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まるで工芸品!木製スーパーカーの世界

自動車の技術は、電気自動車やハイブリッドカー、水素自動車などエネルギー効率のよさを求めて進歩していき、ボディデザインもスマートで無駄のないものが求められています。それに対して、全く違う視点から自動車のデザインを考えたのが「木製スーパーカー」、ボディやシャーシを木で造った自動車です。その美しさはまるで工芸品のようで、コレクションアイテムとして最高の製品です。そんな自動車の芸術品、木製スーパーカーをご紹介します。

木の風合いを生かす。美しい木製スーパーカー

木製スーパーカーは実用向きではありません。雨が降れば水が染み混みますし、ぶつかったら大破は免れません。それでも木製スーパーカーを造るのは、工芸品のような美しさに惹かれるから、そこで、海外・国内から美しさ、楽しさにこだわった木製スーパーカー3車種をご紹介します。

木の質感が美しい木製スーパーカー「Splinter」

Splinterは2015年11月、ドイツのエッセン・モーターショー2015で発表されたコンセプトモデルです。造ったのはデザイナーの「 Joe Harmon(ジョー・ハーモン)」、まるでランボルギーニ・カウンタックのようなデザインで、ボディやシャーシ・タイヤホイールまでもが木製です。車内インテリアも全てが木製で芸術作品のようです。

外観の美しさが際立ちますが、スーパーカーとしての機能も持ち合わせています。エンジンはミッドシップ型で車体の中心付近に配置、エンジン出力は600馬力で「7.0リッターV8アルミニウムエンジン」と、スーパーカーとしてふさわしい出力性能を持っています。

Splinterは、ドアもカウンタックのようにガルウイング、上方向に跳ね上げた木製ドアは非常にクールでスーパーカーらしさを演出しています。このSplinterは市販される予定はありませんが、販売されていいたら、すぐにでもコレクションしたいクオリティの高い木製スーパーカーです。

Joe Harmonウェブサイト
http://www.joeharmondesign.com/

刹那さがコンセプト!トヨタ「SETSUNA」

AutoSpinn.fansさん(@autospinn_ig)がシェアした投稿 -

2016年4月にイタリア・ミラノで開催されたミラノデザインウィーク2016で発表されたのが「刹那(せつな)」をテーマにしたコンセプトカー、トヨタ「SETSUNA」です。「せつない」と表現した場合、「心を痛める感情」とか「寂しく思う感情」と思われがちですが、刹那の本来の意味は「極めて短い時間」のことで、仏教の概念のひとつです。刹那は指をひとはじきする間に65あり、仏教ではその一瞬一瞬に人間の意識は「生まれては滅して、滅しては生まれて」を繰り返して命が続いていくと言われています。

刹那を目に見えるデザインとして表現したのが、コンセプトカーSETSUNAです。ボディは86枚の杉板を使って表現、使い込むほどに刹那というくりかえしの時間のなかで、家族にとってかけがえのない存在に変化していく自動車のイメージを、木の時間による色や風化などの変化によって表現するコンセプトです。また、木の接合には釘やネジなどを使用せず、日本独自の伝統技法の「送り蟻」や「くさび」などを採用して、壊れたらまた再生できる構造にし、刹那の続いていく生命のイメージを表現しています。

SETSUNAはインテリアも木にこだわっています。ハンドル、シート、床などに木を採用し、アクセルペダルなどの強度が必要な部分には、金属を採用しています。木と金属のバランス感がデザインに洗練を感じさせる要素になっています。

トヨタ ウェブサイト
http://www.toyota.co.jp/

トヨタ「SETSUNA」紹介ページ
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/11538726

公道走行が可能!木製スーパーカー「真庭MANIWA」

王条 恋太さん(@ohjou_koita)がシェアした投稿 -

2006年に岡山県真庭市の家具メーカー株式会社 佐田建美が造った木製スーパーカーが「真庭MANIWA」です。この木製スーパーカーの特徴は公道が走れること、3人乗りで高速道路も走行可能、エンジンは175ccの水冷4サイクルで最高時速は90キロと意外と速いスピードが出せます。コンセプトのみのモデルではなく、実用向きに作られた真庭MANIWAの気になる価格は350万円と意外とお手頃価格です。

この真庭MANIWAは各種メディアでも取り上げられ、イベントなどに登場して人気を集めています。イベントでは、実際に乗らしてもらうこともできる場合もあり、木製のオープンカーで風邪を切って走る感覚はジェットコースターのようでドキドキさせられます。エンジン音も175ccにしては迫力と音量があるので、さらにスピード感を感じられます。イベントなどで見かけたときには、ぜひ乗って体感することをおすすめします。

Nobuhide Yamadaさん(@neko_oyabin)がシェアした投稿 -

真庭MANIWAは、スーパーカーのドアの定番「ガルウイング」を採用しています。木製の重厚感あるガルウイングを跳ね上げた姿は、まさにカウンタックのイメージでかっこいい木製スーパーカーです。この真庭MANIWAは株式会社 佐田建美のウェブサイトでは「佐田建美 唯一無二の製品シリーズ」として紹介されています。他の唯一無二の製品シリーズと比べても一番のオリジナル性を見せていて、唯一無二の製品シリーズの傑作といえます。

株式会社 佐田建美ウェブサイト
http://sadakenbi.com/

意外性が楽しい「木製スーパーカー」

@emdecollectionがシェアした投稿 -

木製スーパーカーは、通常金属であるべき自動車のボディを木製にする大胆な発想が面白く、意外性があります。機能性のみを追い求めるのではなく、ちょっとした遊びゴコロで自動車を表現しているのが楽しい木製スーパーカーをきっかけにして、生き方にちょっとだけゆとりを持てるようになれてもらったら嬉しく思います。

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