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ドリフト専用車〝ミサイル〟を利用してドリフトをしてみよう!

2017.05.16
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日本発祥の奇抜な車競技「ドリフト」。 かつては走り屋達が夜な夜な峠に集まって行う、非合法の舞踏会でした。 そんな舞踏会も、今となっては世界中から認知される車競技のカテゴリーの一つとして確立しました。 今回はドリフト競技で使用される車、ドリフトミサイルについてご紹介しましょう。

サーキットでドリフトしてみたいと思ったことはありませんか?

動画で見るあのシーン。男性だったら、一度は憧れを持つものです。

ただし、実際サーキットへ赴いて愛車でいきなりドリフトをするのは気が引けますよね。愛車をウォールに激しくヒットさせてしまった時の衝撃は、物理的なものも踏まえて想像を絶するでしょう。

愛車ではできないけれど、ドリフトを経験してみたい。そんなあなたにオススメなのが、
「ミサイル」なのです。

ドリフト専用車「ミサイル」

玄人の方でも操作を誤りクラッシュすることはあります。素人の方なら尚更の事で、タイヤバリアや壁にぶつけたり最悪横転することもあり得ます。車体に損傷を受けることは避けては通れません。

そこでスクラップになっても構わないようなドリフト練習用の車両を使用するわけですが、このような練習用車両の事を「ミサイル」と呼びます。アメリカのデモリションダービーの車両ほどではないですが、ミサイルもスクラップ前提で使用するので車検は取得しません。完全なサーキット専用車です。

すぐ始めたい!ミサイルはどこで買えるの?

ミサイルを手に入れるのは難しくありません。中古車販売店のネットショップやインターネットオークションなどで「即ドリ」と検索をかけてみてください。ドリフト車が無数に販売されていると思います。

「即ドリ」というのはドリフト用のチューニングが施されていて、乗ってすぐにドリフトが可能な車両のことです。
筆者の個人的な見解ですが、スクラップになってしまうこと前提で使用するのでピッカピカな車両の購入はオススメしません。ちょっとボロいくらいが丁度良いかもしれません。

ノーマル車両にドリフトチューニングを施す

ノーマル状態の車両を購入してドリ車に仕上げるのもミサイルを手に入れる方法の一つです。
時間こそかかりますがそこは趣味です、楽しもうじゃないですか。

ドリフトをするために最低限必要なのはタイヤとサスペンション、そして機械式LSDです。バケットシートやロールケージもあったほうが良いかもしれません。

タイヤ

ドリフト走行はグリップを意図的に失わせ、それをコントロールする必要があります。
初心者であればフロントにハイグリップタイヤを、リアにはローグリップタイヤを履かせるとコントロールしやすいです。

サスペンション

固めの足回りにします。コーナリング時の車体のロール(車の傾き)を抑えてドリフト時のコントロールが安定します。
乗り心地が悪くなります。しかし家族を連れてピクニックへ行くわけではないので気にしません。

機械式LSD

ルーズソックス大好きの略称です。(正しくはリミテッド・スリップ・デフ)
ドリフト時に後輪にしっかりパワーを伝え、ドリフト状態を維持しやすくなります。
2WAYタイプのものを選ぶと良いでしょう。

バケットシートと四点式シートベルト

ドリフトは強烈な横Gがかかります。純正シートでは吹っ飛ばされそうになり、ドライバーの姿勢が安定しません。そこでドライバーの体をしっかり固定するためにバケットシートを使用します。さらに四点式シートベルトでガッチリ固定します。

ロールケージ

ドリフトに限らず激しいスポーツ走行には激しい事故はつきものです。最悪横転することもあるでしょう。そんな横転事故からドライバーを守ってくれるのがロールケージです。
アルミ製のものは強度が無くドレスアップ用途ですので乗員の保護という点では役に立ちません。スチール製、クロモリ製のものを装着しましょう。

ミサイルの魅力

ミサイルはサーキット走行に限られた競技用車両です。サーキットは公道ではないので車検の取得は必要ありません。つまりウィンカーが無かろうがクラクションが無かろうが走る・曲がる・止まるを満たしていれば問題ありません。

公道を走行すると違法になってしまうようなドレスアップも可能なのです!(映画のデスレースの様な、他車に危害を加える恐れのあるドレスアップやカスタマイズはやめましょう)横出し爆音マフラーを付けてみたり、カラフルな回転灯やカラフルなLEDを装着してみたりと、FUNKYな車に仕上がるでしょう。

ドリフトってどこのサーキットでもしていいの?

サーキットは無法地帯では無いので、どこでもドリフト走行をして良いわけではありません。
サーキット内でドリフト走行可能区間と禁止区間に分かれていたり、ドリフト走行自体を禁止しているサーキットもあります。福島県二本松市にあるエビスサーキットはドリフトの聖地として有名です。

サーキットへ車両を持ち込むには?

車検を取得している車両であればそのままサーキットへ車を走らせれば良いだけなのですが、サーキット専用車の場合車検が無い、そもそも取得できる状態では無いので公道は走れません。

仮ナンバーを取得するという裏技的な方法もあるのですが、確実に取得できる保証は無い上に、万が一移動中に歩行者を死傷させるような事故を起こすと自賠責保険では補いきれない無尽蔵のような賠償が降りかかってきますのでオススメしません。
一般的な持ち込み方法としては、積載車に車両を積んでサーキットまで移動します。

有料で車両保管スペースを用意しているサーキットもあります。

最後に

かつてドリフトは恐れを知らない者達が自らの腕を公道で競い合う、非合法な競技でした。
しかしそれはもう20年以上前の話です。

20年以上前に比べたらストリートドリフトを行う人は減りましたが、今でも夜に耳を澄ませばどこからともなくスキール音とレブリミットに当たったエンジン音が聞こえてくることがあります。ドリフトは今では立派な競技です。環境も整っています。
かつてのように罪を犯してまで公道で行うメリットはどこにもありません。

ドリフトに限らず、全ての車競技は公道では無くサーキットで楽しみましょう。

INTRODUCTION of THE WRITER

守屋空山
name. 守屋空山

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