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クレア・ワイト・ケラー率いる新生【ジバンシィ(GIVENCHY)】がヤングセレブを魅了する

フランスの老舗ラグジュアリーブランドであるジバンシィ。ハリウッド女優ご用達のドレッシーウエアで一世を風靡したジバンシィ。特にオートクチュールの評価は著しく高く、伝説の大女優、オードリー・ヘップバーンがこよなく愛したブランドとしても知られています。レディースのドレスのイメージが長らく定着していたジバンシィですが、ここ最近、メンズの若き富裕層がジバンシィに首ったけとの事。2005年よりジバンシィを支えたリカルド・ティッシが確立したハイストリートなジバンシィ。そして2017年から数々の老舗ブランドで活躍してきたクレア・ワイト・ケラーがジバンシィを支えます。クレア・ワイト・ケラーが作り上げる新生ジバンシィとは?そしてクレア・ワイト・ケラーとは?ジバンシィの歴史についても徹底解析いたします。

新生ジバンシィ(GIVENCHY)に若きメンズ富裕層は首ったけ

ジバンシィがヤングセレブを虜にするワケとは?

富裕層ご用達のラグジュアリーメゾンであるジバンシィ。フランスを代表する老舗ブランドとして世界的な知名度を誇るジバンシィ。

ラグジュアリーブランドとして確固たる地位を築き上げたブランドですが、大人の富裕層から評価の高いブランドのイメージが長らく定着していました。

実際にジバンシィの顧客はハリウッド女優や著名人が多く、伝説の大女優オードリー・ヘップバーンがジバンシィのグッドカスタマーだった事は有名な話です。

数多くのヒット映画の主演を演じたオードリー・ヘップバーンは当時はファッションアイコンとしても認知されていました。

オードリー・ヘップバーンの映画の衣装を数多く手掛けてきたジバンシィ。オードリーと共に流行を発信し続けたブランドでもあり、トレンドセッターでもありました。

オードリー・ヘップバーンご用達ブランドとして絶対的な知名度を手中に収めたジバンシィ。しかし、ジバンシィのブランドイメージはドレッシーなドレス等のレディースウエア。

紳士にはそれほど魅力的なブランドとは言えませんでした。しかし、ここ最近ジバンシィ人気が再加熱。しかもドレッシーなレディースのドレスではなく、メンズウエアがヤングセレブレティーを中心に大ブームを巻き起こしています。

レディースウエア以上にメンズウエアが注目されるジバンシィ。その理由はリカルド・ティッシが構築した新生ジバンシーです。リカルド・ティッシの行った革命にも近いジバンシィのペルソナ像の破壊。老舗ブランドのグラマラスで重厚はイメージはリカルド・ティッシの作り上げたラグジュアリーストリートのジバンシィに打ち砕かれました。

従来のジバンシィ像を打ち破ることで更なる飛躍を遂げたリカルド・ティッシ、ジバンシィはヤングセレブレティーを中心に空前のジバンシィムーブメントを起こしました。

人気絶頂期のジバンシィを急遽去ったリカルド・ティッシ。

そして現在、ジバンシィの運命は”クレア・ワイト・ケラー”が握っています。

新生ブランドのように新鮮な切り口でローンチしたクレア・ワイト・ケラー、ジバンシィ。オーバーサイズのハードなライダースジャケット、スリーブレスライダースにタイトなスキニーデニム、ドロップショルダーのダブルブレステッドジャケットやロングコート等ヤングセレブレティーのハートを鷲づかみにして離さない、セクシーなネオトラッドをドロップ。

ストリートな空気感は残しつつも、ベースはテーラード中心のトラッドスタイル。セクシーなスーツスタイルからは少年のナイーブな雰囲気が漂います。

リカルド・ティッシとは全く異なるアプローチで勝負に出たクレア・ワイト・ケラー。リュクスなフランスブランドに英国の風を吹き込んだ、フレッシュなジバンシィをローンチしたクレア・ワイト・ケラーに迫ります。

