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パリの三ツ星レストランでも人気の日本酒 ”醸し人九平次”

世界で有名な日本酒と言えば「獺祭」をイメージされる方が多いかもしれません。 日本でも「獺祭」は美味しい日本酒として有名です。また、杜氏がいない酒蔵として特徴のある酒蔵ですね。 まだ日本ではさほど有名ではないかもしれませんが、海外のパリ三ツ星レストランや有名ホテルで取り扱いが増えているワインのような日本酒が「醸し人九平次」です。

醸し人九平次とは

萬乗酒造が作っている日本酒が「醸し人九平次」です。萬乗醸造は、創業1647年と古い歴史を持つ酒造メーカーですが、戦後から1980年代までは安価な自社製品や、大手メーカーの日本酒を下請けで造っていたようです。しかし、1991年に父の跡を継いだ久野九平治社長が就任することで萬乗酒造は大きく変化したです。

大量に作る機械生産から、手作りにこだわる少量生産に方向転換し、ブランドも「醸し人九平次」一本に絞り込みました。生産量は年間15万本と少なく、地元の名古屋市でも購入に本数制限がかかるほど手に入れるのが難しい、人気の日本酒となっています。

醸し人九平次の味は

1997年に吟醸酒である「醸し人九平次」が発表されました。米や水にとことんこだわり、3年の歳月をかけて生み出されたこの日本酒は「上品な香りと、酸味が効いた風味が特徴的だ」と言われ、酒好きの間で人気が出始めました。
そうです、「醸し人九平次」の味の特徴はこの酸味です。日本酒における酸味は「雑味」と捉えられ嫌われる傾向にあります。しかし、この「酸味」を上手に捉え表現することで他の日本酒では得られない特別な味を広めることになります。

この「酸味」の表現がワインの本場フランスでも受け入れられ、三ツ星レストランや世界的に有名なホテルでもワインリストに載せられるまでになりました。

有名な日本酒「獺祭」は元のお米を極限まで磨き上げ、雑味のないフルーティな味わいが特徴ですが、「醸し人九平次」はスッキリしていながらも果実のような風味やお米の持つ本来の甘さ、そして爽やかな酸味が特徴となっています。

獺祭と飲み比べてみると面白いかもしれませんね。

萬乗酒造の特徴

「醸し人九平次」が愛される理由は味が美味しいからだけではありません。萬乗酒造のビジネススタイルも特徴があります。
萬乗酒造は職人気質で良いものを作っていれば、それがお客様に伝わり良い酒を作り続けられるという会社ではありません。もちろん、良い日本酒を作るために、原料のお米にこだわったり、使う水にこだわるというのであれば普通です。
萬乗酒造では、原料のお米にこだわり、畑を取得して米作りから酒造りをはじめています。
営業部隊はおらず、社員全員が蔵人として働いており、お酒の名付けやボトルの選定、ラベルデザインまで自社で一貫して取り組まれています。

「醸し人九平次」のこれから

「醸し人九平次」というブランドはひとつですが、商品のラインナップはたくさんあり、醸し人九平次 純米大吟醸 彼の岸(ひのきし)、醸し人九平次 純米大吟醸 別誂(べつあつらえ)、醸し人九平次 純米大吟醸 彼の地(かのち)、醸し人九平次 純米大吟醸 human(ヒューマン)、醸し人九平次 純米大吟醸 Le K rendez-vous (ル・カー ランデブー)などはほんの一部です。
フランスにワイン畑を購入しワインを醸造したり、フランスでお米と麹を栽培し日本酒を造るというチャレンジも行い、新しい日本酒を作り出そうとしています。

どこで買える

「醸し人九平次」を飲みたい場合、萬乗酒造に問い合わせると近くの販売店を教えてもらえます。残念ですが、酒蔵での直接販売や通販はありません。また、酒蔵の見学もできません。目が行き届く範囲で生産を続けたいという希望から、このようなイベント的な楽しみはあまりないかもしれません。しかし、数は少ないですが、楽天ショップなどのインターネット通販でも購入可能です。
お店で美味しい料理と一緒に楽しむのは最高ですが、例えば、醸し人九平次 別誂(べつあつらえ)という商品だと最高峰になり、取り扱っているお店もそれなりの高級店になります。また、この日本酒は開栓直後と数日後で味の変化を楽しむことができる日本酒なので、家でゆっくり楽しむのも良いかもしれません。

これからも成長が楽しみ

おいしい日本酒を造っているというのは当然ですが、チャレンジを続けていて、今後も想像してもいなかったような日本酒が誕生しそうだ、という気持ちにさせてくれるのがこの萬乗酒造と「醸し人九平次」です。
ただ美味しいお酒を作っているのが萬乗酒造ではありません。九平次を買うということは、九平次というブランドに投資していることになります。そのお金は田んぼを買ったり、ぶどう畑を買ったりするのに使われます。そして、その田んぼや畑からこだわったお米やワインが栽培され、収穫され、新しいお酒が造られます。そのようにして、お金を出した人たちに還元される仕組みが作り出されつつあります。これからもどんな日本酒が誕生してくるのか本当に楽しみですね。

下記の公式サイトから最新の情報がわかります。
URL :http://kuheiji.co.jp/

INTRODUCTION of THE WRITER

Jun-.-nuj
name. Jun-.-nuj
旅行が大好きな30代です。プロトラベラーを目指して日々奮闘中です。

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