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アニエス・ベー (agnès b.) フレンチカジュアルのパイオニアの揺ぎ無いスタンスとアティチュード

シンプルでベーシックなスタイルであるフレンチカジュアル。モノトーンのデイリーウエアの着こなしや、ボーダーカットソーはフレンチカジュアルを代表するスタイルであり、ワードローブです。このスタイルを定着させ、フレンチカジュアルを世界中に浸透させたパイオニアブランドが、アニエス・ベー(agnès b.)です。フランスブランドといえば、オートクチュールハウス出身の、ラグジュアリーブランドや、アヴァンギャルドな、モードブランドの二極化だった、1970年代後半に、リアルクローズに映える美しく、ミニマムなワードローブを打ち出し一躍注目を集めた、アニエス・ベー。モノトーンにマリンボーダーを合わせる、定番のフレンチカジュアルは、アニエス・ベーがトレンドスタイルとして打ち出し、定着させたスタイルと言っても過言ではありません。アニエス・ベーは、普遍的なフレンチスタイルを提案しながら、毎シーズンコレクションを行う、プレタポルテブランドでもあります。フレンチカジュアルのパイオニアであるアニエス・ベーの揺ぎ無いスタンスとブレないアティチュードに迫ります。

Contents / 目次

アニエス・ベー(agnès b.)フレンチカジュアルのパイオニア

40年以上変わらないスタンスを掲げる老舗フランスブランド

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フレンチカジュアルという言葉を聞いて、モノトーンをベースとした、シンプルなリアルクローズスタイルを思い浮かべる方は多いかと思います。

ラフなセットアップスタイルのインナーに、マリンボーダーのカットソーを合わせる、リラックスした粋なスタイルこそ、フレンチカジュアルスタイルのベーシックスタイルといっても過言ではありません。

1970年代後半にファッションフリークの間に浸透した、フレンチカジュアルは、後のミニマリズムスタイルにも大きな影響を与えています。

アニエス・ベーが浸透させたフレンチカジュアルのイメージと定義

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リラクスしたセットアップスタイルや、モノトーンのミニマムなデイリーウエアに、ボーダーカットソーといった、現在、イメージする、フレンチカジュアルスタイルや、フレンチカジュアルのオーセンティックなプロダクトは、アニエスベーアニエス・ベー(agnès b.)によって定義付けられた、スタイルであり、ワードローブだといっても過言ではありません。

シンプルで着易さを追求した、日常に溶け込む、デイリーウエアを展開する、フランスの老舗ブランドのアニエス・ベー。

1970年代後半の日本で、”フランス人はスタイリッシュ”というイメージを定着させた要因に、アニエス・ベーが大きく関係している事は、間違いありません。

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アニエス・ベーの登場により、フランスのファッションフリークのスタイルにも大きな変化が見られるようになりました。

アニエス・ベーは、デイリーに楽しむ事の出来る、スタイリッシュなワードローブを提案した、ブランドでもあります。

1970年代のフランスは、ファッションはモードとオートクチュールが、絶対的な権力を持っていました。そして、ファッションは、パリコレを中心に回っているといっても過言ではない時代です。

オートクチュールハウス出身のラグジュアリーブランドや、ランウェイ以外では着ることが難しいようなモードブランドが、ファッションを席巻していた時代に、シンプルでデイリーなワードローブをリリースしたアニエス・ベーは、フランスブランドでありながら、異質な存在でした。

アニエス・ベーが作り上げた”フレンチカジュアル”というカテゴリー

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過激さが求められていた時代に、シンプルなデイリーウエアを提案する事で、揺ぎ無いスタンスとアティチュードを表明したアニエス・ベーは、ファッショニスタから注目を集めます。

ベーシックでありながら、美しいアニエス・ベーのワードローブは、ラグジュアリーブランドに手の届かなかった、フランスのヤングファッショニスタを中心に、ヨーロッパへ広まります。

こうして、フランスのヤングファッションフリークのリアルなスタイルとして、”フレンチカジュアル”が世界中に浸透し、フレンチカジュアルは、新たなファッションのジャンルとして確立します。

フランスのヤングファッショニスタをスタイリッシュにしたブランド

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ラグジュアリーとモードの二極化といわれた、1970年代のフランスのファッションシーンにフレンチカジュアルというジャンルを作り上げた、アニエス・ベー。アニエス・ベーが産声を上げて40年以上経つ、現在でも、フレンチカジュアルは、ファッションのジャンルとして確立しています。

