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エトロ(ETRO)高級テキスタイルブランドが魅せる極上のグラマラススタイル

グラマラスでラグジュアリーなイタリアンブランドを代表する、エトロ(ETRO)。元々は高級テキスタイルメーカーとして産声を上げました。19世紀には既に、消滅していた、カシミール紋様を復活させたブランドとしても有名です。カシミール紋様とは、現在のペイズリーパターンの事で、カシミール地方で生産される、カシミアのショールにペイズリーパターンが使用されていた事が、由来と言われています。エトロのアイコンでもある、ペイズリーパターンは、世界中の富裕層に愛されています。高級スタイルメーカーから、イタリアを代表するラグジュアリーブランドへと昇華した、エトロのメンズウエアに今回は迫ります。

エトロ(ETRO)のメンズウエアの誕生は?

1990年にスタート

富裕層ご用達のイタリアンブランドである、エトロ(ETRO)創業は、1968年ですが、メンズウエアを発表するのは、1990年と意外と最近に感じます。しかし、メンズラインをローンチして20年以上のキャリアを持つ、エトロ。エトロのアイコンでもあるペイズリーパターンを使用した、ストールやネクタイは、富裕層御用達アイテムとして浸透しています。

ゴージャスでグラマラスな、ペイズリーパターンの印象が強く、アダルトなメンズウエアを展開しているイメージが強いエトロですが、モード色の強いアバンギャルドなウエアや、ストリートスタイルを意識した、リュクスなリアルクローズスタイルも強く打ち出しています。

エトロのお家芸でもある、ラグジュアリーで上質なテキスタイルを使用した、メンズウエアは絶対的にグラマラスで、ハイエンドです。

今回は、富裕層を虜にするエトロのメンズウエアにフォーカスを絞ります。

エトロ(ETRO)2017-18年秋冬のメンズコレクション

ゴージャスなベルベットジャケットからマウンテンパーカーまで

2017-18年秋冬のエトロのメンズウエアのコレクションが、ミラノで発表されました。2017年春夏のコレクションは、海や空から連想される、様々な”ブルー”をウエアで表現したエトロ。

イタリアンラグジュアリーブランドらしく、リゾートスタイルや、富裕層のヴァカンスを髣髴させるスタイリングを披露。

リラックスしたドロップショルダーのニットや、ルーズなパンツ、に上質なレザーを使用したサンダル等、リュクスなリアルクローズスタイルが、メインでした。

秋冬コレクションは、”スカイ・イズ・ザ・リミット”をテーマと掲げ、海ではなく、神聖で崇高な山から受けたインスピレーションをウエアで表現したと、デザイナーである、キーン。エトロは、明言しています。

それと同時に、自然の美しさや神秘性もコレクションに取り込んだ、エトロのメンズコレクションは、様々なウエアの、様々なスタイリングがランウェイを華やかに、彩りました。

エトロの十八番でもあるラグジュアリーな、ベルベットのロングジャケットのセットアップには、簡素化された、ボタニカルパターンが刻まれ、クラシカルでありながら、モダンでロックな雰囲気も漂っていました。インナーには、上質なローゲージのタートルネック、そして今季のテーマでもある、山をイメージした、マウンテンブーツをセット。

グラマラスでラグジュアリーなセットアップと、リュクスではありながら、タフなマウンテンブーツとのコントラストが、新鮮でモダンな、スタイルを創り上げていました。

グラマラスな、ウエアにアウトドアギアをプラスする、スタイルがメインのコレクションかと思いきや、転写プリントを施したマウンテンパーカーや、プロスペックのマウンテンパンツを披露。

神々しい山頂や、美し草花がプリントされた、ドロップショルダーのマウンテンパーカーは、ラグジュアリーでありながら、どこか、ノスタルジックな雰囲気も醸し出していました。

千鳥格子柄のニットや、ハイテクスニーカーも何処となく懐かしさを醸し出しており、同時に、育ちのいい、ヤングセレブのウインターヴァケーションを意識した様にも感じました。

”エトロ=ペイズリーパターン”と言われるほど、浸透してる、エトロのアイコニックパターンのペイズリーも、2017-18年の秋冬コレクションでは、かなり印象的に使われていました。

