような、デストロイデザインが斬新でした。オーバーサイズのボアジージャンと言う、オーセンティックなカジュアルウエアはファセッタズムのフィルターを通して、アヴァンギャルドなガーメンツへと進化しているように感じます。

インナーに収まるべきライナーが表に出たり、ショートレングスのオーバーサイズアウターの裾から、シャツやスウェットがはみ出す、スタイリングも全て、”ゆがみやよれ”を表現しているようでした。

フリンジを使いアメカジウエアもアップグレード

ファセッタズムのアイコニックアイテムともいえるMA-1もランウェイに登場しました。ベーシックなカタチのMA‐1には”フリンジ”のような紐がデザインされており、デイリーウエアの代表的なアイテムである、MA‐1がかなりモードな雰囲気を纏っています。

動くたびにゆれるフリンジがエレガントで、このフリンジもテーマである感情を表現しているデザインの一つのように感じます。

MA-1やバーシティジャケットといったハードアメカジに最適なショートレングスのアウターに長いフリンジがセットされており、ファセッタズムの独特のエレガントさを表現していました。

本来、デイリーウエアであるはずの、ボマージャケットやスタジャンをエレガントなテーラードジャケットのように扱うテクニックは流石は、落合氏です。

鮮烈なビビットカラーの使い方

リジッドデニムのセットアップからスタートしたファセッタズムの2018‐19年秋冬コレクションは、ダークトーンから始まり後半には、ビビットなカラーが登場。

サックスブルーのレザージャケットや、鮮やかなイエローのダブルブレステッドコートはエレガントでグラマラス。80年代のバブルな雰囲気さえ漂います。

イエローのロングコートにレザーパンツを合わせるグラマラスな80年代を思わす、ストリートミックススタイルはノスタルジックでありながら、かなり新鮮でした。

ブルーからイエローそしてオレンジへと加速していくビビッドカラーのオンパレード。特にオレンジの印象が強烈だった今回は、オレンジのワントーンコーデまで登場しました。

アクセントとして使用したオレンジもスタイリッシュでしたが、オレンジのムートンジャケットの登場には衝撃を受けたファッションフリークは多かったはずです。

オーバーサイズのオレンジのムートンジャケットに黒のレザーパンツ、そしてムートン製のチャップスをレイヤードした着こなしは、オールレザーアイテムで完成されたスタイルにも関わらず、ハードさ以上にモード感と独特のエレガントさが漂っていました。

様々なスタイルやワードローブが登場した、2018‐19年のファセッタズムの秋冬コレクション。デイリーウエアーが中心のコレクションでありながら、落合氏のテクニックとセンスにより、エレガンスな空気感を常に醸し出していたファセッタズムのプロダクツの数々。

感情をテーマにした、ファセッタズムの最新コレクションは、ファセッタズムの根底にあるベーシックと真骨頂で完成されたファッションショーのように感じました。

ファセッタズム(FACETASM)を率いる落合宏理とは?

1977年東京生まれのデザイナー

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日本は勿論世界的にもインフルエンサーとして既に名前の知れた人物である、落合宏理は1977年に東京で生まれます。

東京生まれ東京育ちの落合氏が手掛ける、ファセッタズムは現在、最も東京らしいワードローブをラインナップするブランドと称されています。

ファセッタズムが東京ブランド称されることに、「それも一つの答えだと思う」とインタビューで答えていました。

現在のファッションに於いて東京は最も洗練された、刺激的な街として世界中が認識しています。東京から生まれるカルチャーは世界のファッションシーンに多大な影響を与えている事は、最新ランウェイブランドのコレクションを見れば一目瞭然です。

ラグジュアリーブランドでさえ、東京のユースカルチャーからインスピレーションを受けてコレクションを開催する時代に、”東京ブランド”として世界から認識されている、ファセッタズムは、世界が最も注目しているブランドだとも言い換えることができます。

1970年代後半に生まれた、落合氏は、多感な10代で、90年代のユースカルチャーを代表する、裏原ムーブメントを体験します。

ストリートスタイルとモードスタイルを融合させた新たなファッションのカタチが生まれ、ハードアメカジスタイルにモードブランドを合わせるスタイルから、モードとストリートを融合させた新たなスタンスのブランドが誕生します。

その代表格がアンダーカバーです。裏原ムーブメントを牽引した核となるブランドであり、新たなファッションのカタチを創り上げたパイオニアブランドです。

そしてジャパニーズストリートスタイルを世界に発信させた、エイプも90年代を代表するブランドです。

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若きクリエイターが創り上げるジャパニーズブランドが世界のファッションの常識を覆していく様をリアルタイムで体験した落合氏は、自身のブランドであるファセッタズムにも90年代のユースカルチャーの影響は少なくないと話していました。

「オーバーサイズのアウターが必要だと思う感覚は、90年代の東京のカルチャー感じた事のあるデザイナーなら当然だと思う」との趣旨の発言を落合氏はしています。

作りたい物が明確であるブランドだからこそファセッタズムはブレる事のない、スタイルをパリでも貫く事ができるように感じます。

1999年に文化服装学院卒業

落合氏は、1999年文化服装学院アパレルデザイン科メンズデザインコースを卒業します。そしてテキスタイル会社に就職します。

落合氏が就職した、株式会社ギルドワークは、国内のモードブランドのテキスタイルを扱う会社でした。株式会社ギルドワークで8年勤務、同時にNGAPと呼ばれるデザインチームのアシスタントを務めていました。

株式会社ギルドワークを退社後の2007年にファセッタズムをローンチ。デザイナーとしてのキャリアをスタートします。

2013年に第31回毎日ファッション大賞の新人賞、2014年にはTOKYO FAHION AWARDを受賞

ブランドローンチ共にコレクションを発表した落合氏は、2013年に第31回毎日ファッション大賞の新人賞を受賞します。

受賞について落合氏は、「学生の頃から漠然とした夢でもあり、モードブランドのクリエーションを行っていくうえで、受賞しなくてはいけないと思っていた」とコメントしています。

更に、翌年の、2014年にはTOKYO FAHION AWARDを受賞し、次世代を担う、鬼才デザイナーとして注目を集めます。

2015年には原宿にフラッグシップショップをオープンさせ、最も勢いのある東京ブランドとして世界中のメディアが注目しています。

ファセッタズムは世界中で70以上の取引先があり、世界中の高感度なセレクトショップや高級デパートで落合氏のブランドを手にする事ができます。

ファセッタズム(FACETASM)カテゴライズできないエモーショナルなワードローブ

東京ブランドとしてのプライドとアティチュード

東京のユースカルチャーを世界に発信するブランドである、ファセッタズム。モードやストリートといったありきたりのカテゴリーには収まらない、独創的なガーメンツは、世界中のファッションフリークを陶酔させています。

デザイナー落合宏理は冷静に時代を見極め、エモーショナルな感情が宿る、ファセッタズムのワードローブをリリースし続けています。

東京ブランドのプライドとアティチュードで成立していると言っても過言ではない、ファセッタズムのワードローブが、世界中のファッションセレブを夢中にしてる現状は、当然ともいえます。

インタビューで、「いいデザイナーはかっこいい」と落合氏は答えています。

落合氏自身もファセッタズムのガーメンツを身に付け、東京のユースカルチャーを発信するファッションアイコンであり、インフルエンサーです。

確かに彼の着こなしはスタイリッシュで、今の東京を感じる事のできるスタイルを常に提案しています。

”東京ブランド”という新たなステータスを背負ったファセッタズムが、牽引する新たなファッションのカタチに世界中が注目しています。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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