フレンチカジュアルを不動のものとした、アニエス・ベーは、フランスのファッションを身近にしたブランドでもあります。

アニエス・ベーの提案する、ミニマムなリアルクローズは、モードスタイルや、ラグジュアリースタイルとは異なり、誰にでも受け入れやすいスタイルでした。

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デイリーにファッションを楽しむ事の出来るフランスブランドとして、アニエス・ベーは日本のファッションフリークの間でも爆発的なヒットを記録します。

アニエスベーの存在がなかったら、日本人にとって、フランスブランドは、手の届かない、高嶺の花だったように感じます。

アニエス・ベーは、フランスブランドを日本人にとって、身近な存在にしてくれたブランドでもあるように感じます。

身近に感じる事の出来るフランスブランド

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1980年代の日本に上陸したアニエス・ベー。1980年代の日本でフランスブランドといえば、ラグジュアリーブランドしか思い浮かばない時代に、彗星の如く現れた、フランスブランドに、ファッションフリークは衝撃を受けます。

フランスブランドや、フランス製というキーワードが、ステータスだった、1980年代の日本。インポートブランドという言葉が浸透し始めた、1980年代は、日本はバブル景気でもありました。

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好景気の影響もあり、フランスのラグジュアリーブランドである、エルメスやシャネル、そしてルイヴィトンが、日本の富裕層の間に浸透し始めた時期でもありました。

当時の日本では、”フランスブランド=ラグジュアリブランド”のイメージしかなかった時代です。更に、メンズワードローブを手掛けているラグジュアリーブランドも少ない時代に、フレンチカジュアルを掲げるアニエスベーが、日本上陸を果たします。

グッドプライスでスタイリッシュなフランスブランドが与えた衝撃

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バブリーなスタイルとは真逆のシンプルな、デイリーワードローブをメインとした、アニエス・ベーは、母国であるフランスのファッションシーンに衝撃を与えたように、日本の80年代のファッションにも衝撃を与えました。

洗練されたシンプルなワードローブは勿論、フランス製でありながら、手の届く価格帯に歓喜の声を上げた、ファッショニスタも多かったといいます。

現在でも、ドメスティックブランドとそれほど変わらない金額のアニエス・ベーのワードローブ。フランスのラグジュアリーブランドの価格しか、知らなかった、当時のファッションフリークにとって、アニエス・ベーのワードローブは、かなりグッドプライスに感じたようです。

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アニエス・ベーは、手の届くフランスブランドとしても、急速のファッションフリークへと浸透していきました。

日本のファッションフリークの間で、最も有名なフランスブランドとして、定着している、アニエス・ベー。

アニエス・ベーは日本上陸以来、ラグジュアリーブランド以外では、もっともと売れているフランスブランドとしても知られています。

アニエス・ベー(agnès b.)とは?

1975年に設立されたフランスブランド

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アニエス・ベー(agnès b.)とは、1975年に設立されたフランスのブランドです。創立者は、デザイナーでもある、アニエス・トゥルブレ (Agnès Troublé)です。

アニエス・ベーの”b”は、アニエスの一番最初の夫のイニシャルから拝借したという、エピソードは、アニエス・ベーファンにとってはあまりにも有名です。

トレンドに左右されない、ベーシックでミニマムなスタイルを根幹に持つ、フランスブランドで、モノトーンのカジュアルなワードローブや、ボーダーカットソーがブランドのアイコニックです。

ユーモアを感じるトカゲアイコン

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アニエス・ベーは、トカゲモチーフをブランドアイコンとしています。トカゲをアイコンにしている理由は、アニエスがトカゲに強い関心を抱いているからだそうです。

トカゲのフォルムや、”静と動を感じる動き”が、トカゲに惹かれる理由だといわれています。ワンポイントで入るトカゲのモチーフはアニエスの遊び心を表しているようにも感じます。

シンプルで、ノーブルなワードローブが中心のアニエス・ベーは、幅広い年代のファッショニスタを顧客に持つブランドとしても知られており、ファッション関係者にも多くのファンを持つブランドです。