ラグジュアリーでセクシーなイメージの強い、エトロのペイズリーパターンですが、今回はネイティブで、神秘的なペイズリーの使い方が、新鮮でした。

シャツ、パンツ、そしてダウンベストまで全てをペイズリーパターンで統一した、スタイリングは、ペイズリーパターンのパイオニアである、エトロだから可能な、着こなしです。

シャツとパンツのカラーを統一したペイズリーパターンに、ダークトンのペイズリーパターンをあわせるグラデーションの美しさは圧巻です。

神秘的ではありながら、使い方次第では、毒々しくも映るペイズリーパターンのみの、スタイリングも、野暮ったさの欠片もなく、ノーブルで、ラグジュアリーに見せる、エトロの手腕には、流石の一言です。

アーミーパンツのようなシルエットのボトムスにも、グラマラスなペイズリーパターンが、用いられており、赤ベースのチェックのチェスターコートを合わせたスタイリングは、パンキッシュな雰囲気が漂います。

ナイロンジャケットや、マウンテンジャケットにもパッチワークとして、ペイズリーパターンが使われており、無骨でヘビーなガーメンツを華やかに演出していました。

アイテムの幅もかなり広かった、2017-18年秋冬のエトロ、何処となく、ジャポニズムを感じる、ロングジャケットや、スポーティーなマウンテンパーカーに、ダウンベスト、そして、ベルトで留めるタイプのダブルジャケットのスーツなど、気になるアイテムが、目白押しでした。

特に目に付いた、鹿や狼をあしらったニットやカットソー。リアルなアニマルモチーフのニットやカットソーにあわせた、ケルティックな雰囲気のキュロットのような、ショートパンツ。アニマルニットと、チェックのショートパンツのスタイリングが、クラシカルありながら、モダン。そして何処となくグランジな雰囲気をも醸し出していました。

ウエア以外にも、プロスペックなバックパックや、ファーをあしらったレザーバッグ、マウンテンブーツなど、ヤングセレブレティが夢中になりそうなアイテムが、目白押しだった、今回のエトロ。

無限の可能性をウエアで表現した今回の、エトロのコレクションは、今までにない、エトロの魅力が凝縮された、ファッションショーでした。

改めて、デザイナーである、キーン・エトロの無限のクリエイティビティに驚愕させられる、エトロの秋冬コレクションでした。

エトロ(ETRO)のメンズウエアのデザイナーは?

キーン・エトロ(Kean Etro)

エトロのメンズウエアをデザインする人物は、クリエイティブディレクターのキーン・エトロ(Kean Etro)です。

その名前からも、お分かりかと思いますが、創業者である、ジンモ・エトロの次男にあたります。イタリアブランドの多くは、ファミリービジネスが多く、エトロは、創業から50年近く経った今でも、エトロファミリーによって、ブランドが運営されています。

キーン・エトロは、高級テキスタイルメーカーだった、エトロをラグジュアリーブランドへと昇華させた人物です。

キーンがエトロへ入社し、エトロというブランドは大きく前進します。キーンが初めて、エトロで手掛けた仕事は、社内の情報システム。

富裕層御用達の高級ファブリックブランドから、ファッションの分野への進出を思案していたエトロは、80年代後半に、ネクタイやショール、ストール等のグッズと、バッグを発表します。

更に、1988年には、フレグランスを発表、ファッション分野への進出の礎を築いていました。

このフレグランスの部門を拡大した人物が、キーン・エトロです。

キーンによりエトロのフレグランスは大ヒット、そして翌年の1990年には、念願の、エトロ初となる、メンズコレクションを手掛けます。

1990年よりエトロのアートディレクターに就任、1997年に、メンズ、レディースを統括する、クリエイティブディレクターとして、エトロをトータルブランドへと昇華させます。

”ニュートラディション”をコンセプトに掲げた、メンズコレクションは、エレガントでリュクスな、エトロのイメージに、モダンさをプラス。

都会的なメンズスタイルを前面に打ち出したコレクションは、多くの富裕層を虜にしました。

現在は、キーンは、メンズのクリエイティブディレクターに専念しています。

キーン・エトロの経歴は?

