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もはやアートの領域!想像のななめ上を行く世界の"SUSHI"

日本食が今や世界中で人気があることはよく知られています。中でもお寿司は断トツの人気を誇る、定番中の定番料理。日本食=スシというイメージを持っている外国人も多いです。海外で見かけるスシは日本人には考えもつかないような個性的なネタも多く、伝統的な江戸前寿司を好む人からすると違和感を感じるかもしれません。しかし逆に言えば本来のシンプルな寿司に想像力&創造力をプラスしたからこそ、SUSHIという世界中で受け入れられる料理になったとも言えます。

当初は「気味の悪い食べ物」と受け入れられなかった寿司

現代では世界的な健康志向、さらに見た目の美しさも重なり、寿司が人気になるのは必然とも言える状況に思えます。しかし寿司が初めて海を渡った1世紀ほど前は、まるで事情が異なりました。
鎖国時代が終わると共に20世紀初め前後には、アメリカやブラジルなどに多くの日本人が移り住み各地で日本人コミュニティも拡がりました。しかし、生の魚や海藻を食べる習慣がない現地人にとって寿司の印象は、『気味の悪い物』。
日本と違い新鮮な魚介類が手に入りにくい地域も多く、寿司を提供する日本食レストランはできてもあくまでも現地の日本人用というのが実情でした。

”進化系SUSHI”でブーム到来!

そんな状況が変わり始めたのは1960~70年代頃。欧米人に好まれづらい海苔で米を巻くスタイルにこだわるのをやめ、米でネタを巻く「裏巻き」を用いるなど新しい発想を取り入れることで、着実に寿司がSUSHIとして現地人にも認知されてきたのです。
各日本食レストランでは創造性や工夫を凝らした独自のスシを生み出し、70年代後半にはロサンゼルスを中心に寿司ブームと言えるほどの人気を博すことに。

世界中で珍妙なスシが生み出される事態に…

その後も一時的なブームにとどまらず、アメリカ、ヨーロッパ、アジアと各地で現地の人々に好まれるように形を変えながらスシは発展していきました。
その結果中国人や韓国人、現地人の経営者・シェフによる、本来の寿司とは似ても似つかないスシが世界中で誕生する事態に。日本食の国際的普及を目指すNPO団体「日本食レストラン海外普及推進機構」が発足するなど、想像を超える規模でスシは普及していったのです。

『伝統』と『進化』、あなたはどっち派?

現在では海外でも日本食レストランのみならず、普通のスーパーやデリカテッセンのお店でも売られる程スシの人気は定着しています。
カリフォルニアロールなど、海外で生まれたスシが日本に逆輸入するケースもあり、今後もスシは国内外で進化していくでしょう。
伝統的なスタイルにこだわるも大事ですが、自由な発想で大胆にアレンジされた世界各地のSUSHIも意外性があって魅力的ではないでしょうか。

INTRODUCTION of THE WRITER

Cacao10000%
name. Cacao10000%
オランダ在住のフリーランサー。自由な国で、自由に生きてます。

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