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フレンチカジュアルを世界的に浸透させたブランドで、モノトーンでミニマムな、リアルクローズに、ボーダーカットソーをプラスする、スタイルを、フレンチカジュアルと定義付けたブランドであると考えられています。

アニエス・ベーのボーダーカットソーは、1980年代後半から1990年代に、日本でも、爆発的なムーブメントを起こし、ファッション関係者や、ファッショニスタが必ず1枚は所有しているアイテムと称されました。

ボーダーカットソー同様に、カーディガンの人気も高く、カーディガンにボーダーカットソーを合わせる、スタイルも、アニエス・ベーが火付け役と言われています。

玄人から評価が高いレザープロダクト

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メンズラインである、アニエス・ベーオム(agnès b.HOMME)ではレザープロダクトの人気が高く、1990年代には、アニエス・ベーオムのレザーパンツが、スタイリストや、ファッションエディターの間で一大ムーブメントを巻き起こしました。

当時、バイカーズブランド以外で、レザーパンツをリリースしているブランドも少なく、レザーパンツをファッショニスタへ定着させたブランドもアニエス・ベーオムだと言われています。

少なくとも、ドメスティックブランドが、レザーパンツを頻繁にリリースするようになった背景には、アニエス・ベーオムのレザーパンツの爆発的ヒットが関係している事は明らかです。

フランスメイドへのこだわり

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現在もアニエス・ベーオムのレザープロダクトは、世界中のファッションフリークから、高い評価を得ています。アニエス・ベーは、出来る限り、フランスメイドにこだわるブランドとしても、知られています。フランスメイドにしては、手の届きやすい価格帯も、アニエス・ベーの人気を支えている大きな要因です。

日本には、1984年に初上陸して以来、多くのファッショニスタに愛され続けています。アニエス・ベーは、メンズ、レディース以外にも、キッズラインや、バッグラインと数多くのラインをラインナップしています。

日本ではウエアと並び、バッグや腕時計等のアクセサリーがヤングファッショニスタから支持されています。アニエス・ベーは、全てのラインを含め、世界に250店舗以上のブティックを展開しています。

アニエス・ベー(agnès b.)の2018‐19年の秋冬コレクションは?

反骨精神を感じるフレッシュなラグジュアリーストリート

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上品でミニマムなデイリーウエアがいつでも揃うアニエス・ベーですが、定番プロダクトだけを扱う、フランスブランドではありません。

アニエス・ベーは毎シーズンテーマを掲げ、コレクションを行うプレタポルテブランドでもあります。

2018年1月にパリで行われた、アニエス・ベーのメンズコレクションは、アニエス・ベーらしい、シックでクラシカルなスタイルをベースとしながらも、反骨精神が漂う、フレッシュなアイテムやルックが、数多くランウェイに登場しました。

アニエス・ベーが表現するユースカルチャースタイル

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アニエス・ベーの十八番とも言うべき、ベーシックな、モノトーンやダークトーンのデイリーウエアや、セットアップは、健在で、フレンチカジュアルのパイオニアとしての安心感を与えてくれていました。

シックなプロダクトやルックが目立つコレクションでしたが、ファッションショーに漂う空気は、かなりフレッシュです。

アニエス・ベーのフィルターを通した、フレンチストリートスタイルあり、アニエス・ベーが手掛けるユースカルチャースタイルといった雰囲気の今回のコレクションは、オーバーサイズのフーディーや、トラックスーツ、ダウンジャケットといった、90年代を髣髴とさせる、ストリートなエッセンスを感じる、プロダクトも登場しました。

スポーティーでストリートな雰囲気が漂う、ワードローブも、アニエスベーが手掛けると、かなりシックです。

ストリートを感じさせるアイテムを、シックでクラシカルなワードローブにミックスさせる事で、アニエス・ベー独自の、ノーブルさと、ノスタルジーを作り出し、同時に、反骨精神に近いフレッシュさを表現していました。

基本的に、リアルクローズに最適なワードローブで構成されているコレクションは、着る事をためらうルックや、ワードローブは皆無。

べシックなワードローブの魅力を伝える事も、アニエス・ベーのファッションショーの役目であり醍醐味のように感じます。

60年代、70年代カルチャーを落とし込んだクラシカルモダンなルック

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ストリートテイストの強いルックから、シックなスーツスタイルまで、ふり幅の大きかった、今回のアニエス・ベーのコレクション。