キーン・エトロは、1964年、エトロ創立者である、ジンモ・エトロとアンティーク商を営む母の間に、生まれます。

スイスのエイグロン・カレッジを経て、ケンブリッジ大学とミラノ大学で、中・近世史を専攻した秀才です。

86年にエトロへ入社。キャリアをスタートします。キーンは、服飾の正規の教育を受けていません。しかし、ラグジュアリーブランドのディレクションには、服飾の知識よりも、リュクスな感性と、本物を見極める目の方が遥かに重要です。

エトログループの総帥の次男として何不自由ない、家庭環境で育った、キーンは生まれながらにして、ラグジュアリーでリュクスな感性は備わっています。

母親の影響もあり、アンティークに造詣が深く、アンティークコレクターとしても有名なキーン。スマートな頭脳に、多彩な趣味を持つ、正真正銘のセレブレティが手掛ける、ラグジュアリーブランドである、エトロが、リュクスで、ノーブルでないはずがありません。

キーンのデザインには、趣味である、旅行や、アンティークの美術品から受ける、インスピレーションがソースとして注がれています。

そして、膨大な知識を有する、近代史からも、エトロのメンズウエアのデザインのソースを感じ取っているようです。

優美なエトロのスーツや、コートは、ヨーロッパの貴族を思わせるデザインが、数多く見受けられます。エトロのメンズウエアは、アンティークと、近代史をこよなく愛する、キーンのフィルターを通した、現代の王侯貴族のスタイルが根幹にあるように感じます。

ファッションアイコンとして絶大な支持

グラマラスでスマートな、エトロのメンズウエアを手掛ける、キーン・エトロは、富裕層のファッションアイコンとしても知られています。

クリエイティブディレクターに就任して以来、様々なスタイルを提案し、メンズファッションをリードしてきた、セレブクリエイターのキーンは、グラマラスなスーツの着こなしから、ハードなライダーススタイルまで、全てがスタイリッシュで、ノーブルです。

常にエトロのメンズウエアを、身に付けているキーン。ランウェイに登場するキーンが身に着けていた、エトロの最新ウエアは、あっという間に完売する事は、セレブレティや、エトロのグッドカスタマーの間では有名です。

エトロ(ETRO)とは?

1968年に高級テキスタイルメーカーとして設立

エトロ(ETRO)は1968年、イタリア、ミラノで設立された、高級テキスタイルメーカーです。創立者は、ジンモ・エトロ。

エトロのアイコニックパターンでもある、ペイズリーパターンは、あまりにも有名です。ペイズリーパターン誕生の裏には、1枚のストールが関係しています。

ジンモ・エトロが祖母の愛用していた、アンティークのカシミアストールに描かれていた、ペイズリー柄である、カシミール紋様の美しさと気高さに衝撃を受けます。

そして、このカシミール紋様が存在していない事を知ります。

美しく神秘的な、カシミール紋様を自分の出て復活させるべく、創立した会社がエトロです。

ジモンは、アンティークの、カシミール紋様である、ペイズリーパターンを、現代風にアレンジ、独自のペイズリーパターンを考案します。

グラマラスで妖艶な魅力を放つ、エトロのペイズリーパターンは、イタリアの富裕層の間で話題となり、1981年には、テキスタイルメーカーから、ホームインテリアの部門に進出します。

エトロの、ペイズリーパターンのテキスタイルを使用した、ソファーや絨毯、そしてカーテンは、富裕層の間で大ヒットを記録します。

イタリアを始め、ヨーロッパの貴族や富裕層が、エトロのホームインテリアをこぞってオーダーします。1980年代、エトロのホームインテリアを手に入れることが、富裕層の間では、ステータスとなります。

1980年代後半には、日本でも、エトロの絨毯や、カーテンは爆発的なヒットを記録します。エトロのグラマラスでリュクスなペイズリーパターンは芸術品とも称されました。

デパートの高級ホームインテリアコーナーには、必ず、エトロのプロダクツが展示され、富裕層の間にエトロという、イタリアブランドを浸透させました。

ホームインテリアからファッショングッズへ

ラグジュアリーなインテリアブランドであり、イタリアの高級テキスタイルブランドとして、富裕層を中心にその名を知らしめたエトロは、ファッションの分野へ進出します。

1980年代後半に、得意のペイズリーパターンのスカーフや、ストール、ネクタイ等の小物を販売します。そして1989年にはバッグをリリース、ファッショングッズも、ホームインテリア同様に、富裕層の間で話題となります。

エトロのネクタイやスカーフは発売された時期の、1980年代後半は、日本では丁度バブル期。グラマラスで妖艶な、ペイズリーパターンのネクタイや、スカーフは、日本でも飛ぶように売れたと言われています。