新生ジバンシィ(GIVENCHY)をローンチした若き女帝

クレア・ワイト・ケラー

ヤングセレブレティーご用達ブランドとして絶対的ポジションを確立したジバンシィ。そのポジションを作った人物は間違いなく、リカルド・ティッシです。その後任を気負うことなく、引き継いだ人物が、クレア・ワイト・ケラーです。2017年よりジバンシィのアーティスティックディレクターに就任した彼女。

クレア・ワイト・ケラーは現在、ジバンシィのメンズ、レディースのプレタポルテ、そしてアクセサリーのデザイン、さらにはオートクチュールも彼女が手掛けています。

つまり現在のジバンシィは若き女帝であるクレア・ワイト・ケラーの手腕にかかっているという事です。前任デザイナー、リカルド・ティッシが突然の辞任を発表後抜擢されたそクレア・ワイト・ケラー。リカルド・ティッシが作り上げた新生ジバンシィはご周知の通り空前の大ヒットを記録しています。

ストリートスタイルを意識したドロップショルダーのアウターや、90年代を彷彿させるタフなバイカーズジャケットとオーバーオールの着こなし、そしてパンキッシュな香りが漂うボーダーニットとフォトTシャツのレイヤードコーデ等ヤングセレブレティーを刺激するギアやスタイリングを次々とランウェイに登場させました。

今期のトレンドパターンであるチェック柄やボーダーはリカルド・ティッシが手掛けるジバンシィの影響がかなり大きいことはリカルド・ティッシのラストショーから推測できます。

そしてトレンドカラーの赤やオレンジもジバンシィの影響が大きいことは間違いありません。

2018年春夏のファーストコレクションで繊細でノーブルな少年性と英国人デザイナーらしいリュクスなテーラードスタイルを前面に打ち出した新デザイナークレア・ワイト・ケラー。数々のラグジュアリーブランドのデザイナーを経験した彼女のフィルターを通したジバンシィとは?

クレア・ワイト・ケラーは1970年にイギリスのバーミンガムで生まれます。イギリスのレイブンズボーン・カレッジ・オブ・アートにて学士号を取得しています。
 
レイブンズボーン・カレッジ・オブ・アートを卒業後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでニットウェアを学び、修士号を取得します。

卒業後、クレア・ワイト・ケラーはキャリアをニューヨークでスタートさせます。カルバンクラインに就職した彼女はレディースのデザイナーに就任、その後ラルフローレンのパープルレーベルのデザイナーとして活躍します。

カルバンクラインでは4年間レディースのデザインを担当していたクレア・ワイト・ケラー。メンズのデザインの基礎はパープルレーベルで培われたように思います。

パープルレーベルはラルフローレンのコレクションラインであるハイエンドラインです。ラグジュアリーブランドでの経験はグッチにも活かされます。

2000年。トム・フォード率いるグッチにてシニアデザイナーに抜擢されたクレア・ワイト・ケラー。グッチではアクセサリーとウエアのデザインを手掛けていました。

トムフォードが再構築し、見事ハイエンドなラグジュアリーブランドへと復活を遂げたグッチ。トムフォードの間近で瀕死の老舗ブランドが息を吹き返す場面に立ち会っていたクレア・ワイト・ケラー。

この時の経験は間違いなく、現在のジバンシィにも活かされています。

2000年から2004年までグッチに在籍していたクレア・ワイト・ケラーは2005年にプリングル・オブ・スコットランドのクリエイティブディレクターに就任します。

プリングルは英国を代表する老舗ブランドです。王室ご用達のニットブランドとしても知られています。英国人でありニットのデザインについて修士号を取得したクレア・ワイト・ケラーに白羽の矢が立ったことは当然とも言えます。

