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ネーム ( Name. ) 若きクリエイターによって生まれ変わった東京ブランドのアイデンティティー

2011年春夏に東京コレクションでデビューを果たした、ネーム(Name.)。設立は2010年とまだ、ローンチされ、10年未満の新生ブランドでありながら、独創的なパターンと素材使いで、多くのファッションフリークを熱狂させてきました。ストリートとクラシカルな、メンズウエアの融合により生まれる、メンズガーメンツは、ストリートの香りを残しつつも、エレガントでノーブル、大人のファッショニスタのリアルクローズには欠かせないアイテムを毎シーズンリリースしてきました。ファッション業界にも多くのファンを持つ、ネームが、若きクリエイターによって生まれ変わりました。2018年から、新生デザイナーと新生ディレクターによる、新たなネームがスタートします。新生ネームが創り上げるブランドの未来とファション界の未来とは?生まれ変わった東京ブランドに注目です。

新生ネーム(Name.)2018-19年秋冬からスタート

ディレクター松坂生麻、デザイナー山田拓治が作る新たなブランドのカタチとは?

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2018‐19年秋冬コレクションから、新生ネーム(Name.)が誕生しました。ネームのディレクターと、デザイナーに就任した人物は、松坂生麻氏と、山田拓治氏です。

ブランド創立時から、プレスやマネージャーとして、ブランドを支えてきた、松坂生麻氏とメインパタンナーの山田拓治氏の創り上げる、新生ネームに不安な要素は全くありません。

寧ろ二人によって創り上げれれる、新たなネームに多くのファッションフリークは期待を募らせていました。

アイコニックをテーマに掲げた、ユースカルチャーstyle

清水氏が手掛けた、ラスコレクションの2018春夏コレクションに引き続き、オーバーサイズのワードローブが中心の新生ネームのコレクション。

掲げたテーマは”アイコニック”。90年代のユースカルチャーstyleを強く感じるワードローブからは、ノスタルジックな雰囲気と、フレッシュさが、漂っていました。

ストリートstyleをメインとしたリアルクローズで構成された、ワードローブは、古着を髣髴させるアイテムも多く、オーバーサイズのスウェットにカットオフデニムを合わせるスタイリングは、オール古着のような雰囲気を醸し出していました。

アニマルモチーフのオーバーサイズのカーディガンや、タータンチェックのネルシャツ、そしてボーダーのカットソーからは、90年代ユースカルチャーには欠かせないグランジな雰囲気も漂っていました。

オーバーサイズのガーメントから漂うナイーブさ

アイテムは、ロゴスウェットや、カットオフデニム、そしてスウェットパンツにライダースジャケットと、ティーンネイジャーのリアルクローズには欠かす事のできないアイテムが目白の2018‐19年の秋冬コレクション。

何処となく野暮ったい雰囲気の、スニーカーやサンダルも90年代の雰囲気を色濃く演出していました。

現在ラグジュアリーブランドからリリースされている、アンクールスニーカーや、アンクールサンダルも、ネームから登場、本来アダルトな雰囲気が漂うアイテムですが、ネームのティーンネイジャーをワードローブを髣髴とさせるガーメンツとスタイリングすると、ボーイズライクな雰囲気が強まるから不思議です。

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オレンジや黄色、赤と言った、鮮やかな色を効果的に使用したアイテムが多く、ベーシックなアメカジstyleのワードローブに変化をつけていました。

アイテム全てに於いて、リアルクローズに最適なベーシックなものが多いのですが、スタイリングで、少年特有のナイーブさを表現している辺りは、流石の一言です。

ボリューム感のあるムートンジャケットに合わせた、トラックパンツや、鮮やかなオレンジのカバーオールに合わせた、ルーズなペインターパンツなど、着こなし自体は、90年代のストリートstyleの定番的なスタイリングなのですが、懐かしさよりもモダンさが際立つのは、計算されつくされた、パターンの勝因にも感じます。

90年代のストリートstyleを余すことなく表現

ヘビーアウターからアクセサリーまで、細部に至るまで、拘りを感じるプロダクツに、多くのファッションフリークを唸らせた、新生ネーム。

アメカジから、スポーツstyleに、グランジと、余すことなく、90年代を象徴するワードローブとスタイリングで構成された、新生ネームの2018‐19年秋冬コレクション。

リラックスしたアイテムの数々から、ディレクター松坂生麻氏と、デザイナー山田拓治氏のゆとりと、ブレないアイデンティティを感じる事ができました。

ネーム(Name.)とは?