バッグや、小物、そして香水のヒットも追い風となり、エトロは本格的に、トータルラグジュアリーブランドを目指すべく、プレタポルテラインをローンチします。

1990年にメンズ、レディース共にプレタプルテラインをローンチ

現在のメンズのクリエイティブディレクターである、キーン・エトロが中心となり、メンズ、レディースのプレタポルテラインをローンチ。

エトロは、高級テキスタイルメーカーから、トータルラグジュアリーブランドへと、前進します。1997年の春夏にはレディースラインのミラノコレクションデビュー、秋冬には、メンズラインが、ミラノコレクションデビューを飾り、現在のラグジュアリーブランドとしての基盤を作り上げました。

現在のレディースラインは、キーンの妹の、ヴェロニカ・エトロ(Veronica Etro)がデザイナーとして活躍しています。

ジンモ・エトロ(Gimmo Etro)とは?

エトロを創立した、ジンモ・エトロは、1940年にミラノに生まれます。生家は、織物工場を営んでいました。建築家を目指していた、ジンモ・エトロでしたが、家業を継ぐ事を、父親に懇願され、織物工場の経営者となります。

父親の工場を継いだジンモは、斬新なテキスタイルを創り上げる才能を開花させます。グラマラスでノーブルでありながら、モダンで、アヴァンギャルドな、ジモンの創り上げるテキスタイルの評価は非常に高く、工場は飛躍的に成長します。

モダンで、オリエンタルなペイズリーパターンを生み出したジンモは、テキスタイル界の寵児となり、ペイズリーパターンのパイオニアとしてその名を轟かせます。

ジンモ・エトロがエトロ独特の、ペイズリーパターンを発表して、50年近い年月が経ちますが、未だに、ペイズリーパターンと言えば、エトロの名前が真っ先に浮かびます。

ペイズリーパターンに、富裕層御用達のイメージを定着させたブランドも、エトロであり、ジンモの手によりモダンに蘇らせた、カシミール紋様が、ファッション界に、大きな影響を与えた事は、明らかです。

エトロ(ETRO)のメンズウエアが牽引するファッションの在り方

キーン・エトロが創り上げるモダンなグラマラススタイル

エトロのメンズウエアを20年以上も牽引してきた、キーン・エトロ。キーンが創り上げる、グラマラスでモダンなエトロのメンズウエアは、ヤングセレブレティの間でも話題となっています。

グラマラスでノーブルなスーツから、タフでアヴァンギャルドなライダースジャケットまで、全てに於いて、モダンさと高貴さを漂わせる、エトロのメンズウエア。

付け焼刃ではない、本物のセレブレティとして生まれ育った、キーン・エトロのベースに刻まれてる、ノーブルさが、エトロのメンズウエアには、自然と注がれている様に感じます。

2017-18年の秋冬のメインアイテムとも言える、神々しい山頂や、リアルなアニマルがあしらわれた、テーラードジャケットや、ニットは、ともすれば、チープな子供だましの、ガーメンツになる恐れを大いに含んでいます。

しかし、キーンのデザインする、エトロのウエアからは、チープさは微塵も感じられません。仕立てのいいテーラードジャケットに描かれた山頂は、神秘的で、テーラードジャケット自体の価値を、高めているようにさえ感じます。

ファーストコレクションで掲げた、”ニュートラディション”は、キーンの服作りの根底に今も変わらずにあるように感じます。

リアルクローズウエアで中心に構成されてはいますが、エトロのメンズコレクションは、ミニマムではありません。つまり、着る人間を選ぶ、リアルクローズウエアです。

ラグジュアリーという、本当の意味が分かる、紳士に似合うウエアが、エトロです。クラシカルなチェックのテーラードジャケットのライナーに、リアルファーを思わせるリアルなプリントを施す、センスを持ち合わせたデザイナーのキーン。

ラグジュアリーな遊び心と、チャレンジ精神を忘れない、真のセレブレティが創り上げる、ラグジュアリーなメンズウエアであるエトロ。

エトロのメンズウエアが、世界中のセレブレティを魅了する理由は、圧倒的なラグジュアリーなユーモアと、キーンの枯れることのない、チャレンジ精神の様に感じます。

そしてエトロのメンズウエアが、メンズスタイルを今後も牽引していく事は間違いありません。

【ETRO Official Site 】
https://www.etro.com/ja_jp/

【ETRO ONLINE SHOP】(外部サイト)
ETRO メンズ

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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