特にスーツスタイルは、アニエス・ベーが今季かなり力を入れた、ルックのようにも感じます。コンパクトで細身の、60年代のロンドンを髣髴とさせる、所謂”モッズルック”を連想させるスーツは、クラシカルですが、かなりモダンです。

グレーや、オリーブのツイードや、フラノ素材のスーツは、60年代のアーティストや、シネマスターが好んで着用していたようなノスタルジーと、色気が漂います。

コンパクトな三つボタンのテーラードジャケットは、今季のアニエスベーのアイコニックアイテムでもあり、ツーピース以外にも、スリーピースや、テーラードジャケット単品でも、様々なルックに合わせて、登場していました。

チェックやブラックウォッチに、ストライプといった、クラシカルな柄以外にも、ドットや、ペイズリーに、幾何学模様といった、様々なパターンが、登場した、今回の、アニエスベーのコレクション。

細かなドット柄に、ペイズリーのストールを合わせるルックや、チェックのジャケットに、ドット柄のシャツを合わせる、70年代にカルチャーを落とし込んだルックも、新鮮でした。

アニエス・ベー独自の、安全ピンのモチーフをあしたっらアイテムや、風景画のグラフィックをあしらったヘビーアウターなど、実験的なアイテムも登場しましたが、アニエス・ベーのセンスにより、シックに纏められています。

年代ごとのユースカルチャースタイルを提案

フレア気味のタイトなパンツや、スリーピースのモッズスーツが登場したり、ストリートな空気を纏った、ダウンジャケットやロゴキャップが登場したりと、幅広年代のユースカルチャーを表現した、今回のアニエス・ベーのコレクション。

玄人から人気の高い、レザーアイテムも様々なルックで登場しました。幅広い世代から支持されているアニエスベーですが、今回はより、広い範囲の世代のファッションフリークが、楽しむ事の出来るコレクションだったように感じます。

アニエス・ベー(agnès b.)のデザイナー、アニエス・トゥルブレ (Agnès Troublé)とは?

1941年生まれのフランス人デザイナー

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アニエス・ベー(agnès b.)の創立者でありデザイナーである、アニエス・トゥルブレ (Agnès Troublé)は1941年にフランスのヴェルサイユで生まれます。

父親は弁護士でしたが、アートや音楽に造詣の深い人物だったようです。その影響もあり、アニエスは、幼年期から、アートに深い関心を持っていたそうです。

アニエスが最初に志した職業は、美術館の学芸員で、そのために、彼女は、ヴェルサイユ美術学校へ入学します。

17歳で卒業したアニエスは、ファッション誌”ELLE”のジュニアエディターとしての職を得ます。この時、編集者だった、クリスチャン・ブルゴワと結婚します。

アニエス・ベーの”b”は、ブルゴワに由来します。アニエスは長男を授かりますが、結婚生活は直ぐに破綻します。アニエスは、現在までに、2度の離婚を経験しています。

ELLEへ入社した事でファッションへの関心が高まる

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ELLEへ入社したことでファッションへの関心が高まった、アニエスは、雑誌を中心にスタイリストとしてキャリアをスタートさせます。

ELLEを退社後”ドロテビス”で本格的に、スタイリストとして活動を始めた、アニエスは、デザイナーとして服作りに、関わりたいという、欲求が強まります。

ドロテビスで約2年間スタイリストの経験を積んだアニエスは、スリーランスのデザイナーとして、”ピエール・ダルビー”のデザイナーとして、活躍します。

1975年、スタイリスト、フリーデザイナーを経て自身のブランド、アニエス・ベーをローンチ

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ピエール・ダルビーでデザイナーとしての基礎を学んだアニエスは、1975年に自身のブランドであるアニエス・ベーを、ローンチ、パリのレ・アール地区にブティックをオープンさせます。

アートや音楽に造詣の深いデザイナーとしても知られている、アニエスは、様々なカルチャーや、アートから、インスピレーションを受ける事が多いと、インタビューで答えていました。

シンプルでありながら、エスプリの効いたセンスのいいワードローブは、映画の衣装としても使用されることも多く、その影響もあり、アニエス・ベーは、ヨーロッパを中心に、急速に知名度を浸透させます。

1980年、ニューヨークへ進出を皮切りに世界展開

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1980年にニューヨークへ出店したことを皮切りに、世界中に進出し、1990年代には急速にブランドを飛躍させます。

