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イーストウッド主演映画にも登場 ”フォード・トリノ” の魅力

グラン・トリノという映画をご存知でしょうか?クリント・イーストウッド監督主演の名作です。そんなグラン・トリノの題名にもなった車が”フォード・トリノ”です。フォード・トリノは1960年代から1970年代を代表するアメ車で、現在でも根強いファンを持つマシンです。

フォード・トリノ

フォード・トリノとは?

フォード・トリノ(Ford Torino)は、アメリカの自動車メーカーであるフォード・モーターが1968年から1976年にかけて製造販売した乗用車です。フォード・トリノはアメリカの黄金時代、アメリカンドリームが当たり前にあった時代である1960年代から1970年台を代表する車です。フォード・トリノは1968年から1969年までを1世代目と位置づける事ができ、大衆車としてデビューしました。この1世代目はフォード・フェアレーンの派生モデルとして販売されていました。1968年のモデルが1世代目の中でも最も成功を収め、今年日本人ドライバーである佐藤琢磨が歴史的な勝利を収めた世界三大レースのひとつ”インディアナポリス500”の公式ペースカーにも採用されました。そして1971年から1972年を2世代目とし、大衆車としての位置づけを位置しながらも、フェアレーンの派生モデルではなく、独立モデルとして、人気を集めていきました。1972年から1976年のモデルを3代目フォー・・トリノになります。このモデルが現代でも最も人気のあるモデルで、通称”グラン・トリノ”と呼ばれます。2008年公開のクリント・イーストウッド監督主演の映画”グラン・トリノ”の題名にもなり、劇中に登場したマシンもこの3代目フォード・トリノです。全世代において、2ドアハードトップ、2ドアファストバック、4ドアセダン、4ドアステーションワゴン、そして1世代目と2世代目には、2ドアコンバーチブル、4ドアハードトップが車両タイプとして用意されており、大衆車として幅広い需要に対応していました。

フォード・トリノの歴史

フォード・トリノの歴史は1968年からスタートします。フォード・トリノはフォードの大衆車として販売されていた”フェアレーン”の上位車種として中型車としてデビューしました。フォード・トリノの”トリノ”はイタリアのデトロイトともいわれることがあるトリノ市(冬季オリンピックが開かれた町)から取られています。大衆車として幅広いニーズを満たすために、2ドアハードトップ、2ドアコンバーチブル、4ドアセダン、4ドアステーションワゴンなど車両タイプが用意されており、その殆どのモデルに直列6気筒エンジンが搭載されていました。その中でアメリカンV8エンジンが搭載されたモデルがハイパフォーマンスモデルである”トリノGT”です。1968年のトリノGTは数多くの自動車誌から高い評価を受けており、0−60mphを7.7秒、クオーターマイルを15.8秒で駆け抜ける性能を持っていました。フォード・トリノはこの年だけで17万台以上売り上げるという成功を収めました。1969年にはより高いパフォーマンスを発揮するレースモデルであるトリノ・コブラも登場しました。さらにNASCARに参戦するための”フォード・トリノ・タラデガ”というモデルも登場しました。

1970年からは2代目フォード・トリノとして、フェアレーンからの独立車種となりました。フルモデルチェンジが施され、よりスタイリッシュで70年代らしいデザインになりました。この年も1世代目と同様にエンジンは直列6気筒が標準となっていましたが、トリノGTとトリノ・コブラにはアメリカンV8が搭載され、ハイパフォーマンスモデルとしての地位を維持していました。トリノGTは、0-60 mph加速は6.0秒、1/4マイルは14.4秒と、先代のトリノ・コブラを上回るパフォーマンスを誇り、トリノ・コブラは370馬力のエンジンとともに、0-60 mph加速は6.0秒、1/4マイルは14.5秒を記録しました。さらにスリックタイヤを装着することで、1/4マイルを13.39秒でこなすことも可能になっていました。1/4マイルを13秒中盤でこなす現代の国産車として、スバルWRX STIや三菱ランサーエボリューションXなどが挙げられます。半世紀近く前のマシンとしても、かなりのハイパフォーマンスであることがわかります。

1972年から”グラン・トリノ”の時代が始まります。2代目の特徴を多く引き継ぎながらフルモデルチェンジが施され、より優れたスタイリングとともに、ラグジュアリー性の高い方向性へとチェンジしていきました。トリノGTはこの年からグラン・トリノ・スポーツへと名を変え、トリノ・コブラは廃止されました。エンジンは直列6気筒をラインナップしながらも、V8を搭載するモデルが徐々に増えていきました。この年のトリノは約50万台を売り上げる大ヒットとなり、全メーカでの中型車売上NO1でした。1972年のグラン・トリノ・スポーツが映画グラン・トリノにも登場しています。1973年、74年も高い人気を保持していました。そして1976年がトリノの最後の年となります。グラン・トリノ・スポーツが廃止され、2ドアハードトップと4ドアセダン、4ドアステーションワゴンの3タイプでの販売となりました。

パワフルなエンジンと”ザ・アメリカン”なスタイル

フォード・トリノの魅力はそのパワフルなエンジンと、ザ・アメリカンなスタイリングです。60年代後半から70年台にかけて製造販売されたフォード・トリノは大衆車として大ヒットを収めました。そのスタイリングはまさにアメリカン・ドリームの象徴的な時代を飾るにふさわしいもので、今でも色あせない魅力を持っています。トリノ・コブラやグラン・トリノ・スポーツには250馬力から380馬力程度まで出力するアメリカンV8が搭載されており、まさにアメリカ製エンジンのパワーを感じることができます。このスタイルとエンジンの組み合わせは今でも魅力を放ち続けています。

アメリカン・ドリームの象徴”フォード・トリノ”

60年代後半から70年代を代表するアメリカンマッスルカーである”フォード・トリノ”について紹介してきました。フォード・トリノは今でも強い人気を誇っている旧車のひとつであり、当時を代表するマシンの一つといえます。また、クリント・イーストウッド監督主演の”グラン・トリノ”や自動車アクション映画のワイルド・スピード、そして刑事映画として名高いダーティーハリーなどにも登場しており、その人気が伺えます。圧倒的なパワーを誇るアメリカンV8とアメ車らしいスタイリングも魅力的なマシンがフォード・トリノです。

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