プリングルの初めてのファッションショーを行ったのがクレア・ワイト・ケラーです。彼女がデザイナーに就任し老舗ニットブランドは更なる飛躍を遂げました。

クレア・ワイト・ケラーは2007年に功績が称えられ、カシミア部門での”デザイナー・オブ・ザ・イヤー”を受賞します。

ニューヨークからスタートしたクレア・ワイト・ケラーのデザイナーとしてのキャリア、英国人デザイナーとして見事、英国老舗ブランドをフレッシュに若返らせた彼女は活動の場所をパリに移します。

2011年パリでの本格的な始動はクロエのクリエイティブディレクターでした。兼ねてよりクロエからラブコールを受けていたクレア・ワイト・ケラー。

2017年のジバンシィのアーティスティックディレクター就任までの間クロエのデザイナーとして活躍しました。

ラグジュアリーブランドを渡り歩き、確実に結果を残してきた、新世代のデザイナーである、クレア・ワイト・ケラー。

2018年春夏コレクションではリカルド・ティッシ色を打つ消すべくクラシカルでエッジの効いた新生ジバンシィで富裕層のハートを鷲づかみにしました。女性デザイナーらしい繊細なデザインとスタイリングは富裕層から好評かであることは間違いありません。

クレア・ワイト・ケラー率いる新生ジバンシィの期待度は高まるばかりです。

ジバンシィ(GIVENCHY)の歴史は?

1951年のフランスのラグジュアリーブランド

1951年にユベール・ド・ジバンシィがコレクションを発表することでジバンシィの歴史がスタートします。

ジバンシィ社の設立は翌年の1952年。初コレクションを行ったジバンシィは若干24歳。初コレクションでかなり高い評価を得たジバンシィは”モードの神童”と称されました。

資金面が乏しかったこともあり、素材は殆どがコットン製。しかしジバンシィが作り上げたコットン製のシンプルなドレスやシャツは上質なシルクで仕立てられている以上に美しいと富裕層の間で話題となり、ジバンシィは富裕層のご贔屓ブランドへと急成長を遂げます。

ジバンシィの知名度を飛躍的に上げる大女優の着用

ジバンシィの知名度を飛躍的に上げたきっかけは、大女優、オードリー・ヘップバーンの着用です。”ローマの休日”に主演し、アカデミー主演女優賞を獲得したハリウッド女優であるオードリーヘップバーンの大ヒット映画”麗しのサブリナ”の衣装にジバンシィが選ばれました。

オードリーヘップバーンが劇中で着用した衣装は当然の如く注目を集めます。現在以上映画とファッションが密接な関係だった1950年代。

当時飛ぶ鳥を落とす勢いのオードリーヘップバーンはファッショニスタのファッションアイコンでもありました。

オードリーヘップバーンはジバンシィのパリのメゾンへ直接出向き、衣装をオーダーしたという逸話が残っています。

その後もオードリーヘップバーンの往年の大ヒット映画の衣装を支えたジバンシィ。ジバンシィのドレスはオードリーヘップバーンの為に存在すると言われたほどでした。

オードリーヘップバーンをファッションアイコンにしたのは、ジバンシィであることは疑う余地もありません。

ジバンシィのメンズラインの登場は?

1973年にメンズのプレタポルテラインであるジェントルマン・ジバンシィが誕生します。レディースのドレス同様にクラシカルでエレガントなメンズラインをリリース。ジェントルマン・ジバンシィは1999年に現在のブランド名のジバンシィに改めます。

ジバンシィ(GIVENCHY)のエレガントなストリートモードを作り上げた功労者は?