2010年に設立された日本のブランド

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ネーム(Name.)は2010年に設立された日本のブランドです。代表でありディレクターの海瀬亮氏によってローンチされたブランドで、デザイナーは、清水則之氏です。

”複製技術時代の芸術作品”をブランドコンセプトに据える、東京ブランドで、ベーシックなリアルクローズstyleを根幹に持ちながら、繊細且つ、独創性溢れるパターンと、オリジナリティ溢れる素材使いで、ネーム独自のリアルクローズを築き上げてきました。

ネームのワードローブは、ネオスタンダードとも称されます。時代の空気を敏感に感じ取り、ワードローブに落とし込む手法と、センスには定評があり、ファッション関係者の多くのファンを持つブランドとしても知られています。

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ストリートstyleと、クラシカルなメンズstyleの融合によって生まれるワードローブの数々は、単なる、日常着とは異なり、ストリートアイテムにも、ストーリー性を感じる事のできる、ネーム独自のセンスが見受けられます。

こだわりの強い素材使いと、繊細なパターンが、ネームの比較的シンプルなガーメッツに独自性を与えている事は間違いありません。

ネームはテーマとして、”再構築”を掲げています。再構築とは、服の構造を見直すと言う意味だけではなく、海瀬亮氏と清水則之氏のマインドや、アイデンティティーの再確認や、再構築も含まれているように感じます。

その為、ネームのワードローブには、時代を反映する要素がいつも落とし込まれています。二人のクリエイターの柔軟な発想によって生まれる、新たなリアルクローズガーメンツは、日本のファッションフリークは勿論、海外のバイヤーや、ファッションジャーナリストからも高い評価を得ています。

コレクションをスタートしまだ10年未満のニューカマーブランドである、ネームですが、独特のスタンスと、時代に寄り添うリアルクローズガーメンツで、常に注目を集める、東京ブランドとして、世界中のファッションフリークを熱狂させています。

ネーム(Name.)を創り上げた清水則之とは?

パタンナー出身の日本のデザイナー

現在はネームのデザイナーの職を離れた、清水則之氏ですが、ネームは彼が創り上げたブランドであることは間違いありません。

ストリートstyleを根幹に持つ、シンプルなワードローブから、常にモダンさが漂うネームのガーメンツ。この独特の空気感は、繊細且つ、独自のパターンにより支えられている部分が大きいと思います。

ネームのパターンの素晴らしさは、デビュー当初よりファッション関係者の間では、知られていました。ネームはパターンに強い拘りを持つブランドです。

その理由は、デザイナーの清水氏が、パタンナー出身である事が大きく関係しています。文化服装学院に進学した、清水氏は、数多くのブランドのパタンナーとして経験を積み、ネームの立ち上げに加わりました。

ジュンヤワタナベのパタンナーとして活躍

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文化服装学院卒業後、直ぐにパタンナーとして活躍したわけではないと、インタビューで語る、清水氏。文化服装学院へ入学した理由は、ファッションに関わる仕事がしたかったから、そして自身のブランドを立ち上げる事が目的だったと言います。

しかし、意外な事に、清水氏はあまり器用な方では、なかったようです。周りと比べ、自身が劣っているように感じた清水氏は、卒業後もフリーターのような生活をしていたと、インタビューでも話しています。

転機が訪れるのは、通っていた、セレクトショップのオーナーと一緒にブランドの展示会へ訪れた時です。

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気になるブランドを見つけた、清水氏は、そのブランドに参加、パタンナーとしてキャリアをスタートさせる事になります。

