日本では全ての発泡ワインの代名詞となっている感のある「シャンパン」ですが、実はそうではないのです。
「シャンパン」というのはあくまでスパークリングワインの中の一種。「シャンパン」という名をラベルに表記するためには厳密に設定された条件があり、1つでも当てはまらなければこう呼ばれることはありません。その条件とは?
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「カンパーイ!」泡の立つワインは結婚式などの慶事のシーンの定番ですね。ところで、日本では「泡の立つワイン=スパークリングワイン=シャンパン=お祝い」という図式が定着しているように思いますが、実はそうではないのです。バラエティに富んだスパークリングワインの世界を覗いてみましょう。
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日本では全ての発泡ワインの代名詞となっている感のある「シャンパン」ですが、実はそうではないのです。
「シャンパン」というのはあくまでスパークリングワインの中の一種。「シャンパン」という名をラベルに表記するためには厳密に設定された条件があり、1つでも当てはまらなければこう呼ばれることはありません。その条件とは?
フランス東北部のシャンパーニュ地方の中の法律で限定された地域でとれたブドウを使い、製造の全行程がシャンパーニュ地方で行われること。
出来上がったワインに炭酸ガスを注入して造られるのものはシャンパンとは呼ばれません。シャンパンはシャンパーニュ方式(壜内発酵)と呼ばれる手間とコストのかかる製法で造られます。
フランスが世界に先駆けて採用したAOC(原産地名表示規制制度)に定められた、原料となるブドウの品種や栽培方法の規定を満たしていることが絶対条件です。
フランス国内でもシャンパーニュ地方以外で、あるいは世界中の名生産地においても泡の立つワインはたくさん造られています。これらのスパークリングワインにはそれぞれの国での呼称があり、じつに個性豊かなのです。
フランス産のスパークリングワインで、シャンパンとなりうる条件を満たしたもの以外をこう呼びます。
スペイン、イライラすることも多いが、お酒の注ぎ量は天下一品!この店は少ないぐらい。これは #オランダ にはない!そして美味しいと評判のレストランなのに #カヴァ は一杯2.8ユーロ!幸せ~。 pic.twitter.com/4F5eUOuCUy
— Keiko (@amsnokeiko) June 26, 2017
シャンパンと同じ製法によって造られるスペインのスパークリングワインです。
唯一シャンパンと異なる点は、ドザージュ(最後に糖分を添加すること)が行われないというところです。これは気候の違いによるところが大きいのですが、その結果としてドライ(辛口)な仕上がりのものが多くなります。
ちびっこなドイツ リースリング ゼクトが入荷(*´-`)
— toyonaka Mitsuya (@taketocchii) March 11, 2017
ピッコロサイズで体はミニでもお味は大人です。#ゼクト #sekt #sparklingwine #リースリング #riesling #ピッコロサイズ pic.twitter.com/KhZbQvmimt
ドイツでのスパークリングワインの年間消費量はフランスのそれを上回り、世界一だそうです。ドイツで造られるスパークリングワインがゼクトと呼ばれるものです。こちらも人工的に炭酸ガスを注入するのではなく、壜内発酵による天然の泡立ちを特徴としています。
イタリアで造られるスパークリングワインの総称。スプマンテとは「発泡性の」という意味です。生産地域や原料の品種などの違いにより、「プロセッコ」「フランチャコルタ」などの細かな区分があります。
スティルワイン(泡の立たないワイン)同様、スパークリングワインは世界各地で造られています。シャンパーニュ方式に倣って造られるものもあれば、出来上がったワインに炭酸ガスを注入するものもあります。生産方法や原料が違えば価格もさまざま、コストパフォーマンスに優れたものも多くあります。
元気に立ちのぼってプチプチと弾ける泡を見ているだけで、ストレスフルな日常の些事へのこだわりが消えていくようです。
ポジティブな気分を後押ししてくれる素敵なお酒、スパークリングワイン。例えば明るい戸外でのピクニックのお供に小瓶を持っていくのもアリでしょう。お祝いの席だけにとどめず、いつでも・どこでも、マイペースに楽しんでみませんか。
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「カンパーイ!」泡の立つワインは結婚式などの慶事のシーンの定番ですね。ところで、日本では「泡の立つワイン=スパークリングワイン=シャンパン=お祝い」という図式が定着しているように思いますが、実はそうではないのです。バラエティに富んだスパークリングワインの世界を覗いてみましょう。