リカルド・ティッシ

現在のジバンシィ人気を揺ぎ無いものにした、功労者は間違いなくリカルド・ティッシです。リュクスなストリートitemをリリースし、ヤングセレブレティを魅了した鬼才です。

ドロップショルダーのバイカーズジャケットやオーバーサイズのニット。ボーダーニットにストライプシャツやプリントTシャツを合わせる80年代のパンキッシュなスタイルを老舗ラグジュアリーブランドからリリースした時代の寵児です。

ハイエンドなレザースニーカーやスターモチーフのニットはヤングセレブレティーのSNSでも頻繁にアップされていました。

現在のジバンシィを語る上で欠かせないリカルド・ティッシについても少し触れたいと思います。

リカルド・ティッシは1975年にイタリアに生まれます。1999年にセントマーチンズを卒業、同時に自身の名前を冠したブランド”リカルド・ティッシ”をローンチします。

自身のブランドで活動すると同時に複数の複数のブランドからデザインの仕事が舞い込みます。数々のブランドのデザイナーとして活躍後、2004年にイタリアの名門レザーブランドであるルッフォ・リサーチのデザイナーとして迎え入れられます。

ルッフォリサーチはドルチェ&ガッバーナやヴェルサーチへレザーを供給していたことでも有名なハイエンドなレザーブランドです。

ハイエンドな名門レザーブランドのデザイナーに就任したリカルド・ティッシでしたが、ルッフォ・リサーチの現状は火の車。

予定していたコレクションができないほど経営は悪化していました。

翌年ジバンシィから声がかかり、クチュールコレクションのクリエイティヴ・ディレクターに抜擢されます。意外にも、リカルド・ティッシがジバンシィのメンズランのデザインを担当するのは2009年。それまではレディースウエアをメインにデザインしていました。

2009年の春夏コレクションから2017-18年の秋冬コレクションまでに、ハイエンドなストリートスタイルを前面に押し出したタフなジバンシィ像をファッショニスタに浸透させたリカルド・ティッシ。数多くのデザイナーがジバンシィのメンズコレクションを手掛けてきましたが、最もヤングファッショニスタを熱狂させたコレクションやプロダクツをリリースしたのはリカルド・ティッシデザインのジバンシィです。

2017-18年のリカルド・ティッシによるラストコレクションのジバンシィはリカルド・ティッシが手掛けてきたジバンシィの中でも最もエッジの効いた極上のハイストリートを披露してくれました。まるで、10代の少年のような、儚く危険な香りが漂う、パンキッシュでナイーブなコレクションは高い評価を得ました。

有終の美を飾ったリカルド・ティッシジバンシィ。そしてトレンドセッターとなったジバンシィのバトンはクレア・ワイト・ケラーによって受け継がれました。

2018春夏のコレクションも既に話題のジバンシィ(GIVENCHY)

クレア・ワイト・ケラー率いるジバンシィも間違いなくメンズファッションを凌駕

繊細な若きジェントルマン像が漂うクレア・ワイト・ケラーの新生ジバンシィ。得意のテーラードをベースに再構築されたジバンシィは早くもヤングセレブレティーを中心に話題となっています。鬼才デザイナーにより確実に進化し続ける老舗ラグジュアリーメゾンであるジバンシィ。

老舗ブランドが経営悪化により長い歴史に幕を下ろすことも少なくないファッション界。吉報が多い反面その逆のニュースも耳には入ります。しかし、はっきりと分かることは、ジバンシィが今後もトレンドセッターとして、ファッション界のトップに君臨し続けるという事実。

若き女帝クレア・ワイト・ケラーの手掛ける新生ジバンシィは今スタートラインに立ったばかりです。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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フランスの老舗ラグジュアリーブランドであるジバンシィ。ハリウッド女優ご用達のドレッシーウエアで一世を風靡したジバンシィ。特にオートクチュールの評価は著しく高く、伝説の大女優、オードリー・ヘップバーンがこよなく愛したブランドとしても知られています。レディースのドレスのイメージが長らく定着していたジバンシィですが、ここ最近、メンズの若き富裕層がジバンシィに首ったけとの事。2005年よりジバンシィを支えたリカルド・ティッシが確立したハイストリートなジバンシィ。そして2017年から数々の老舗ブランドで活躍してきたクレア・ワイト・ケラーがジバンシィを支えます。クレア・ワイト・ケラーが作り上げる新生ジバンシィとは?そしてクレア・ワイト・ケラーとは?ジバンシィの歴史についても徹底解析いたします。