様々なブランドのパタナーとして活躍してきた清水氏ですが、ジュンヤワタナベでの経験はやはり大きかったようです。

ネーム立ち上げ当初は、ジュンヤワタナベ出身のデザイナーが立ち上げたブランドとよく、アナウンスされていました。

26歳でフリーのパタンナーとなりその後、海瀬亮に出会う

フリーのパタンナーとして、ブランドの企画にも関わるようになっていた、清水氏は多忙な毎日を送っていました。

ブランドのローンチに関わるようになり、出会った人物が、海瀬亮氏でした。海瀬氏はブランドの設立を考えており、清水氏にもその事を相談していました。

偶然にも、清水氏が関わっていた会社が倒産した事もあり、海瀬氏のブランドをサポートする事になります。

こうして2010年ネームが誕生しました。

2016年東京ファションアワード受賞

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東京ファッションアワードとは、2014年に設立されたアワードで、東京をベースに活動している、デザイナーの海外進出へのサポートを目的として生まれました。

清水氏は、2016年の東京ファッションアワードを受賞、受賞をきっかけにネームは、海外で展示会をスタートさせます。

アワード受賞後、日本国内での注目も更に高まり、ネームは日本を代表するブランドへと成長します。

ネーム(Name.)清水則之のラストコレクションは?

2018年春夏の”ブリコラージュ”

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”寄せ集めて作る”との意味を持つ、”ブリコラージュ”をテーマに掲げた、清水氏が手掛ける最後のネームのコレクション。2018年春夏コレクションは、清水氏によるネームの見納めです。

80年代を髣髴とさせるユースカルチャーstyleにフォーカスを絞ったコレクションで、ストリート色の強いワードローブが揃いました。

全てがオーバーサイズのガーメンツで構成されたコレクションで、色使いも豊富、見ているだけでも楽しくなるワードローブに、清水氏の遊び心を感じます。

80年代後半のハードアメカジや、古着style、そしてスポーツミックスstyleを全面に押し出したコレクションで、オーバーサイズのアイテムのレイヤードもスタイリッシュでした。

ポップでクリーンなオリジナルパターンが新鮮

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ライムグリーンや、パープル、赤にオレンジと言った、発色のいい爽やかな色使いのカジュアルアイテムが多く、レイヤードstyleも、全く重さを感じさせません。

今回のメインとも言える、ストライプにも見える、マドラスチェックのジャケットやパンツは、ノスタルジーを漂わせながらも、絶対的にモダンなスタンスを保っていました。

チェック以外にも様々なパターンが登場した、2018年春夏のネーム、グリーンとイエローをベースとしたカモフラパターンもポップでクリーン、そして、クラシカルな風景画をコラージュしたようようなパターンも印象的でした。

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アイテムは80年代のティーンネイジャーにマストなアイテムのオンパレードで、スウェットとスウェットパンツのセットアップや、マウンテンパーカーに、チェックシャツ、そしてルーズショートパンツに、イージーパンツも登場しました。

スポーティーなドロップショルダーのTシャツや、レインコートを連想させるチェックのオーバーサイズのコートもユースカルチャーstyleにはよく似合います。

オーバーサイズのデニムのセットアップstyleにモードなエッセンス

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アイスウォッシュのオーバーサイズのデニムジャケットに、ワントーン重めのルーズなデニムを合わせるスタイリングは、懐かしくもあるのですが、完璧なレイヤードとバランスにより、完全なるストリートstyleが、モダンなモードstyleも見えてしまいます。

ウォレットチェーンやボーダーのスクールソックス、そしてハイテクスニーカーや、ビブラムソールのレザーシューズまで、アクセサリーやフットウエアに関してまで、完全なる80年代styleを押し出した、2018年春夏のネームのコレクション。

有終の美を飾るに相応しい、現在の東京と、現在のメンズファッションの、アティチュードを感じる事のできるコレクションでした。清水氏は新たなブランドをローンチするとも噂されています。

ネーム(Name.)若い世代に託された、東京ブランドの未来

フレッシュさがナイーブさが色濃くなったネームに世界中が注目

デザイナー山田拓治氏の手掛ける、新生ネームのファーストコレクションからは、これまで以上にフレッシュなと、ティーンネイジャーのナイーブさを強く感じる事ができます。

リアルなストリートガーメンツを、モダンに仕上げる事でも知られている、東京ブランドのネーム。若きクリエイターが手掛ける、注目の東京ブランドの未来に、世界中のファッションフリークやファッションジャーナリストが注目しています。

2018‐19年秋冬のエキジビジョンを終えたばかりの、新生ネームですが、既に次のシーズンが気になって仕方ありません。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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