1981年に正式に、メンズラインをスタートさせた事も、アニエス・ベーが世界進出するきっかけを作ったようです。

チャリティー活動にも熱心なデザイナーとして知られており、日本赤十字社や、エイズ撲滅活動、サラエヴォやコソボに対して支援を行っています。

チャリティー活動にも積極的なデザイナーとしても有名

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若者のエイズ感染が深刻化する中、ヨーロッパのアニエス・ベーのショップで、コンドームを無料配布した事が、メディアで取り上げられました。

親日家としても知られるアニエスは、阪神・淡路大震災の際には、チャリティTシャツを販売し、世界中で大きな話題となりました。現在アニエス・ベーは長男がブランドを運営しています。

アニエス・ベー(agnès b.)トレンドに流される事のない普遍的なワードローブ

無難と普遍的の違いを教えてくれたブランド

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シンプルで普遍的なワードローブを、40年以上リリースし続けるアニエス・ベー。アニエス・ベーはシンプルであり普遍的なワードローブを作り続けるには、確固たる、信念が必要だという事を、教えてくれているように感じます。

アニエス・ベーのガーメントは、リアルクローズに映えるノーブルなワードローブは、デイリーユースに最適な、カジュアルなモノが中心です。

アニエス・ベーは、ブラッシュアップしながらも、定番のアイテムをリリースすることで、グッドカスタマーに安心感を提供し続けてきました。

シンプルというデザインを纏ったワードローブ

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しかし、アニエス・ベーのワードローブは、普遍的ではありながら、無難なプロダクトは一つも存在しません。

普遍的なアイテムを扱うブランドは、単純にシンプルなアイテムを作り続けているだけの、ブランドと誤解される事も少なくありません。

アニエス・ベーが作り続けているアイテムは、”シンプル”というデザインを纏ったワードローブなのです。つまり引き算をする事で完成された、ストイックなワードローブこそが、アニエス・ベーの最大の特徴ともいえます。

毎シーズンテーマを掲げコレクションを行う理由も、シンプルなワードローブの枠の中で、可能性をどれだけ、見出す事ができるか、アニエス自身が、挑戦しているようにも伺えます。

変わらないスタンスを貫く信念と勇気

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変わらないスタイルを貫く勇気と、信念によって生まれた、普遍的なアニエス・ベーのワードローブ。アニエス・ベーを嫌いなファッション関係者は皆無だと昔から言われています。

その理由は、シンプルで合わせやすいワードローブであることよりも、アニエスの信念が伝わってくる、強さを持ったワードローブである事が答えのように感じます。

フレンチカジュアルというジャンルを確立した、フランスを代表する老舗ブランドのアニエス・ベー。出来る限り、フランスメイドこだわる生粋のフランスブランドは、これかも、揺らぐ事ないスタンスの元、マイペースに、ワードローブを発表していく事は、間違いありません。

INTRODUCTION of THE WRITER

hansu719
name. hansu719
ショップバイヤー、スタイリストを経てフリーライター兼シンガーソングライターが生業です。ハイブランドからストリートstyleまでラグジュアリーな香りのするstyleが好みです。

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シンプルでベーシックなスタイルであるフレンチカジュアル。モノトーンのデイリーウエアの着こなしや、ボーダーカットソーはフレンチカジュアルを代表するスタイルであり、ワードローブです。このスタイルを定着させ、フレンチカジュアルを世界中に浸透させたパイオニアブランドが、アニエス・ベー(agnès b.)です。フランスブランドといえば、オートクチュールハウス出身の、ラグジュアリーブランドや、アヴァンギャルドな、モードブランドの二極化だった、1970年代後半に、リアルクローズに映える美しく、ミニマムなワードローブを打ち出し一躍注目を集めた、アニエス・ベー。モノトーンにマリンボーダーを合わせる、定番のフレンチカジュアルは、アニエス・ベーがトレンドスタイルとして打ち出し、定着させたスタイルと言っても過言ではありません。アニエス・ベーは、普遍的なフレンチスタイルを提案しながら、毎シーズンコレクションを行う、プレタポルテブランドでもあります。フレンチカジュアルのパイオニアであるアニエス・ベーの揺ぎ無いスタンスとブレないアティチュードに迫ります。